日記・コラム・つぶやき

2009年9月 9日 (水)

でっかいハナクソがとれた。

「何にもない日」でgoogle検索。

結果 約13,900,000件。

「何にもない日」というタイトルで
更新したブログはたくさんある。

でも、何もない日に、
本当に何もしていない人はいない。

メシがうまかった。
ハラがたるんできた。
きょうのヘがくさい。
つまらないテレビしかやってない。
なれなれしいラジオのパーソナリティ。
ネットにあきた。
こんなにヒマなのは、いつ以来だろう。

というように、
何もない日はなくて
興味がない日があるだけ。

ニュースがない、も、
本当は、興味のあるニュースがない
ということだろう。

世間のニュースは、
自分の興味と重なりあって
自分のニュースになる。

衆院選挙。

家の近くが投票所だから、
投票日に、明らかに、こいつはバカ!
と断言できるバカな若者が
バカみたいに往来していた。
バカなピアスを鼻にはめ、
バカなズボンをバカかと思うくらいずり下げ、
バカな顔をしてタバコを吸いながら
バカバカと道幅いっぱいに歩いていたバカ。

あの日、あのバカは
選挙を、世間のニュースを
自分のニュースにした。

民主は連立の最終調整に入った。
千葉県400部署のうち96%で不正経理。
裁判員裁判 初の執行猶予付き判決。

これが興味のあるニュースとして聞こえたとき、
あのバカみたいなピアスは、
俺のⅠ票が関わっている、
という手ごたえをつかんだりする。

衆院選挙の価値は、
そんな何もない日を減らしたこと。
世間と個人を関係させたことだと思う。
この前の選挙は、日本を小さくしたニュースだった。

何もない日は減っていく。
政治ブログは隆盛する。
バカが政治を語りだす。

本当にくだらないことや
ちょっとした幸せが
書きづらくなる。

そんな中、ゆるゆる新聞は
断固として下らなくありたい。

ちいさな幸せとささいな発見を
大切にしていきたい。

今日のニュースである。

でっかいハナクソがとれた。

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2009年9月 7日 (月)

人生ログアウトしてました

突如、霍乱して病院行き。
今までの疲れが内臓へ攻め入り、
人生ログアウトしてました。

再開します。

最近のメモから。

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●「1Q84」大フィーバー
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村上春樹は、純文学ではない。
純文学はあんなにバカみたいに売れない。
悪玉ミーハー菌は、フェーズ6。
日本人的サブカルパンデミック。
ブックオフに山積みになる日が楽しみ。

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●札幌市 南区のホームぺ−ジ
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南区のホームページで
クマ出没注意!の呼び掛け。
その呼びかけのキャラクターがクマという矛盾。
『クマ太郎からのお願い』
俺出没注意!ってことか。
死亡事故増えてるから、
クマが人間の味を覚えたのだろう。
もはやクマ太郎に可愛さは皆無。

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●キリン「コクの時間」の下ネタ臭。
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第3のビールのキリン「コクの時間」。
下ネタ臭を大人ほど指摘しないのはなぜか。

こ・く【放く】 
 ①体外に出す。はなつ。ひる。
「屁を—・く」
 ②ものを言うことを卑しめていう語。ぬかす。
「嘘を—・きやがれ」

ウラの意味、含みすぎ。
いよいよ「ヌキの時間」新発売か?

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●自虐的なおんな芸人
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エスカレートしてるから、
うつや自殺がいよいよ恐い。
落語家とか、けっこう逝ってるから‥
誰も傷つけない過激な表現は、
自分を傷つけることしかないのか。

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●ゲイになっていた店
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自虐的ということで言えば、ゲイもそう。
自分を傷つけてはじける笑顔も時々翳る。
久々に行った店が、
ゲイの吹きだまりに大変化。
オトリにしたO氏が
胸もみしだかれている間に退避。
新宿二丁目からのゲイ軍の侵攻。
なにごとかと思ったら、
9月18日、札幌はゲイパレードらしい。
連休前だから、おそろしい。
すぐ帰ってはくれなそう‥
9月の5連休、札幌は「Allways 〜二丁目の夕べ〜」

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●しんぼる
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松本人志監督作品、第二弾。

面白いか、面白くないか、
新しさとか、奇をてらってるとか、
は、置いて。

「また批判されそうだ」

と、すぐ想像できるのはなぜか。

ずっと不思議だったが、
この前、CMみてて
当たり前のことにようやく気がついた。

それは、
本人が出ているから。

本人が新たな自分とか出さないから。

それが、
意外性がない一番の理由だと思う。

面白いか、面白くないか、
は、置いて。

また

「松本人志が、好きか嫌いか」

を試される作品に仕上ったのは確か。

正確には、松本人志 主演作品、第二弾。

みんなお笑い以外の松本人志が
知りたいだけなのだと思います。

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TEXT by 副編

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2009年2月18日 (水)

つなぎ運営中

この度、休止状態の「ゆるゆる新聞」のつなぎ運営を任されました、遠江松太郎です。編集長がNAKATAのように自分探しの旅に出ているらしく、副編は銭ゲバ会社で多忙極まり病院へ。新米記者として、がんばってまいります。駄文が続きますが、よろしくお願いいたします。

じつは、編集長とは面識がありません。でも、色々うかがっている情報があります。おなかがユルユルであること。昔の彼女もユルユル(?)であること。副編をいつもいじめていたこと。大便が出たら、電話で自慢すること。マッチ棒のように痩せていること。車が三角形になるような事故を起こしたこと。パチスロである店をカモにしてたら、ヤクザに店から連れ出されて、車にのせられたこと。そして、ヤクザにATMまで送ってもらったこと‥‥などなど「伝説の男」だったと聞いています。

とまあ、このように、ゆるゆると適当なことを書きます。編集長と副編が戻ってくるまでのつなぎ運営ですが、重ねてよろしくお願いいたします。

text by 遠江松太郎(とおとうみ まつたろう)

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2008年9月18日 (木)

皆様に怒られて6周年。

好きなものをバカにされると人は本気で怒る。どうしてそんなくだらないことで怒るのかわからないときは、好きなものをケナしてしまったときだ。昨日、友人のおじいちゃんと話していて、時代劇をバカにしたら突然、胸ぐらをつかまれた。ほんとうに好きなものは、ほんとうに好きだからこそ心の底に隠されている。「何も知らないくせに」という怒り方があるが、知らなかったのはあなたが気持ちを隠していたからだ、という反論ができると思う。

ある少年野球チームの名前を笑ったら、そのチームに加入する少年の母親らしき人に真面目にしかられた。サントリーの監督を批判したら、本人かファンらしき人から嫌味を書かれた。織田裕二のテンションを笑ったら、事務所らしき人から「織田のがんばりを知らない」と指摘を受けた。くぅちゃん(倖田來未)からエロをとったら何も残らない、と書いたら嫌がらせメールが多発した。長渕剛ファンサイトTOP OF HUNGRYを「空腹の頂点」と直訳したとき、猛烈に怒られて削除した。

かんたんにこのサイトを振り返るだけでも、怒りは愛の裏返しだった。愛があるからこそ怒れる。そして、そうだとしたら、俺は今、コンサドーレをけなされて怒ることができるだろうか、不安になる。今はもう、プロレスをけなされて怒ることはできないかもしれない。

「何も知らないくせに」と怒られて悟ることは、そこまで好きなのね、という感慨だ。私は本人よりも長渕ファン、織田ファン、くぅちゃんファンが好きになった。よく怒る人というのは、恐い人ではなく、愛情深く傷つきやすい人だと思うから。

いま、日本人を怒らせるのは至難の技である。価値の多様化というやつで、日本人が怒るポイントも、複雑化しているなと思う。

韓国が竹島を占領しても怒らない。
子どもが悪いことをしても怒らない。
でも、長渕をバカにしたら本気で怒る。

という人だって、いるかも知れない。

最後に、大ヒットDVD『温厚な上司の怒らせ方』の説明文が、「怒」というものを考える意味を非常にうまく言ってる気がするので、引用してシメとしたい。

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「私は、人を苛立たせたり、怒らせたり、気持ち悪がらせるなど、人にネガティブな影響を与えるコミュニケーションを研究することで、つまり、世界の「闇」を直視することで、同時に、私たちが 生命(いのち)を授かったこの地球(ほし)を輝かせたい、そのように考えているのです。 」

