サッカー

2007年7月18日 (水)

オシム監督のメメント・モリ

Oshimu

アジアカップ カタール戦、怒ったねえ、オシムじいさん。これだけ怒ると、マスコミも叩くことすらはばかられるのが計算か。民族多様の旧ユーゴのマスコミを相手にしてきたボスニア人にとっては、日本のマスコミなんてアマチュアに見えるのかもしれない。

●カタール戦後の発言
「6—1で勝てた試合だ。ボクシングなら3階級の違いがある。お前らアマチュアか。おれはプロだ。おれは死ぬ気でこの試合に臨んだ。お前たちにその気持ちはあったか?」

66歳のおじいさんの「死ぬ気」という言葉は怖い。オシムの年なら戦死もある。そう考えると、オシムの言う「死ぬ気」に到達している選手などいないだろう。オシム発言を告げ口した中村シュンスケには丸っきり伝わっていないはずだ。「かなり怒ってた」って、職員室から出てきた学生みたいに冷めてたし。

●7/13の発言
「ロマンチシズム。『美のために死を選ぶ』というのは過去の話になってしまった。カタール戦で日本ははるかに美しいサッカーをした。しかし1−1という結果だけが残り、あとは忘れられる」と勝利のみが評価される風潮を嘆いた。

昔「人間は走りすぎて死ぬことはない」とか言ってたことからも伺えるが、発言の共通項は「メメント・モリ(死を想え)」なんである。発言の奥に死生観が漂う。怒るときに死臭がする。O・ヘンリの「最後の一葉」のような心境で、人生最後のサッカーと向き合っているのかも知れん。「急にボールが来たから」と決定機を外したりしたら‥‥想像もできないキレ方をするんだろう。たぶん試合後、通訳は小便をまき散らして泣くぐらいの怖さだろう。

でも「死ぬ気」がないのは、オシムのまいた種だと思う。新メンバーを呼びすぎて「国を背負う」という代表の重みが消えた。入試倍率の低くなった学校みたいで、ありがたみ暴落の感。まるでモ−娘。感情移入する間もなく脱退・加入がくりかえされる。

「代表に選ばれる」ってもっと重みあったのになぁ。

この「お前らアマか?」発言が載った新聞をみて、中田は「俺が抜けたからな」という顔で勝ち誇り、カズは「いまの代表、甘いよな」と北澤とうなずきあい、ゴンは「だよな」とカラカラと笑い、ラモスは「ソノトーリナンダヨ!」と憤慨して手に負えない状態で数時間周囲に迷惑をかけつづけ、釜本は新聞を握りしめたまま目をつぶり深くうなずくだろう。アジア最終予選が泥沼だった時代、あなたたちは確かに怖いくらい「死ぬ気」だった。釜本の時代知らないけど。

さて、オースラトリア戦。
アジアの湿気でキューウェルが錆びてなければ、加地の右サイドがズタズタにされる予感。いつまでも元気なエマートンとか、終盤のビドゥカに合わせる「放り込んじまえタイム」とかに苦戦しそうだ。スタミナ勝負と汚いほどのパワープレイに弱いからな。豪に負けたらいよいよくるかも、北海道のルシオ 曽田待望論!!!

Soda

個人的には決定力不足より「ケンカが弱そう」ってことが大問題だと思う。ラモスとか中田とか、ケンカするときいてほしいような危ない奴がいない。播戸と闘莉王抜けると、とたんに貧弱なチームに見える。カタール戦には殺気がなかった。マリノスの坂田とか入れたらどうか。ガラの悪さはワールドクラスだ。

text by 副編

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年3月22日 (木)

「なでしこジャパン」は男前

外見のことをとやかく言う人間は最低だ、と言われるが、最低を承知であえて言わせてもらう。彼女たちは、男だ。

とくにボンバー荒川は男前。
Ara
--------------------------------------------------
★荒川ニュース

01年12月、脱臼から復帰した1カ月後の全日本女子選手権の伊賀戦で、現在の日本の守護神・山郷と接触、右スネを開放骨折し、切断の可能性を宣告された。山郷が号泣して見舞った際も「人生、これもあり」と笑って受け止めた。右足のかかとにあけた穴にワイヤをぶっ通され、右足をつるし、手術を待った。入院中は「心肺機能を落とさないため、ベッドで息を止める練習をしていました」と発言した。
--------------------------------------------------