碑文谷潤(東京東海大学言語学教授)
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皆様に怒られて6周年。
これからも何卒よろしくお願いいたします。

Text by 副編

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2008年9月17日 (水)

つまんない日記についての日記3

前回にいつ書いたか記憶がないが、また、つまんない日記についての日記をつけてみたい。これだけブログというものが一般化してくると、なぜ俺は日記を書くのか、と自分と見つめ合っていることに気づかないで悩んでしまうものなのらしい。日記って本来鏡面なんだと思えば、なんてことはない。

王様の耳はロバの耳!と、叫んだ床屋は、現代なら匿名で掲示板にアップするだろう。床屋が投げ込もうとしていたのは孤独であり、求めたのは共有だからして、穴に叫んだところで解消されるものではない。たぶん、どこかにつながっていることを望んでいたはずだろうと思う。

この床屋の叫んだ穴とブログは似ている。個人ブログはストレス発散である、というのは建前で「孤独の発散」というのが正解だろうとニラんでいる。

書くという作業は常にひとりであるからして、孤独である。それが読まれている実感がないとさらに孤独は深まる。アクセス数が少しは解消に役立つだろうが、なんというか孤独の数値化のようで、これまた寂しい話に思えてくる。1日1000アクセスの人が、1日10アクセスの人より喜ぶというのは、誰かが誰かより孤独じゃないことを立証をしているようで、とても寂しい話だ。

もともと手で書く日記は自分だけが見る心の鏡だったんだと思う。でも、日記ブログは「床屋の穴」になっているわけで、なんか自分の日記がへんだぞ、いつの間にか日記が愚痴ばかりだ、という人は、不特定多数の誰かに聞こえるような独り言という逆説的状況に気づかぬうちにはまっている。日記に読者がいる、日記にコメントがつくっておかしいんだから。

「日記」という言葉にとらわれると混乱する。誰かに読んでもらうための日記って変。日記じゃないよそれ、って思う。じゃあ何?って言われても答えを用意していない。無自覚に共感を誘うのと、自覚的に共感を誘うのとではまた違うわけだから。また、後で考えてみます。

ネタが無いと日記を書くのが辛いって言うけど、じゃあ、書かなきゃいいんじゃない。書けない日がある、って言うけど、あるんじゃないの。だから「いつの間にか、日記が愚痴ばかり」と愚痴をこぼされても、困るよ。この逆説的な媒体を楽しまないと、辛いだけだと思うよ。

って、誰に言ってんだか。

Text by 副編

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2008年9月11日 (木)

コンビニ舞台

どうして夜、会社帰りにコンビニに寄ってしまうんだろう。まっすぐ帰ったほうがいい。べつに今買うべきものはない。でも、家に帰ってしまう前にふらりと立ち寄ってしまう。

たぶん、そこで会社と家の間にあるものを、仕事と生活の間にあるものを、探しているんだと思う。会社に奪われた自分の時間とか、家庭に奪われた自分の日常とかを、そこで埋めようとしているのだと思う。

街が寝静まった深夜、コンビニだけが闇に浮かび上がるように光っている。観客のいないステージのように光が落ちている。徹夜つづきで朦朧としていたから、気がつけば入口のドアを引いている。中にはひとり、おかしな格好の小男の客がいる。

山高帽というのだろうか。やけに背の高くなる黒い帽子をかぶり、下は黒いスーツを切り落とした半ズボン。すね毛は丁寧にそられていて、この蒸暑い夜にもブーツをはいている。立派な口ヒゲをたくわえているが、小男なだけに滑稽な印象だ。そしてコンビニのカゴを片手にもち、もう片方の手では黒い鞄とステッキを器用に握っている。

ほんとうの奇人かと思ったが、今日行われた大道芸人のイベント「だい・どん・でん」のことを思い出して納得した。そういう人がコンビニにいても不思議ではない夜なのだ。

大道芸人は、弁当を見ていた。のり弁を手にとっては首をひねり、スパゲティ−に目をやっては焼きうどんにも気をとられ、最終的に幕の内にいった。幕の内をじっと眺め、他の幕の内と比べていた。ときどきステッキを落した。そして選び抜いた幕の内の中の幕の内を持って、まっすぐレジへ歩いた。俺はビールを買って後ろに並んだ。

レジで店員は戸惑っていた。彼は「だい・どん・でん」のことを知らないのだろう。このへんな格好をした小男が何者かをはかりかねていた。奇人か、変人か、変態か。かごをレジ台に載せるとき、大道芸人は鞄とステッキをどさりと落した。面倒なのか、拾うそぶりすら見せず、いよいよ危ない奴に見えてきた。

支払いをすませて弁当をあたためている間、大道芸人は店員に怪しく笑いかけた。店員は「?」という顔をしていたが、サっと顔が青ざめた。大道芸人がスーツの裏ポケットにゆっくり手を差し込む、その仕種がちょうどナイフか何かを取り出しそうに見えたからだ。

「‥‥なんですか」

店員の声はふるえていた。
大道芸人はポケットから、さっと手を抜いて叫んだ。

「そォら!」

瞬間、店員は一歩のけぞったが、
ポケットから飛び出たのは、3つのボール。
ふわり、ふわりと宙を舞った。
ジャグリングだ。

「チン」と弁当があたため終わると、芸も終わった。
大道芸人は袋を下げて、あっさり出ていった。
店員は夢でもみているように惚けていた。

俺が会計を済ませコンビニを出ると、すぐそこで大道芸人が縁石に腰かけ、弁当を無心でパクついていた。イベントの打ち上げに出る金もないのだろうか。

大道芸人は俺を見なかったのか、見ないようにしていたのかはわからない。


text by 副編

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2008年7月10日 (木)

洞爺湖周辺妄想サミット終了。

サミットなんて関係ない、と思っていたが、意外と影響は小市民にまであるもんだ。

一昨日の札幌では、夜あたりからサイレンを鳴らした護送車みたいなパトカーが連なって通りすぎ、昨日の朝は国道近くにベストを着こんだ警官が集団でうろついて街中で一車線を封鎖。今朝の交差点では、信号を止めて、道のど真ん中で交通整理するポリさんもいた。黒塗りの車がお通りになったが、あれが誰だか皆わからない。首脳婦人がひまだから観光しに行くだけ、とかそんな理由だったら嫌だな。

会社の周りをよくよく見れば自転車がきれいに撤去され、歩道に横付けしているトラックもいない。迷惑っちゃあ迷惑なんだろうが、それ以上でも以下でもない。札幌中心部で約3000人のデモがあったらしいが、仕事で観れなかったのは残念だ。

各国首脳が豪華ディナーを食いながら食料問題を考えたり、渋滞で排気ガスを倍増させて環境問題を考えたり、皮肉る部分は多々あるが、ネタに新鮮味はなくどこか空しい。マスコミの批判がつまらないのはサミットがおもしろいものではないからだだろう。そんなニュースを必死で見てリライトするブログのおもしろさにも限界があるだろう。サミット期間中、おもしろかったのは地場のブログ、洞爺湖のスナックの日記はよかった。場末のスナックの一期一会にこそ、サミットの味わいがあった。金を落とすのは広告関係や報道関係や警察関係なのですね。

温泉街も観光地も空しい思いをしただろう。サミットに踊らされた洞爺湖周辺の町村の嘆きが聞こえてくるようだ。俺たちは何を期待していたんだろう。これはサッカーのワールドカップの時とは違うんだ。ただ各国の首脳が洞爺湖のホテルで会議するだけじゃないか。ファーストレディがこんなカタ田舎の道の駅で土産物を買うはずがないじゃないか。

わかっていたけど、報道とかでわくわくしちゃった。ムードに押されて、やっちまった。洞爺湖周辺で住民の妄想のサミットが終わった。残ったのは、サミットまんじゅうの在庫と不況である。その最大の経済効果は、おびただしい数の警官が、昼夜交代で洞爺湖周辺のコンビニで買い物をしたことだと思う。

Samit

北海道にとって、サミットは警察まつりでした。

text by 副編

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2008年7月 7日 (月)

喫茶店の漫画について。

Magoroku

古き良き汚い喫茶店でしか出会えない漫画がある。置かれているからには何らかの理由がある。そして古い喫茶店であればあるほど、ハズレは少ない。そこにある本は、どんな推薦文よりも信頼できる。

初めて島耕作を呼んだのも、喫茶店だった。独身中年男の夢とも言うべき存在だった。そこまでは想像していたのだが、女癖が悪いのは意外だった。何が面白いのか、10代の頃はわからなかったに違いない。

美味しんぼをちゃんと読んだのも喫茶店だ。そうだ。最初は絵に描いたような成金の俗物をアウトロー山岡がねじふせる話だった。そして、沈黙の艦隊。この本がある店には時代的共通点があるような気がする。

なにわ金融堂、静かなるドン、代紋2などの定番の男漫画も教わった。一番幸福だった出会いは、ああ播磨灘、なんと孫六のさだやす圭。瞬く間に俺ランキングをかけ登った。知らないことを恥じたほどだ。

喫茶店の漫画は、会社員たちにとって旅のようなものだと思う。島課長のようにサクセスしたり、ゴルゴ13のように寡黙に仕事を遂行したり、播磨灘のように最強にふるまったり、オリジナルのイメージを選んで、それぞれ空想の旅に出る。

喫茶店には、豊かな孤独というものを教わった。他人に包まれる安らぎ、というものがあることを知った。 漫画読みながらコーヒー飲む、昼休みの数十分。男たちは現実の役柄から離れて、それぞれに豊かで孤独な旅を楽しんでいるのだと思う。

Gurmet


text by 副編

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2008年6月24日 (火)

千の風になったら何する?

Sen

昨日、友達と飲んでて
「千の風になったら、何をするか」という話になった。
お互いにあの歌を最後まで聞いたことがない。

だいたいが「透明人間になったら、何をするか」
と似ている答え。

千の風になって、女風呂に行く。
千の風になって、スカートをめくる。
千の風になって、乳をもむ。
千の風になって、風力発電をする。
千の風になって、エアータオルを強める。
千の風になって、世界中を旅する。
千の風になって、台風に参加する。

原文を調べると、
「千の風になって、
 あの大きな空を吹きわたっています」

と、つまらない感じだった。がっかりである。
だが、

「そこに私はいません、眠ってなんかいません」

という墓を否定するあたりはドキリとした。
さらに

「死んでなんかいません」

と続くあたりは、呪怨のようだ。
恐いから、そこは死んでおこうよ。

あと、気になるのは、
すぐ千の風になるわけじゃなく、
寿命が少しずつ風になっているとしたら、
いま、どのくらいの風だろうか、ということ。

すでにオヒョイは780くらいの風か。
歌丸は800代後半を数年くらいキープしている。
森繁は見た目999.98は風になっている感じがする。

いろいろ御託を並べたが全体的に賛成なのは、
「墓から離れて、どこかに飛び回れる」
という自由奔放な死生観。
もし、千の風になれるとしたら、
自らの死を楽しめる風でありたい。

水野晴郎は1000の風になって、
好きな映画を、思う存分、楽しんでいると思う。

Mizuno

text by 副編

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2008年6月23日 (月)

こんな世の中だから、という免罪符。

ひどいニュースがつづくと、「世の中」という単位で嘆く人が多い。つまんない世の中だ。

中国のチベット否認問題、ミャンマー軍事政府のサイクロン、四川大地震の人災、硫化水素ブーム、レッズとガンバの場外乱闘、TBS川田アナ自殺の闇、オリンピック水着利権問題、TVクルーと帰ってきた中田ヒデの目線、i-phoneで始まるソフトバンク型ビジネス、韓国人の今こそ発散抗議デモ、秋葉原通り魔事件と犯人の社会的自殺、岩手の地震、北海道開発局の構造疲労、そして水野晴郎死去‥‥

けれども、ひどいニュースがつづくと「こんな世の中だから」という一言で済まされてしまうこともあるわけで。

こんな世の中だから‥‥

就職できなくても仕方がない。仕事の採算性が悪くても仕方がない。帰りが遅くても仕方がない。学校行きたくなくても仕方がない。結婚する気が起きなくても仕方がない。やる気がなくても仕方がない。人が狂っても仕方がない。

という具合に、どんどん甘い理由をつけることができる。こんな世の中だから、色んなことをあきらめることができる。いろいろとゆるされそうな空気がただよっている。

だからって、ブログを更新しなくていいわけじゃないぞ!と釘を刺された。そうだった。世の中は、世の中だよ。という逆接的な説得もあった。世間の家はそうでも、うちのこずかいはこれだけ!という親の言葉が浮かんでくる。騒がしい世間と無理に同化をする必要はない。そういうことをしてると、無差別殺人の理由を社会的他殺にしかねない。

こんな世の中だから、何ができるというんだろう。あいまいな「世の中」という言葉が流行る要因にインターネットがあると思うのは俺だけか。いま、ネットを介して「世の中は、世の中」という区別をあいまいにして過剰に騒いでいる世の中だと思う。現在の自分のつらさとか責任を「世の中」という言葉に背負わせて、しまいがちだな世の中だと思う。ネットとテレビを観なかった最近、とくにそう思う。

こんな世の中だから‥‥をやめて、こんな私だから、と言ってみる。それだけで結構、前向きになれる。それだけでがんばらねば、と思える。

こんな私だから、更新がとまる。がんばらねばな。

text by 副編

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2008年4月29日 (火)

5月病の君へ。

Gogatsu_2

どうして4月のうちから5月病なんかにかかんだね。せっかくだが愚痴を聞いて、なぐさめるつもりはない。どうせよくあるサラリーマンの悩みなんだろ。それより5月の話をしよう。5月は快適な月だ。とくに北海道の5月は格別だ。春は、夏の暑さや冬の寒さにくらべると、大きな感動がないと思うだろう。だが、暑すぎない昼、寒すぎない夜、窓の開け閉めで調節できる室温、トレーナー一枚で出かけられる気温。とりまく背景が派手ではないぶん、君は小さな変化に気づくことができる。実際、5月に入ると、会社に向かう途中で、保育園の子どもたちの歓声を聞く。水遊びのスタートだ。公園で仕事をサボっていると、花の香りが陽気とともに立ちのぼってくる。君は花の香りがベンチまで届くものだと知る。顔をあげて辺りを見渡せば、同じような会社員たちが花を見ていることに気づく。スーツ人たちの灰色の輪の中心に、色鮮やかな原色の楽園がある。その光景は喜劇的なほどにやさしい。食欲がない昼は、老舗のそば屋に寄るといい。たぶん新茶が出てくる。冬に栄養をたくわえて、最初に出ててくる新芽のみずみずしい力。新茶はこれからの味がする。酒を飲むなら、居酒屋で初ガツオをたのみたい。鰹の刺身は、脂ののりも控えめで、あっさりとしている。ホヤやタケノコもいいだろう。そう、5月には日本酒がよくあう。酒のせいでまた深く悩みこんでしまうぐらいなら、競馬で悩むといいだろう。天皇賞(春)、皐月賞、日本ダービー‥‥馬たちが季節ごとの物語を運んでくる。草花ばかりが季語ではない。窓を開ける。道を歩く。耳をすませる。顔をあげる。のれんをくぐる。箸をのばす。すぐそこに5月がある。休めない金メッキのゴールデンウィークがなんだっていうんだ。5月というだけで贅沢だ。ただそこに5月があるだけでいい。どこか遠くへ行きたいと思うし、どこへも行かなくてもいいとも思える。5月は静かに近づいている。窓を開けると、涼やかな風がすっと吹きこみ、カレンダーの4月のページがふわりと持ち上がる。そわそわ落ち着かないカーテン。空の青が濃くなったような気がする。最高ではないが絶妙である。4月のうちから5月病になるなんてつまらない。会社のトイレから、わざわざメールを送ってくる君をはげます気はさらさらない。それより5月の話をしよう。5月は快適な月だ。5月はなんとなくすばらしい。こどもたちは水遊びをしている。会社員たちは花に目を止める。新茶はこれからの香りがする。大きな感動がないぶん、君は小さな変化に気づくことができる。

text by 副編


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2008年4月 3日 (木)