右足切断を宣告されて、

「人生、これもあり」

なんたる至言。お前はゲーテか。

だが、悲しいことに「なでしこ」は誤解されている。
近所の男子小学生が、前を歩く女子グループを指差してしゃべっていた。

少年A  「あ、なでしこジャパンだ」
少年B  「あいつらマジきもい」
みんなで「なでしこー!なでしこー!」
少年C  「あ、こっち見た」

「なでしこ」が不細工の代名詞になっている。会社や学校、合コン等で「なでしこジャパン」は隠語になっていくのか。

なでしこジャパン最大の強敵は、自らの愛称である。「なでしこ」というネーミングは、誰をターゲットとしているか知らないが邪魔だ。バレーみたいなジャニーズまみれのアイドル化ねらいを避けて、ストイックに行ってほしい。

わからないのが、ターゲットだ。一体、誰が熱心に女子サッカーを観に行くんだろうか。おっさん?マニア?サッカーファン?それとも女の子?そこらへんが混濁してるから、テレビも売りようがない気がする。世界バレーみたいにしちまうのが分かりやすいんだろうけど。無理があるよなあ。試合前にスタジアムでジャニーズが歌ったらと思うとゾッとする。敵国に訴えられて、FIFAから賠償金とか取られそうだ。

女子サッカーは観ていて面白いんだけどなぁ。コンタクトが少ないぶん、見ていてファンタジーを感じる。ラリーが続かない男子テニスより女子テニスが面白いように、女子ならではの軽やかなスペクタクルがある。下手すりゃ男子代表より楽しめる。だから、既存のサッカーファン狙いでいいんじゃないかな。もう、顔はあきらめようよ。

でも、ハーフの選手とか出てきたら、シャラポアクラスが登場して、たった美人ひとりで「なでしこ」を取り巻く世界が変わるかも。全国の女子サッカー部から美人度が底上げされたりしそうだ。やっぱりプレーの華と見た目の華がいないと駄目なんだろうな。サッカーはメジャーでも、女子サッカーはマイナースポーツだから。

「なでしこ」には、美しさとスペクタクルを兼ね備えて欲しい。理想は、リア・ディゾンと神取忍のツートップ。

text by 副編

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年2月16日 (金)

いつもたのしいベッカムニュース

3

アメリカにサッカーを普及させるために移籍を決意したベッカムだが、なんだかおかしなことになってきているので、ニュースを時系列に並べてみた。まぬけ全開記事満載である。毎回楽しみにしている。「キックオフ!」というよりは「ショータイム!」 って感じだ。 サッカー普及という意味合いのSHINJOみたい。基本的にこの人はアメリカ人なんだろうと思う。

1 ベッカム王子ハリウッドデビュー!

米ディズニーの広告で白馬に乗ったベッカムが王子に扮(ふん)し、ポスター撮影。もう中年にさしかかってるとは思えんな。アメリカ版バカ殿状態。アメリカに何しに行ったのか。

2 ベッカムがアメリカにやって来る!

スペインの銀河系の次は、アメリカの銀河系。ギャラクシーに入団決定。NYでは早くも蝋人形展示。ある記事は「“見せ物”気分が高まっている」と文をシメている。見せ物っちゃあ、見せ物だ。

3 俳優ベッカムに「ダメ出し」

俳優デビューの声が高まる中、ベネチア国際映画祭女優賞ヘレン・ミレンはベッカムの声が甲高すぎて演技に向かないと酷評。「セリフのない役ならいいでしょう」一刀両断。じゃあ、哀川翔の立場は‥

4 ベッカムのボディーガード、米ビザ審査に落ちた

記事内の「ベッカムのショックは計り知れない。」がバカっぽい。1人日給約16万円で雇っている英陸軍特殊空挺部隊「SAS」のボディーガードも、ベッカム家では家族なのだ。

5 GyaO、映画「ベッカムに恋して」本編を無料配信

イギリス在中のインド人少女が、ベッカムに憧れて街の青年たちとサッカー遊びをしていると金持ちの美少女が現れていいました。「あんたスジいいわね。女性チームに入って一緒にアメリカ留学目指さない?」。で、目指すから面白い。