追悼!思い出の発泡酒たち

Tanrei

ガソリン税がどうだこうだ言ってるが、忘れちゃいけない発泡酒の酒税。35.5%が税金って高すぎだろ。三本飲めば、なんと一本が税金に!って、何だよそのキャッシュバックキャンペーンみたいな税額は。

ビールと呼んでもらえず、安さが自慢だったのに第三のビールに奪われて、今はまるで中間色のようなポジション。さらに売っても売ってもロクな売り上げにならない税制。出口のない不毛な戦いの果てにビール職人たち、いや発泡酒職人たちは何を思うのか。今夜、思い出の発泡酒たちを回想していきたい。

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●サントリー・ホップス

初めて飲んだ発泡酒はホップス。安いけど、まずかったなぁ。本当にまずかった。こんなもんビールじゃない!と思ったよ。スーパーホップスになってからスマップ中居がCMやってたけど、すべり放題。そういえば、ホップスきらいだったんだ。でも消え去った今、発泡酒のマズいイメージといっしょに心中してくれた感じがして、感謝してます。

Hops

●麒麟淡麗〈生〉

発泡酒界のスーパードライ=王道は淡麗である。やっぱり直球CMをやったもん勝ちってことだろう。缶に汗をかかせて、熱い日にぐびっとやってシズル全開&商品ズドーン!キリンはスーパードライになりたかったんだろうな。憧れと嫉妬が入り乱れた感じが、あらわれてていい。このままスーパードライでいってくれ。現存する最古の発泡酒よ。

●サッポロ ブロイ

全然、爽快感がない点が好きだった。まったりとして香りがいい。「味わえる、味がある」とかいう、いいところで読点を打ったCMコピーも憶えている。だが、世間が発泡酒に求めるのはもっと大味なもんだった。発泡酒としての新方向に挑戦したその心意気は認める。この消滅は、今後の挑戦に生きてくるだろう、と消えてから何様的に思っていた。

●サントリー マグナムドライ

ドライ、という名前にすべてがある。やっぱりサントリーもスーパードライの直球の強さを認めていたのだなと思った。缶も銀色で「辛口<生>」と書いてあるところを見ると、あきらかに戦線布告。味はガブっとノドに食いついてくる感じで、強い刺激にノドを痛めた。あれをノドごしと呼ぶべきか迷った。しばらく飲んでないなと思ったら、生産中止になっていた。今思うと嵐のようなやつだった。後にスーパーがついて復活。サッポロが「きりっと 新・辛口<生>」で続くが、相変わらず後乗りが下手。

●サッポロ ファインラガー

ラガー、という名前にすべてがある。サッポロはキリンのラガーに憧れていたのか。発泡酒戦国時代に入って何でもアリにしたのはマグナムドライだが、やりすぎじゃねえの、と思った。当時の新聞広告がアホと呼ぶのもアホらしい軽さで好きだったが、広告だけ見て飲んだこともなかった。サッポロの商品は運動神経の悪い子どもをみているようでかわいくなってくる。短命商品に、黙祷。

●あの夏に消えた3つの発泡酒

Photo

ノドごしで淡麗の天下になった時代。夏のセミのような儚い浮き世の短命商品がぞくぞく登場。爽快感に対して、季節感の一本勝負に出たが、その戦いは泥沼の始まりだった。短い時期しか生き残れない商品は、登場こそ人気のピークである。

第1弾 サントリー「夏のイナズマ」
名前に笑った。腹筋に電流がはしるほど。イナズマはノドへの刺激感の比喩。バカっぽさにしびれたよ。

第2弾 キリン「キリン常夏<生>」
常夏。キリンは熟語にこだわるクセがある。あ、それがブランドって奴の一部か。王者として受けて立つ感じを醸すのがうまい。

第3弾 サッポロ「夏のキレ生 セブン」
サッポロの立ち位置はいつもテレ東みたいだ。新製品なのにいつも使い回し感がする。そして商品はいつも流れ星になる。

●サントリー「風呂あがり」

間のヌけた感じが、すばらしい。発泡酒のなかで一番素朴でのどかで大好きなネーミング。商品名「風呂あがり」だよ。市場争いに消耗してアホになってきた記念碑的商品名。だれも憶えちゃいないだろう。サントリー風呂あがり。いい響きだ。合唱。

●アサヒ「WiLL ビー・フリー」

WILLとは、マーケティングでっかちの時代のシンボルである。こだわりとか自分らしさをテーマに掲げることと、ひとつのブランドにくくることの矛盾が解消できずに自滅した戦略。国民総WILLって悪夢だ。アサヒ「WiLL ビー・フリー」も、WILLという泥舟にのった商品のひとつ。時代の徒花である。WILL BE FREE. それは無理があった。

●サントリー「ダイエット<生>」

味はいつも好きではないが、サントリーの商品名のセンスは好きだ。なんのひねりもなく純情。だがね、ダイエットもしたいし、でもガツって飲みたいし、と消費者はもやもや揺れているから、あいまいな名前の商品にかたむくのかも。ダイエット生より、淡麗グリーンラベルのように、カロリー少ないことをうまさの利点にした方が売れるわけだ。それに「ダイエット」は手にとる時に恥ずかしい。

いつもサントリーは極端で戦略はっきり見えすぎ。
ダイエットを意識したら、「ダイエット<生>」
冬の商品は、サントリー「冬道楽」
カラダにいい商品は、サントリー「楽膳<生>」
一点突破はすぐ消えると思うんだが。
で、今「ゼロナマ」だろ。やな予感するなぁ。

●サッポロ「ひきたて焙煎<生>」

こういうことをすると消えるんだよ、という教訓的存在。一番搾りは製造行程で何も搾ってないが一番搾り。だが、旨さ抽出的な感じがある。それくらべてサッポロ。「ひきたて」は抵抗がある。焙煎もビールから遠い。二番煎じを失敗するところが、サッポロらしくて好きだが。

後に、自然とか北海道という産地の素性が確かなところに行く。
その方向性は間違ってない。
「樽生仕立」→「海と大地の澄んだ生」→「北海道生搾り」
健闘が光る「凄味」もいいが、品質の時代だから、
もう路線変更はしなくていいのかも。

●キリン「白麒麟」

キリンはセンス的に発泡酒の王として揺るぎない黄金時代があった。サッポロが「のみごたえ」とかいう考えるのを放棄したかのような名前をつけてる間に「白麒麟」「極生」「生黒」「小麦」とつぎつぎとネーミングセンスで連勝。これらを定番化させる方向もアリだったのでは、と惜しまれる。今の発泡酒は一発屋の芸人みたいだから。

●アサヒ「本生」

俺の中ではもう死んでいる商品。スーパードライのようなトップの座が欲しいが、その位置に淡麗が座っててどいてくれない、といった姿が見える。同シリーズの「スタイルフリー」ががんばっているが、もう勝負づけはすんでいる感。大関どまりで横綱にはなれない。

アサヒはいま「クリア アサヒ」とか売り出してるが、ぬるすぎる芸能人交友録CMでどこまで行けるのか。ゆる〜い空気で友だちと遊んでいるダウンタウン浜田に商品価値はあるのか。先ゆき不安。

-----------------------------------

発泡酒というジャンルには、心の傷がある。ビールへの劣等感がある。発泡酒をビールを呼ぶ家庭には切なさがある。体重を気にして飲む。財布を気にして飲む。世間体を気にして飲む。どうしても発泡酒は負の影がまとわりつく。

やがて第三のビール(新ジャンル)が手広くのびてきて、「庶民の味方」という発泡酒の立ち位置は揺らいだ。新しいイメージの再構築のために、数々の商品が流星のようにキラリと輝き消えていった。現在も「あれ飲んだ?」という話題性という瞬発力はあるが、売れ続ける持久力のない新商品が出る。春の夜の夢の如き商品は、ひとへに風の前の塵に同じ。

そうして、失敗を重ねて、もがき苦しみ生み出されてきた光明がいくつかある。ビールより個性を出せる「素材感」、ビールより気軽に飲める「カジュアル感」「カロリーオフ」「糖質オフ」。ビールより、という前提はぬぐえず、こしゃくといえばそれまでだが、数々の新商品のしかばねを超えて見つけた方向性の行方を楽しみにしている。

Photo_2

消えていった発泡酒に、この中途ハンバな商品の未来に、乾杯!

text by 副編

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2008年2月20日 (水)

パチンコ化というカタルシス

TV化、アニメ化、映画化、実写化、他ジャンルへの進出はかつては人気を推し量るものだったが、人気が出ているか出ていないか、どうにも判断つかないものがある。パチンコ化だ。「もうけ」という意味では急上昇なのかもしれないが、なんだろう、何かが地に落ちた感じがする。

パチンコ化は、人気が一巡した後に訪れるものという認識があるからかもしれない。「必殺仕事人」や「まことちゃん」、「仮面ライダー」、「北斗の拳」、「郷ひろみ」、「TRF」、大抵はおっさんおばさんの過去の青春からやってきた。ウルトラマン的な「帰ってきた」イメージが既存である。

現役でのパチンコ化経験をもつ人びとには、パチンコ化されてもいい人格があるような気がする。ダチョウ倶楽部、倖田來未、松浦亜弥、モーニング娘。ほどよい人気と大衆化が必要だ。共通点はちょっとジャンクな感じだろうか。

女の人は、キムタク等のジャニーズがパチンコ化になったことを想像するとパチンコ化というものの違和感がよくわかるだろう。

「岡田くん、今度CRになるんだって」
「マジで?私、絶対やる!」

と、なるはずないよね。

一概には言えないが「パチンコ化された」というニュースは、極端な歓喜でも悲哀でもなく「ああ、ここまできたんだ」というカタルシスを与えてくれる。新しいものさしをくれた、と言い換えてもいい。

現在、CRで活躍する芸能人には、漫画やアニメ的なマニアックさは薄い。ぜひとも、CR「阿佐田哲也」やCR「寺山修司」、CR「開高健」を求む。時事ネタでいえば、CR「亀田三兄弟」、東国原英夫プロデュースCR「宮崎県」、CR「沖縄普天間基地移転反対!」などをお願いしたい。

CR「なにわ金融道」のような自虐もいい。CR「和田あき子」などパチ好きの芸能人が自分の台と向き合うシーンも見てみたい。合わせ技的なものも味がいいだろう。CR「踊る織田裕二」やCR「木村拓哉のカンヌ上陸大作戦!」。現役大物芸能人が一回出ると解禁の気配も出るはずだ。個人的にオススメなのはCR「マネーの虎」。高橋がなりリーチがかかり、ダメでも栄作チャンスに発展‥‥マネー不成立の時の落胆をリアルで体験できる。どうだろうかメーカーさん。

現時点で、パチンコ化が一番似合うのは、大塚愛だろう。存在がパチっぽい。

text by 副編

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2008年2月19日 (火)

mixiに潜ってました。

この数カ月で、うわべだけのペラペラな関係を築くのにmixi以上に便利なものもないな、と痛感しました。ふだんの人間関係で疲れているのに、mixi内人間関係で疲れることのバカらしさ。万有引力とは引き合う孤独の力である、と谷川俊太郎は言うけれど、mixiも似たようなもんでした。ネットはひずんでいる。それゆえみんなは求め合う。

さて、最近癒されたゆるゆるニュース
「NHK不祥事…私用パソコンからエロ映像」

第37回番組技術展で11日、男性職員(55)の
私用パソコンに入っていたDVDが再生され、
わいせつ映像が会場に流れてしまい、
その模様がサイトにアップされた件。

まず「番組技術展」という堅苦しい名がいい。
さらには55歳がエロDVDという悲しきリアル。
NHKでは11日に発覚し、14日に事態を把握という
こんなレベルの事件に3日もかけたタイムラグも味わい深い。

詳しい記事の情景描写が、またいい。

当時、職員は別の場所にいたが、
来場者が気付き、びっくりして指摘。
あわてて近くの職員が映像を止めた。

とある。つまり

来場者が「NHKなのにアレいいの?」と指さし
55歳の職員が
「俺のビデオじゃねえか!」
と焦って部下に命令
「早く停止しろ!俺のパソコン探せ!」
近くにいた部下が見つけて慌てて停止ボタン。

ということなんだろう。いいなぁ。
学校祭レベルの悪戯みたい。

さらに、このおっさん職員の被害者ヅラもいい。
「自宅で1週間ほど前に見たDVDが
 そのままパソコンに入っていた」
「どうして再生されたか不明」

犯人が他にいることをほのめかす供述というやつだ。
「そもそもエロDVDを持ってくんなよ、テメエ」
ってことなんだがね。
これが内部の犯行なら隠すのかなぁ。エロだからと言って
手抜きせず、徹底的な内部調査を求む。

1月25日に就任したばかりの福地茂雄NHK新会長は
おもしろい星のもとに生まれているのかもしれない。
インサイダー疑惑の次は、エロDVD疑惑か。
おもしろ放送局になってきた。特集してくれ。俺はみる。

text by 副編

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2007年11月14日 (水)

ジジイが稲尾で泣いていた。

一日遅れてで情報が入ったのか、
古本屋のジジイがレジの陰で
新聞を読んで涙ぐんでいた。

「稲尾さんが亡くなった」

わからんな。
どんな選手が死んだら俺は泣けるんだろうか。
橋本真也のときはちょっと泣いた。
太洋ホエールズの遠藤とかは危ないかも。
いずれにしても、ジジイの涙ほどの濃さはない。

ラジオからは、カバーアルバムが出されたからか
ユニコーンの「ターボ意味なし」が流れる。

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毎日 朝から 暗くなる頃まで
どこから来るのか 通りをすべて埋め尽くす

あたりにどす黒い 息を撒き散らして
どこにも行けない 哀れな生き物

聞こえてくるのは
車たちの悶える声

ほら聴こえるだろ
アイツらの震える声

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サボるために入った古本屋で、
思わぬ重さが漂っていた。
もー、朝からやめてくれよ。
外に出たら、
晴れてんだか曇ってんだか
わかんない空。

text by 副編

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温かいクッション

「ザ・エージェント」という映画を見せられる。仕事に悩み、理想に目覚めたエリートサラリーマンの話と併行して、バツイチ女の結婚が描かれる。

女の姉がきびしい名言をたくさん吐いた。

「彼は今、温かいクッションが欲しいだけなのよ」

酒を飲んだ男はみんなそうだよ。
と、当たり前のように友人O氏はつぶやいた。
彼が今、クッションにしているのは人妻である。

text by 副編

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2007年11月 9日 (金)

Life is first‥‥

深夜。家のドアの鍵穴に、会社のカードキーをかざしている自分に気がついた。疲れている。開くわけねえよな。カギを回して家に入る。部屋のステレオはつけっぱなしか。ああ、高校のときによく聴いた「NOFX」。曲は「Wore Out Soles Of My Party Boots」。俺のパーティブーツの底はすり減っちまった。同感である。もうトシです。

Life is First‥‥人生はあっという間、と歌は始まる。高校のときのメロコアブームも急速に過ぎた。オフスプリング、バッド・レリジョン、ペニーワイズ、ランシド‥‥エピタフレーベルのテンションはそのまま、高校時代のチャリの速度につながっている。ふとんの上に身体を投げ出して思い出す。エピタフは、たしかギリシャ語で「墓の上」だった。

「So call me Fat Fuck geriatric Punk rock‥‥」

ファット・マイク。たしか、ボーカル&ベースはそんな名前だった。アルバムを重ねるたび、増えていく体重。違う意味で存在感を増していった。まだ、あいつは太っているのか。

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Evidently no one likes a quitter or an old punk's bitterness
Son I`m watin for the tap
On my sholder cuz we're all getting older not better
The laughs are no longer with us

So call me Fat Fuck geriatric punk
call me Fat Fuck geriatric punk
call me Fat Fuck geriatric punk
shit face master of disgrace

みんな臆病者や古臭いパンクの味ってのが
好きじゃないのは明らかだよ。
だから俺は肩を叩いてくれるのを待ってるんだ。
だって俺たちはみんな、良くなるどころか
年とってくんだから。もはや笑えないよ。

だから俺のことを
太って老いたパンク野郎って呼んでくれ。
太って老いたパンク野郎だ。
太って老化したパンク野郎って呼べよ。
ぶざまで太ってトシ食ったマヌケ面マスターって呼べ。

※訳は適当
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20代で別れたミュージシャンは、その後もきちんとパンクといっしょに年をとっている。ファットマイクもデクスター・ホーランドもブレット・ ガーヴィッツもティム・アームストロングも。なんで10代に覚えたくだらない知識はいつまでも忘れないんだろう。

眠気のなか、曲をリピートする。

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Life is first
But I don't wanna live past you
Cuz you are my only roots‥‥

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トシ食わないと、歌えないこともある。

text by 副編

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2007年11月 7日 (水)

年賀状だけ、エコを無視?