5 マイケル・ジャクソンが「ネバーランド買わない?」

新居を探しているビクトリア夫人に、マイケル・ジャクソンから自宅の「ネバーランド」売却の打診。約24億円だそうで。このエピソードでマイケルのベッカム観がわかる。 ちなみに通勤に車で3時間。

6 ベッカム復帰弾!レアル救ったFK弾

もはや、遅すぎ。復帰弾って、移籍すんだろ。カペッロが「やる気がないと思ってた」とか言ってたが、じゃあ使うなよ。持論だが、会社員でももうすぐやめそうな人はいい仕事をする。

7 サッカー=LAギャラクシー入団テスト、ベッカム効果で注目

移籍先のトライアウトに800人。アメリカ人の単純さを疑う余地はもうない。アイドルオーディション気分でサッカーやられちゃたまらんな。憧れるところを間違っている。正す気もないだろう。

8 ジェニファー・ロペス、ベッカム夫妻と仲良しに

ゴールデングローブ賞でジェニファーが着たドレスは、ヴィクトリア夫人の意見を聞きながら二人で決めたそうで、それはよかったね。他愛のない話がニュースになることが、セレブの証。

2_1

アメリカのベッカムはたのしい。

text by 副編


| | コメント (2) | トラックバック (2)

2006年7月11日 (火)

グロッソ!グロッソ!グロッソ!

Photo

すばらしい試合をありがとう!ありがとうフランス!ありがとうイタリア!そして、ありがとうグロッソ!今大会で最も輝いた選手は、ジダンでも、ロナウドでも、ベッカムでも、リケルメでも、バラックでも、トッティでもない。ファビオ・グロッソ、お前ではなかったか。

スピードはないが割と技があり、スケールはないが根性があり、スターではないがヒーローになった。予選の時は「イタリアで一番地味なやつ」とか思っていたが、でかいクセにドリブルをしかけ、何度となく最前線に顔を出し、意外にチャンスを生むお前の姿は、私のなかにグロッソ・ブームを巻き起こした。

グロッソがMVPだ!と冗談まじりにネタにしていただけに、大会を通じての活躍ぶりには心底嬉しい。準決勝ドイツ戦、延長戦でゴールを決めて、泣きじゃくりながら「信じられない」と首をふりふり走り出す姿をみて、実はすこし泣きました。

98年フランスW杯では、フランスリーグ得点王でシュートミスの天才ギバルシュを応援。02日韓W杯では、ヒジ鉄少年イブラヒモビッチに期待。06ドイツW杯のグロッソに思い入れ、ついに当たりを引いた。

そんな個人的思い入れが強いからだろうか。 「イタリア VS フランス」は、今大会のベストゲームだったように思う。

仏が序盤のPKを決めて一気にゲームに点火、伊が猛追してゴール。仏のマケレレ・ビエラが番犬のごとく襲いかかり、伊のサイドバックは全身に火がついたように走り回った。リベリが、カモラネーシが、とにかく突っかける。しかし、テュラムに競り勝つ者や、カンナバーロを出し抜く者は皆無。ガットゥーゾは山賊のように、略奪こそ生きる道だと信じている。アンリは宇宙人だ。ピルロとジダンだけは別の競技選手のように華麗に舞う。1対1のまま、延長突入。マテラッツィの悪魔のささやき。神様ジダンが真っ赤に染まった……


そして、PK戦。
しびれた。
だって、イタリアの5人目……

「うそだろリッピ!」

グロッソ!!キャプテンのカンナバロじゃない、よほど信頼してないと…うわあ!決めたグロッソで優勝!という具合で、もう理解する時間が足りなかった。バルテズも虚をつかれたに違いない。リッピがチームで最も一番信頼していた選手が、彼だったのだ。


2


そこではじめて、イタリアは他の強豪とは明らかに違うチームだと思った。リケルメのアルゼンチンより、バラックのドイツより、ロナウドのブラジルより、ジダンのフランスより、個をもちながら個を消したイタリアが、チームとして輝いていた、と終わってみて勝手に想像している。


5人目にグロッソが出てきたこと。それが、優勝した秘訣とまでは言わないけれど、2006年のイタリアが本当にいいチームだったという理由になるような気がしている。


2006年ドイツワールドカップ
決勝『イタリア VS フランス』
1-1(PK 5-3)