「どうしたの?最近、更新しないね。」

と1通目のメール。

「そろそろ、更新するんでしょ。」

と2通目のメール。

「ときどき見てるひとの気持ちになれよ。」

と3通目のメール。

「いいかげん更新したら。」

と電話で言われたので更新。

どうして無償なのにここまで追い立てられなければならないのか。同じ言葉を編集長にも贈りたい。利益がからんでくればやる気も出ようと言うもんだがね。

さて、年賀状の新聞広告をみた。
いやはや、もうこんな季節なんですね。

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 年賀状は、
 贈り物だと思う。

 たった一枚の、小さくて、うすい紙。
 それが年賀状です。
 そこには何も入らない。
 指輪も、セーターも、シャンパンも入らない。
 でも、そこには、あなたを入れられる。
 あなたの気持ちを入れることができる。
 だから年賀状はすばらしい。
 そう思いませんか。
 大切な人のもとへ。
 一年で、いちばん初めに届けられるプレゼント。

--------------------------------

「そう思いませんか。」
 
この一言があるとないとでは、天と地ほどに印象が違うと思う。

「たった一枚の」という最小の表現から「いちばん初めに届けられるプレゼント」まで、大きくふくらませていく構成は、まあよくあると思う。宗教の勧誘も大体そうだ。でもその途中で、ふと「メールだってほぼ同じなんだけどね」とか「きれいごと押し付けてるな」と気づいて、

「そう思わない?」

と、折伏の途中でも相手の気持ちを考えられるセンスは好き。洗脳されていない人の語り方。郵便がどうこうより、書いたひとを信頼できる。よくある「いい広告」の世界から、ちょっとはみ出てくる感じに親近感を感じる。無くてもいいという人がいると思うが、私はあるからこそいいと思う。

と、さんざん持ち上げてみたが、嫌なところもある。

郵便にしては目新しい広告だから「年賀状の送受が営利に関わる」ことだと再認識させられた。今まで年賀状を送るときに、どっかがもうけるなんて頭から考えていなかった。結構、もうかるんだろうな。と思うと、一人勝ちの年賀状事業が頭に浮ぶ。純粋に送りたいという気持ちが濁る。いい新聞広告やりだして、急に色気出されても、ちょっとひくわけだ。

今年の年賀状、どうしようかな。
と、地元の友人にメールで相談すると、こんな返事がきた。

「我が家は、貴重な森林資源を守るため、
 年賀状の送付をやめました。」

今年、年賀はがきは40億枚発行。

年賀状は、贈り物だと思う。
年賀状は、環境破壊だと思う。

どう思いますか。

私は正直どうでもいい。

text by 副編

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2007年10月 9日 (火)

働く男

さびれたいつもの居酒屋で
疲れている友人に
疲れているね、と言うと
同情すんなよ、と
同情するほど怒られた。

手洗い洗車場は、超肉体労働。
アメリカの少年がバイト感覚で
小銭を稼ぐのとはレベルが違う。
でも給料は近いかも、と友人は笑う。
そこで、いっしょに笑うと怒られた。

酒がない、と言うので、頼む。
ほほに黒い脂がついている。
それは、まだ指摘しない。
身体から汗の臭いが凄まじい。
臭いなら臭いと言えと怒られた。

車を洗う俺を、洗う女が欲しい。
一人じゃ落とせない汚れがあるんだ。
と、臭い男は言う。
まだ何も言ってないのに、
風俗嬢じゃねえぞと怒られた。

車を洗う洗車機は自分を洗えない。
洗・洗車機が必要で、洗・洗車機のために
洗・洗・洗車機が必要だ。
一人じゃ落とせないってそういうことだ。
そこで、バカにした顔をすると怒られた。

帰り際に、黒い脂を指摘する。
一人じゃ落とせなかった汚れがあるよ。
怒るかと思ったら、笑い出す。
疲れているね、と言うと
もう疲れてねえよと怒られた。


text by 副編

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2007年10月 2日 (火)

40代の未来予想図

ドリカム吉田美和も、いつのまにか42歳。
知らなかったけど内縁の夫がいて、
お亡くなりになったそうで。
でも、ドリカムも42なんだ、
という感想のほうが濃く、後に残る苦さがある。

42ってことは、ヤクルト古田などが同級生らしい。
泣いてたよなぁ、古田プレイングマネージャー。

40代の未来予想図とは厳しいものがあるようです。

さて、パは一足はやく優勝決定。
2年もの熟成ハムがビールづけ。
40で引退のコユキが空を舞う。

優勝の味に、慣れてきたと言えば贅沢か。
昨年は味つけの濃いドラマが多かったから
比べてみると、淡白っちゃあ淡白だ。

ハムについて、去年から気になってるのは、
東京ファンをないがしろにしてるとこ。

『北海道の皆さんは世界で
 イチバンです』

東京は、もういいのか?
北海道のファンとして
恐縮するくらいの失礼。
監督が公式にファンを否定している。
少なくても東京ファンにはそう聞こえるだろう。

話を、40代にもどす。

ハムのコユキが40なら、
広島の佐々岡も40。
そして、40と言えば、
やっぱり今年はカズだろう。

40代は、やめるか、つづけるか、
ひとつの節目になるのさ。

と、会社のおっさんは言っていた。
カズや古田、コユキや佐々岡と、
自分を一緒にするなよ、おじさん。
節目になるのさ、じゃない。
今日もチャックあいてるぞ、朝から。

おじさん、あなたの嫁はカズと
悪あがきのような前髪のあなたを
重ね合わせたことなどないだろう。


おじさんはさっきまで、
新入社員と雑談していた。
みんなが忙しい最中に。

「40代は、やめるか、つづけるか、
 ひとつの節目になるのさ」

「そうですか」と新入社員

「俺も田中幸雄と同じ年代でさぁ
 つい泣きそうになっちゃったよ」

「そうですか」と新入社員

「古田監督もたしか俺と同じ41くらい」

「古田さんは42ですよ。
 41は、バカボンのパパの年ですよ」

※よくやった

text by 副編

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2007年8月20日 (月)

競馬のない週末に、競馬を想う

Specialweek

「スペシャルウィ−ク」という馬がいた。名前どおり特別な週末を感じさせてくれた。武豊が初めてダービーを制した馬だった。

その馬名に、週末が待ち遠しい大人たちの期待感そのものが走っていた。スペシャルなG1がある週は、その馬が引退したいまも「スペシャルウィーク」という言葉が、沸きたつ血となり体内を駆け巡る。

高く大きな夏空の下、美しい芝がレースを忘れて休み、競馬場の鉄の門は閉ざされている。北海道から異常なほどの猛暑が去り、札幌に爽やかな競馬の季節が訪れるはずだった今週末。36年ぶりの馬インフルエンザで、中央競馬の開催が中止になった。

競馬のあるはずの週末。テレビもラジオもスポーツ新聞も、いつもとは違う土日にとまどっているようだった。札幌競馬がいつ始まるか、わからない。36年前は2ヶ月くらい休んだらしい。

JRAの職員も休みかもしれない。突然、この奇妙な休みに放り出された人は、家にいる自分が不思議だろう。 競馬のない、ほんとうの土日を思い出しているのかもしれない。

それしても、静かである。
天気もいいのに、どこにも行く気がしなかった。

こんなにも生活に競馬がくいこんでいたことを、
いま、しみじみ見つめている。

36年ぶりの競馬の休日。
平和な昼の光に包まれた、
人ひとりいないターフを思い浮かべてみる。
そこでは時は止まっている。
競馬関係者や競馬ファンにとって、
奇妙なほど安らかなスペシャルウィ−ク。

text by 副編

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2007年6月21日 (木)