ピルロ    ○ − ○ ビルトルド
マテラッツィ ○ − × トレゼゲ
デロッシ   ○ − ○ アビダル
デルピエロ  ○ − ○ サニョル
グロッソ   ○ −  


Photo_1

text by 副編

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 8日 (水)

ロベカルは悪魔

NAGASE

スペインの白い巨人軍 レアル・マドリーのペレス会長が引退した。世界一のFW「ロナウド」世界一巧い「ジダン」世界一のホスト「ベッカム」世界一の悪童「カサ坊」などなど世界のブランド者を買い漁った銀河系軍団の立て役者だ。さすがに辞めたとき、チームは悲しみに暮れた。ただ一人を除いて。


ベッカム
「フロレンティーノ・ペレスの功績は決して忘れない」

ジダン
「もし彼がいなかったら、R・マドリーとは契約しなかっただろう」

ロナウド
「ペレス会長の辞任は、驚いたし、悲しい」

カシージャス
「辞任はいやなことだし、クラブ全体が傷ついた。」

ロベルト・カルロス
「ペレス会長の辞任は僕にとってどうでもいいこと」

サイドから切れ込んできたロベカルの強烈なコメント!「レアル愛」の元SDアリゴ・サッキがだまっているわけがない!

「ロベルト・カルロスはもうR・マドリーに残ることはできない。サッカー界にあれだけ長くいれば、人に対して敬意を失ってはいけないことぐらいわかっていただろうに。彼はもう少し頭のいい人間だと思っていた。しかも彼が敬意を欠いた相手は、彼に莫大なるお金と名声を得るチャンスを与えてくれていた会長だ。あのような発言をした彼には来季レアルの白いユニフォームを着る資格はない」

ロベカルの発言はたしかにいきすぎだが、
元SDサッキにも、そんなこと言う資格はない。
ロベカルもだいたひかる調にボヤいていれば、
こんな事態にならなかったのにね。

「ペレス会長の辞任、どうでもいいですよ…」

くだらない余談

WBC(ワールドベースボールクラシック)に元広島カープのペレスが出てる。強いぞドミニカ。


TEXT BY 副編


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年10月23日 (日)

最近思うんだが

日本サッカー協会の田嶋技術委員長ってホントにシブいよな。


tajima01
田嶋技術委員長(右)の制止も聞かず審判
に抗議を行ったジーコ監督

ウクライナ戦後の写真らしいんだが、この様子から察するに

ジーコ 「今からアイツを殺しにいくから」
田嶋 「監督、それだけは勘弁してやってください!」

ってな会話があったかのような迫力。
ホントにいい写真だ。良く撮ったと思う。普通怖くて近づけないもん。



しかしこの人...






どう考えても日本人にしちゃ


tajima02











濃すぎるだろ


tajima03


この人と川渕キャプテンが並んで歩いてだらマフィアだよ、きっと。
協会関係者の顔は間違いなくワールドクラスだね。

text by 編集長

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年6月27日 (月)

FIFAも結構アバウト

  コンフェデレーションズカップ
★もっと見たかった選手アンケート
     (FIFA公式HP)

順  名前      (所属)  位置  票数
1  中村俊輔   (日本)   MF  4067
2  アロイージ   (豪州)   FW  2381
3  大黒将志   (日本)   FW  1191
4  レーハーゲル (ギリシャ) 監督  1123
5  ニコポリディス (ギリシャ) GK  1066

4位に注目。監督だよ監督w

text by 編集長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月24日 (金)

選手分類

・勝ち組
 川口、加地、福西、中田ヒデ、俊輔、大黒
・負け組
 サントス、小笠原、玉田、中田コ
・アジアレベル
 宮本、田中、柳沢

text by 編集長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年6月22日 (水)

さすがに今日は寝れないでしょ

ヨーロッパチャンピオンに完勝して波に乗るジーコジャパンと世界最高のタレント集団ブラジル。
いよいよ注目の一戦が迫ってきました。
ジーコにとっては複雑な心境だろうが、見るほうとしてはこれほど面白いカードは他に無い。
何しろブラジルでは神のような存在のジーコが日本を指揮して母国と戦う。トルシエジャパンがフランスと戦ったのとは訳が違う。ちなみにその時は5-0と完膚なきまでに打ちのめされたが。
果たして今回はどうなることやら。

しかしギリシャ戦の日本はすばらしかった。
フランスに勝ち、チェコに勝ち、ポルトガルに2回も勝ったチーム相手にほぼワンサイドゲーム。
中盤での華麗なパス回し、フォワードの動き出しの速さ、両サイドの積極的な攻撃参加、体を張ったディフェンス、そして全く枠に行かないシュート。
おそらくジーコ就任以来最高のゲームだったであろう。

もしあれで負けていたら、アトランタオリンピックのマイアミの奇跡状態。”一方的に攻めまくるも一点が奪えず、アリエナイ失点でまさかの敗戦”
あの時はGK川口が神がかり的なスーパーセーブを連発したが、今回は日本のフォワード陣が神がかり的なシュートミスを連発。
しかしいくらなんでも1-0で勝つ内容ではない。普通のフォワードがいてあと3点、アンリがいたらあと5点は入ってたはず。
まあ、イタリアに2シーズンいて未だノーゴールの選手と、今期のJリーグで未だノーゴールの選手の2トップじゃ、誰も期待していないか。

得点は入らないが日本の調子は明らかに上向き。
ブラジルに勝つのは現実的には難しい=決勝トーナメント進出が難しい、わけだが、負けてもいいからギリシャ戦のような良いサッカーを見せて欲しい。間違ってもアトランタの時みたいな守備一辺倒のクソサッカーはしないでくれ。

それと、ささやかな希望だが、鈴木を使ってほしい。ネタじゃなくて。
ヘタクソなのは皆知っているが、彼は相手が強豪じゃないと活躍しない選手。
ブラジル相手に必殺の(審判には見抜けない)シュミレーションが炸裂することは間違いない。
しかし鈴木ってホントに色んなところでネタにされるよな。さすがだ。

text by 編集長

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年3月29日 (火)

セメント試合

さあいよいよジーコ監督の首と、日本サッカーの未来がかかった一戦といっても過言ではないバーレーン戦である。

バーレーン
ペルシャ湾に浮かぶ島国で、面積は694平方キロメートルと佐渡よりも小さい。人口は約70万人。サッカー協会の登録選手数も5000人に過ぎない。

なるほど。人口がたった70万人ということは日本の約150分の1である。よくこんな小国がワールドカップの最終予選まで進出できたものである。

サッカーの世界では最近、ある程度の高い育成システムが整っていれば、人口の多さと経済力の高さがその国の代表チームの強さに比例するといわれている。考えてみれば当然のことで、人が多い方が優秀な選手が出てくる確率は高くなるし、経済力が高ければ強化に莫大な金を使える。
ヨーロッパではフランス、ドイツ、イングランド、イタリア、スペイン。南米ではブラジル、アルゼンチン。アジアでは日本、韓国。
あ、アルゼンチンは破産国家か。
いずれ日本も中国に抜かれるといわれているのも当然である。なんせ世界の人口の5人に1人が中国人。強化に本腰を入れてきたら抜かれるのも時間の問題だろう。くやしいけど。
唯一の例外はオランダぐらいか。まあ小国ではないが。

ということで、明日は人口と経済力の違いを見せつけて日本の勝ち。

っていうか人口とか経済力なんてどうでもいいから勝ってくれ!

中田も『3バックか4バックかなんて別にどうだっていい。勝てればいい』って言ってたしさ。

text by 編集長

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年3月24日 (木)

イラン戦

凄い盛り上がりですな。さすがワールドカップ予選。

「男だらけの10万人!」

そりゃすごそうだ。
しかし考えてみれば、スタジアムが男だらけなのはイランに限ったことではない。ヨーロッパや南米なんてたいがいそうだ。なんか恐怖の煽り方間違っているような・・・・
なんて書くと別に大したことでもなさそうだが、世界的に見てもあそこは本当に凄いらしい。
爆竹鳴りまくって、発炎筒バンバン飛び込んでくるんだろう。私は結構楽しみだけど。テレビ観戦だし。
日本からも1000人ぐらいのサポーターが行くらしいが、その中には当然女性も含まれている。

「イラン人男10万人の中に日本人女100人位!」

Jリーグとは全然違うと思うが大丈夫なんだろうか?黒い服着てれば大丈夫?
もし自分が逆の立場だったらどうなんだろう?イラン人女性10万人に2時間缶詰状態で囲まれるのって・・・耐えられないと思われる。女性はそのへん気にしないのかな?
日本サポーターは当然隔離されるから大丈夫なのか?
いずれにしてもよく行く気になったと思う。凄い!