品名フェイント「分解茶」の悪質

KIRIN「分解茶」を買った後に、気づくこと。

Bunaki

脂肪を分解するから「分解茶」
ではなくて「苦味分解製法」
を使用してるから「分解茶」。

これは、分解茶を手にした大抵の人が陥る
ハラを立てようか立てまいか迷う程度の
じつに細やかなサギである。

自販機で、太った姉ちゃんが、この茶を買っていた。
汗が止まらず、ハンカチが手ばなせない。
ハアハア言いながら自販機から「分解茶」をとりだす
ボトルのキャップをまわす手が
ラベルの説明を読んで、
一瞬止まる。
でも、もったいないから飲む。

頭のなかをサっとよぎる、あの小さなイライラ。
そんなことで怒るなよ、というイタズラほど
怒れないからストレスがたまる。

こういうのが一番こしゃくでタチが悪い。
こういうのを「うまい表現だ」と
思っていることは、もっとタチが悪い。

商品ネーミングがつくりあげた
理解と誤解の塀の上のよたよた遊び。
その遊び事体、買うほうに参加メリットはなく
本来の商品の価値を下げている。

こんな商品名のフェイントが有効なのは、
そもそもお茶がクスリ化しているせいか。
最近のお茶はうさん臭くてたまらない。

夏の日の太った姉ちゃんの
一瞬の狼狽を、軽くみないで欲しい。
お茶に薬効を期待している時代の
象徴的なこずるさだから。
言い過ぎか。

商品の本来の魅力で
売ってるわけじゃないから
いずれ消えるだろうけど。

text by 副編

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2007年6月18日 (月)

夕刊にグレート小鹿!その2

夕刊で「ボボ・ブラジル」という文字を読むと
とても不思議な気持ちがした。

ますます小鹿は絶好調である。

6月18日の夕刊も楽しかった。

北海道洞爺湖サミット
「子供に夢と希望を」
という記事のすぐ横に

「ロスでタイトル総なめ」
というタイトルが踊る。
さらに、

「トップヒールとして
 ミル・マスカラス(左)と
 死闘を繰り広げる私」 

というキャプション付きの写真。
そして、

「マスカラスの目に、
 隠し持った塩をすり込んで、
 たった12秒でフォール勝ちさ。」

と、原稿も当然のように極悪非道。
小鹿は、夕刊の中心でヒールを叫ぶ。
明日も楽しみである。

話題としては猪木がようやく出てきたが、
まだまだマニアックだ。

新聞という公的な世界で
知っている人しか分からない
内的な世界を見つけると、
ふだんとは比べ物にならない
笑いや情感が沸き起こってくる。

「吉村道明」という名を
ずいぶんひさしぶりに見つけて、
はじめて道新の夕刊で、胸がつまった。

おやじの好きだったレスラーである。

text by 副編

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2007年6月16日 (土)

ミス・ユニバースの外国人接待感

ミス札幌、ミス流氷、ミス毛布、ミス豚など
名立たるミスをねじ伏せる知名度のミス・ユニバース。
問答無用の貫禄で言葉の意味はわからんが
とにかくもの凄い自信を感じさせる。

あの森さんが、
スタイルだけで選ばれたのかとか、
ちょっとゴツすぎじゃねえかとか、
かわいいいのかアレ?とか、
整形かもなとか、
日本のスポンサーの力が働いたのか、
俺だったらヤだなとか、
あえて問わず、ここでは問題にしない。

問いたいのは、
ミスジャパンが、ミスユニバースの
世界の価値観を意識した
予選的扱いだと言うこと。

奥ゆかしさとか家庭的だとか
桜が似合うとか、日本人的美意識で
選ばれてこそ、ミスジャパン。
ミス・ユニバース日本予選になっている。
気のせいか。

カンヌで賞をとった映画やCMが必ず
日本で面白いわけじゃないのと似ている。

ミスジャパンに応募しようと思う性格の
私ってキレイという思い込みが強い女性よりは、
ミス毛布くらいの野心の少ない女性のほうが
きれいだと思う。

そして、
ミスユニバースに選ばれたからと言って、
ミス毛布になれるとは限らない。

ミス・ユニバースで選ばれたのは世界の美で、
日本の美ではない気がする。

TSUBAKIのCMに出そうな気がして不安だ。
日本の女性は美しい。に含まれるいい切る自信とか、
なんか文句ある?っていう態度が
ミスコンの存在と合致するから。
趣味悪いから、やめといたほうがいい。

カズだって言ってるだろう。
「世界、世界って…日本だって、世界じゃねえか!」
まだ外国人になりたい日本人がいるのか。

Im20070529nn000y68629052007

もう日本人じゃないだろう。この人は。

Kurarachibana

この人は去年2位。
日本の美をはき違えている外国人に
効果的なアピール。
ひと目で世界大会のレベルが伺い知れる。
その意気は買うが、
国内では「くの一忍法帳」レベル。
Vシネに出たいのか。

外国を喜ばせる美ならいらん。
編集長の嫁のほうがよっぽどいいんじゃないか。
大げさか。

text by 副編


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2007年6月15日 (金)

愛媛12番目の選手「カラカミ」

コンサの連勝を止めたのは審判だった。

愛媛のモレノ唐紙は、前半37分にDF西沢淳二(33)に愛媛選手のチャンスを潰したとして2枚目のイエローを与え、自身が得意とする合わせ技レッドで愛媛をもり立てた。

試合中に何度も『ストッキングを上げろ』と指示、前半から敵のイライラを誘う頭脳プレーが功を奏し、前半だけで4イエローをくり出すなど大活躍。後半に入っても誤審の勢いは止まらず、36分のDF曽田の退場を含め、前半と同じ4イエローでひとり舞台の唐紙オンステージ。

モレノ唐紙は3度目の主審で自己最多、J2ワースト2位タイとなるイエローカード8枚を記録した。札幌は9人になり、愛媛は12人の大差で勝利。試合後、2,079人の愛媛サポーターからは祝福のミカンが投げ込まれ唐紙コールがやむことはなかった。

取材に対し唐紙は、
「相手は首位『俺がなんとかしないと』と思った。
 期待に答えられて嬉しい」

と、素直に喜びを表し、背広のポケットをみかんで一杯にして夜のススキノへ消えていった。

【アシスト】     【得点】
38' 唐紙 学志 → 赤井 秀一(愛媛)
86' 唐紙 学志 → 青野 大介 (愛媛)
86' 相川 進也(札幌)

【イエローカード】
17' 唐紙 学志
37' 唐紙 学志
37' 唐紙 学志
40' 唐紙 学志
49' 唐紙 学志
64' 唐紙 学志
65' 唐紙 学志
81' 唐紙 学志

Moreno

text by 副編

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2007年6月14日 (木)

民営化で郵便体操はどうなる?

6月11日、郵便局の投資信託、商品拡大。
いなかの局員に売れる知識なし。

人がいいだけでやってこれた局員が、
ノルマに追われて、なじみのバアさんを
食いものにする事件とか起きそうだ。
「おばあちゃんの貯金、増やしてあげようか」

これから数年後、安定を望むほがらかな局員は減り、
脂ぎったやり手の郵便局員があらわれると思う。
老人小口客を奪われて、信金はいくつ潰れるんだろう。
個人的には、郵便体操のあり方の行方が気になる。
あれこそ、ぬるま湯体質のまぬけシンボル。

それでも、郵便局ってブランドは10年は持つと思う。
郵便局って看板は強い。
ゆうちょって名前は売りやすいよ。
でも、ゆうちょだからって
投資信託が安心なわけはない。
でも、なんでも屋になったらつぶれる気がするんだが。
Yubinkaisyu

憂貯である。
text by 副編

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2007年6月12日 (火)

妙齢ファンデーション的造語

「アデージョ」という言葉を覚える。
もう数年前につくられた造語らしい。

女性ファション誌「NIKITA」が編み出した
30代超の若くない女性の自尊心を
塗り固めるファンデーションのような言葉。
艶女と書き、アデージョと読む。あほか。

キーワードは「貫禄」「お金」「自立」
「テクニック(お洒落)」などなど。
音楽用語「アダージョ」の言葉の匂いも
意識しているのかもしれん。

つまりロリータの反対語と捉えていいのか。

「NIKITA」は「若さでなく、テクニックで
モテる大人の女”艶女”がコンセプト」
らしいよ。
本気なのか、からかっているのか、
いまいち真意がつかめない。

なぜなら、アデージョと聞いても、
ペタジーニの嫁「オルガ夫人」しか
思い出せないからだが。

貫禄、お金、自立、テクニックか‥。

Adegio

じゃあ、落合信子はどうだ。
すごくアデージョだと思うが。

text by 副編

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2007年6月11日 (月)