肝心の試合の方は・・・はっきり言って負けてもOKでしょ。そりゃ勝ったほうが良いけど。
アウェイ3試合は1分け2敗ぐらいで良いわけだから、むしろ肝心なのは30日のバーレーン@埼玉の方。
これさえ勝てれば予定通りだといえる。

ということで、明日は気軽にビールでも飲みながらアウェイの雰囲気を楽しむのがベスト!(←本当かよ)

ちなみに私はひそかに期待している。海外組&4バックに。
1―0で日本勝ちを予想。

text by 編集長

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年2月 9日 (水)

VS北朝鮮

いや~、勝った勝った。よかったよかった。
よくぞここまでドキドキさせてくれたもんだよ。
ある意味ナイスゲーム。

しかしこんなんでジーコジャパンは大丈夫なのだろうか?
今日の試合の一番の勝因は北朝鮮のゴールキーパーが絶望的に『ヘタクソ』だったこと。
長年サッカーを見てきた私ですら、ハイボールをまったくといってよいほどキャッチできないキーパーは初めて見た。決勝ゴールの場面もまさにそう。

確かに北朝鮮は戦前の予想以上に強かった。
ルーズボールへの寄せの速さや、玉際の強さは明らかに日本を上回っていたし、スタミナ配分を無視しているといってもよい運動量は驚異的ですらあった。
監督の采配も忘れてはいけない。
前半の段階で早くも二人の選手を交代。けが人が出たらどうするのだろうか?
まるで金正日が国際電話でダメ出しをしているかのようなむちゃくちゃな采配に見えたのだが、不思議と選手を交代させるたびにペースは北朝鮮の方へ。おそるべし。

しかし、である。
いくらなんでもこんなに苦戦する相手ではないでしょ。
考えてみれば北朝鮮の主力を張っていた在日の二人だって、もし日本国籍を要していたとしても日本代表に呼ばれるような選手ではないでしょ?
選手個々の能力は明らかに日本のほうが上なのである。
じゃ、なんでこんなに苦戦したの?
答えは簡単。海外組を最初から使わなかったから。

他の選手には無い『ため』と、必殺のラストパスとプレースキックで存在感を見せた俊輔。
決定機はおろか、シュートの一本すら打てなかった鈴木と違い、三本のシュートすべてを決定機に結びつけた高原。
二人が登場する以前と以後では、明らかに別のチームであった。

直前の二試合を国内組だけで大勝したがため、メディアはおろか、ジーコ監督までもが国内組だけで行けるのではないかと勘違いしてしまったのである。あの二試合は日本が良かったのではなくて、相手が弱かったというだけの話である。国際試合なんてそんなに甘いもんじゃない。ましてやワールドカップ予選である。

もし仮に、今日の試合に小野伸二がいれば、あんなに小笠原が孤立することも無かっただろうし、もっと楽に勝てたはずである。
相手を恐れて引きすぎてしまい、ろくなフィードすら出来なかった二人のボランチ、福西と遠藤とは違い、小野には展開力があるし、なにより決定的なパスが出せる。彼こそ、今の日本代表jにもっとも必要な選手なのである。

というわけで、小野伸二を中心に代表チームを構成すれば良いと思うのだが、残念ながらそうはいかない。
なぜなら彼はあまりにも怪我に弱いから。はっきり言って代表の戦力としては計算しづらい。
じゃ、どうすりゃいいの?
ハイ、いました。一押しの選手が。浦和レッズの長谷部。

hasebe
小野に劣らない才能をもった若手ファンタジスタ。福西か遠藤に変えて是非呼んでほしい選手。っていうか呼ばれるでしょ、近いうちに。
長谷部が入れば攻めのバリエーションが飛躍的に増えることは間違いない。今日の後半途中までのふがいない戦いぶりを見ていてそう思った。

さて、そろそろまとめに入りたいところではあるが、残念ながら勝利の美酒に本当に酔ってしまったので、このへんで無理やり終わらせたいと思う。

最後に今の気持でも。
「No Life Without Football」

なんちゃって。

text by 編集長


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年11月18日 (木)

喧嘩上等ローマ3。カサ坊、ホサれる。

ついに、カッサーノがホサれた。11月6日、トップチームから外れた。
cassano02.jpg
センシ会長の娘、ロゼッラ・センシの発表「カサ坊からは会長、監督、そしてチームメイトへの尊敬の念が感じられなかった。監督が作り、クラブが承認した規律にのっとり、メンバーから外すことに決めた」

その報を受け、レアルが動きはじめた。今回もスペインのナベツネことペレス会長主導の交渉。 オーエン獲得のときの反応「ペレスが勝手に買ってきた」がまた聞けそうな予感。モリエンテスかサムエルと交換するつもりらしい。流石、スペインの白い巨人軍。

偶然、カサ坊とドーピング検査でいっしょになったワールドクラスの人格者ジャンフランコ・ゾラも、当然のようにカサ坊問題へふれている。「グラウンド外での行動で彼を判断し続けるのは意味がないと思う。カサ坊はまだ若く、どういった振る舞いをするべきかこれから自分で理解しなければならないだろう」。さすがゾラ。いい人ぶり全開だ。

と、いう風に、ワールドクラスの悪童・カサ坊の問題はクライマックスにさしかかってきた。「カサ坊、ホサれる!」の発表から2週間くらい前、ローマの会長センシは暗示していた。「カサ坊をチームに残そうと思えなくなるような問題がいくつかある。金銭面ではなく、性格面の問題だ。」

そう、性格面。地元イタリアでは、この発言をかなり掘り下げてみている。カサ坊問題を語るとき、関係者は「彼の生い立ちに原因がある」と、口をそろえて言うらしい。カサ坊の育ちは確かに悪い。父はおらず、義父が虐待。やむなく施設暮らし。そこから性格の曲がり方を想像するのはたやすい。だから親父的な監督が必要なんだよ、という結論に達する。前監督カペッロと過激に感情をぶつけあってたが、最終的にはカペッロのことを「お父さん」と呼ぶようになったことも理由にできる。

けれどもだ。ヒネているのは、育ちのせい。グレたのは、トラウマのせい。それは、あまりにも座りのいい理由に聞こえる。にほんの少年犯罪と同じ流れ。トラウマが事件の理由であると気軽に設定する、よくある小説のよーでもある。カサ坊問題に、なんか理由をつけたいだけじゃないの。って邪知しちまう。

現実的に、カサ坊を救えるのは兄貴分のトッティだと思う。かばってやれって、と思う。それがトッティにとっての成長にもなっているし。このままだと、カサ坊はユーベの「お父さん」のもとへ行く。それは、カサ坊にとっていいことだけど、トッティにとっては悪いことだと思う。私はどこにも言って欲しくないし、今のトッティとのビーバップ的な関係が続くことを願う。カッサーノのいないローマなんて、導火線のない爆弾だと思うから。


  • 喧嘩上等ロ−マ2。元祖悪童パヌッチ復活!

  • 喧嘩上等ローマ。トッティ先輩恐いっす。
  • text by 副編集長

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    2004年11月 1日 (月)

    喧嘩上等ロ−マ2。元祖悪童パヌッチ復活!

    10月19日のレバークーゼン戦。パヌッチの封印がとけた。ex6.jpg1対1で折り返した後半。レバークーゼンに終止ガンガン責められ、ついにはFKからのセットプレイから逆転ゴールまで許してしまい、トッティの眉間に恐ろしい皺が寄り、チーム全体にイライラがマグマのように込み上げて、ついにローマは噴火した。

     空中戦、パヌッチのヒジ、クジノベク直撃。一発退場。
     さらに、後半40分頃。若いが上手い@デ・ロッシが背後からキック。
     またしてもクジノベク、撃沈。一発退場。
     9人のローマは、そのまま怒りを抱えて負けてった。

     まず、デ・ロッシのキックに注目したい。デ・ロッシは背後から人を蹴りあげるような奴ではなかった。過去に、インテルのFWマルティンス(だったと思う)に「アレは骨折れたな」と思えるくらいの殺人タックルをかましたことがあったが、心配して、後日電話をかけて謝ったらしい。「ホントはいい奴」タイプの不良なんである。だが、今回はあからさまに故意に蹴った。これは、近頃のローマのガラの悪さに影響されたとしか思えない。たぶんユーヴェにいたら、蹴ってない。

     そして本題、 パヌッチのヒジである。あの正確無比のエルボーは、往年の悪事を思い出させてくれた。もともと、パヌッチはカッサーノなんて足元にも及ばない札つきの不良だった。あらゆるチームで問題を起こし、だれかれかまわずケンカを売り、最後はやっぱり放出された。パヌッチにとっては「リッピ上等!デシャン上等!」だった。金八先生で言うところの「加藤優」のイメージである。古いか。

     なぜパヌッチは復活したのか。それは監督が変わったからに他ならない。カペッロの下では、パヌッチは悪の心を封印していた。私はそこに、カペッロの、顔からは読み取れない人間性を見る。たぶんカペッロは元ヤンで、だからヤンキーの気持ちがわかるんじゃないのかな。どうだろ。

     一方、世界NO.1のワルガキ・カサ坊は、10/4のインテル戦後、「インフルエンザだから」練習を拒んでいたが、無理やり練習場に連れ戻されたらしい。しかたのない奴である。デル・ネリ監督やサポーターも厳しい態度をとっている。
     メディアでもカサ坊バッシング大会がはじまっている中、ユーヴェの監督をやってるカペッロは、興味深いコメントを残している。

    「一つミスを犯すたびに責めるのは正しいやり方ではない。彼はサポートを必要とするタイプだ」

     あんだけ仲が悪そうに見えたカサ坊に対して、なんて理解のあるセリフ。これは即、街の不良に使えるセリフでもある。普通、あんなにあからさまに悪い連中、まともな監督なら手に終えない。金八でも無理だ。たぶんカペッロは、不良選手を愛しているのだと思う。「ヤンキー母校に帰る」の義家先生のように。


    追伸 
    何故、クジノベクばかり標的にされたのか。という謎は残る。


    text by 副編集長

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    2004年10月18日 (月)

    喧嘩上等ローマ。トッティ先輩恐いっす。

    セリエAが、開幕して結構たった。
    今期のローマは、なかなかハラハラさせてくれるドラマがある。

    kassa-no.gif開幕戦のフィオレンティナVSローマを振り返ってみるまでもなく、カッサーノは目をみはるほどの悪童ぶりを発揮している。開幕レッドは、流石カサ坊!とうならされるスタート。レフリーへの態度(人を食った笑顔、イエローに対してのふざけた「why?」ポーズ)など絵に書いたような問題児。リッピが代表からカサ坊をはずしたのは英断。だって、やってることが調子こいてるヤンキーなんだもん。先生には逆らっても、恐い先輩には弱いタイプ。いつも彼はピッチの上で教えてくれる。イタリア男性はみんな陽気で気のいい奴ばかりではないことを。

    さらに驚かされるのが、最近、試合前に番長トッティを中心に円陣を組んでいること。大人になったなぁ、という感慨もあるが、ローマを「シメた」感のほうが強く感じられる。カペッロがいなくなってから、チームメイトも彼をボスと認めたのだろうか。カサ坊が唯一恐れる先輩だろう。

    だが、今年はエジプトの狂犬ミドが加入。イブラヒモビッチの頭部めがけてハサミを投げつけたほどのタマだから、なかなかトッティの傘下にはおさまらないだろう。

    サポーターも恐い。リーグ1タチが悪い。ローマの街角で不良マンガのように「お前、どこだよ!」なんてカラまれそう。「ラ、ラツィオですけど‥」なんて弱腰で答えたら「はあ?」と顔をのぞきこんできそうだ。

    悪童カサ坊。番長トッティ。狂犬ミド。不良漫画を見ているような喧嘩上等ASローマ。レッドカードをくらうとなぜか「停学」という二文字が想い浮ぶ。案の定、フェラー先生も解任。番長が扱いやすい気の弱い先生が赴任したイメージだ。センターバックにも、タチの悪い奴がいるらしいし。偏差値の低い高校みたいになっている。

    もうローマに関しては、イエローが何枚でるか。誰が誰にインネンつけるか。トッティがいつキレるか。興味はそこにしかない。チームは急速にその不良性を高めている。今期のローマは、違う意味で強いぞ。

    追記

    トッティは、食べ物の好き嫌いが激しいと思う。セロリとか断固食わない。妄想だが。

    text by 副編集長

    | | コメント (0) | トラックバック (0)