ジュリアナという過去の意味

こっそりブログ再開。
一時アクセス数が異常で、
何が起こったのかわからずに畏縮。
メモ程度に更新して参ります。
編集長いままでスミマセン。
生きてたらコメントよろしく。

さて、コムスン会長の件。

ズルしてピンチのコムスン折口が報道される時、
「ジュリアナの仕掛人」という説明がしつこい。
ジュリアナは罪じゃないのに、悪事の後に聞くと、
悪いやつに見えてくるから不思議だ。
倫理観を疑うための一斉攻撃の合図みたい。
なんか、のせられるのがバカらしい。
ジュリアナを始めるようなやつだから、
という目線をつくろうとする意図がベタすぎる。
しゃべる時と場所が違えば武勇伝なのに。
事件の後に人格をラベリングするのは汚いね。

パチスロに通いつづけて学校に行かなかった奴、
でも、立派に今は働いている。

って、言うのと、

今はちゃんと働いてるけど、
昔はスロにハマって卒業も棒にふった
どーしようもない奴。

って、ほんとは同じ意味だから。

一世を風靡した経歴が
いまや仇になっているという点では、
コムスンの会長が、なぜか飯島愛とだぶる。

Origuchi

会長、額もピンチです!

text by 副編

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2007年5月11日 (金)

つまんない日記についての日記2

Manabe

日記を書くという行為は暗いが、他人の日記を読むという行為は汚い、さらに他人に見せるための日記というやつは、もはや日記ではなく作品であったりするわけで、やっかいである。他人に見せることを意識すると、日記に意味なんて求めることが土台おかしい話なので、これまた意味がねじくれてくる。 他人に聞こえるようなひとりごとを言う行為なわけだから、気持ち悪い。

じゃあ、日記って何?

無理に日記を書き続けてきたひとは、この疑問にぶち当たると思う。無理に書く自分そのものが不思議なのだ。実は、その「なぜ私は書くのか」というテーマはチープなようで高尚な悩みだと思う。文豪みたいでたいへんだ。なぜ、私は書くことをやめられないのか。

なぜ、私は晩ゴハンの献立をアップしているのか?なぜ、私は毎日、犬のことを報告しているのか?なぜ、昨日みたテレビの話を友人じゃなくてブログに言うのか?なぜ、興味もないのにブログのネタを探して書いているのか?なぜ、私は毎日つらい思いをして書き続けるのか?

芸能人なら、芸能活動と答えるだろう。
自己満足と答えるのは、ありふれててつまんない。
もう少し詳しい答えを考えてみたい。

抽象的すぎるかも知れないが、WEB日記はボディービル的なもんだと想ったことがある。実際に使う筋肉というよりは、魅せ用の筋肉をつくっている感じがする。

有名人でもない自分が、平凡な日常を綴ることに何の意味もないことに気づいて、突然、映画やドラマなんかのレビューを書き始めるひとがいるが、それも何か魅せ用にこしらえたものに見える。

ボディービルダ−が「鍛えること」そのものにエクスタシーを感じるように、くだらない日記ブログを続ける人は「書くこと」そのものの中に喜びを感じている、ような気がする。その、見せたいと見たくないの送受がズレてる感じがとても似ている。社会に還元されない欲望を一生懸命ぶちまけてる様子は、自意識の公害。つまり、ピンで動く寺門ジモンみたいな状態だ。存在価値はゼロ円である。無料なだけにタチが悪い。

どうだろうか。
だめか、やっぱ抽象的すぎたか。
つづきは、また今度。

text by 副編


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2007年4月23日 (月)

つまんない日記についての日記

Nakata

日記は精神衛生上、よくないと聞いた。

確かに毎日ブログ日記を書いて、ある時ふりかえって、自分が総体的につまらないことに幻滅したり、また内面を毎日みつめたりするのは、きついと思う。深く考えなくてもいいことは、深く考えないほうがいいと思う。そんなに毎日、なんか起きる人間なんていない。たいていの人は、自分が大したもんじゃないと気づくだろう。

それは、すべての個人ブログに言えることだと思う。

例えば、ニュースのブログを始めるとする。新聞やテレビやブログ等の情報をリライトするわけだが、そこに記事を選ぶという行為がある限り、個人的感情が現れてて、やはりそれも広い意味での日記であると思う。共感してもらいたい、人にみせるためのものであるかぎり、個人ブログは日記的ナルシズムについて確信犯であることから逃れられない。

それでも、なんのちゅうちょもないく、内面をさらしたがる人もいる。本当の自分にそんなに自信があるのだろうか。そこがわからん。中田のヒデさんくらいになると、わかる。ヒデさんクラスになれば、自信とそこからくる自己陶酔は当然だ。俺伝説、俺物語、俺史を書いているつもりだろう。

中田ヒデ「俺、自分探しの旅に出ます」の件は、いちいち言う必要がないところに意味がある。勝手に行けよ、黙って行けよ、と聞いてるほう(俺)は思うのだが、中田にとっては言うことが大事なのだ。俺は「自分探しの旅に出ます」と宣言しておかなきゃなんないヒーローですよ、という世間への申請書なわけだ。俺は受理の仕方を間違えてしまったが。

逆に「日々他愛もないことを綴っています」と紹介するブログがあるが、自ら「つまらないですよ、私」と言う意味はなんなんだろう、と思う。やはり「他愛もないことを綴る自分」を表現したいからだと思うし、何か逆に中田ヒデよりねじくれたナルシズムを感じる。

考えすぎか。

そう。
日記がよくないのは、考えすぎることだ。
日記にのめりこみ、書きすぎると、心が疲弊する。
なので、日記について批評的な立場から日記を書いていく日記を、ちょくちょくつけて行こうと思う。

やっぱり。
ブログは、自分語りスパイラル。あれもこれも、結局は自分語りになるというジレンマに、悩まされている人は結構いると思うのだが、どうだろう。そして、どうすればいいのだろう。

Eisaku

栄作さんなら、答えを知っているかもしれない。

text by 副編


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2007年2月16日 (金)

ゆるゆるニュースヘッドライン

「ヘッドライン」とか書いてみたが要は
最近、手帳に書いたメモから抜粋したもの。

Photo_9

● スーパーヘビー級 合コン

合コンに行ったら、大きな人ばかりでびっくり。
ふわふわアドベンチャーかと思った。
さらに、遅れてきた人は、巨大ふわふわ。
その女の子のあだ名が
ベイダーだったのには泣けた。
となりの女の子の苗字が「三沢」だったのには笑った。
懐かしき世界最強タッグ。

●部屋割りは大塚には無駄

コンサ三浦監督の部屋割り改革がちょっとあほだ。
記事では「合宿中にもう1回変えるかもしれない」
と今合宿3度目の部屋割り変更を行う可能性を示唆。
たかが部屋割りで「示唆」とかがちょっとあほ。

新人の岩沼は「藤田さんに焼き肉や
ラーメンを食べに連れて行ってもらっています」
MF大塚は「(ゲームの)ウノをやったりしてます」
さらに大塚は「ドキドキします」

なんか間違っちゃいねえか、大塚。

●エロDVDをもらう

後輩からエロDVDをもらう。
タイトルは「サワリーマン金太郎」
熱い男の物語。
本宮ひろ志の心中やいかに。

●編集長、スペインへ

新婚旅行のスケジュールに
チャンピオンズリーグ組み込んじゃダメだろう。
何を観るかって、チェルシーvs.バルセロナ。

副編 「スペインってメシは何がうまいの?」
編集長「メッシは足元がうまいぞ」

と、会話が成立しないほどに熱狂。
ちょっとうらやましいが、
ヨメさん騙してまで行きたいか。

●1日100ヒット突破!

編集長がいないとアクセスが伸びたような。
ひさびさにアクセス解析みてみたら
目標にしてきた1日100ヒットがらくらく達成済。
真面目に更新するといいことあるなあ。
皆様ご愛読ありがとうございます。

text by 副編

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無茶ないいわけ

Soushiki

友人Aのじいちゃんの葬式に行ったんだが、
そのじいちゃんの遺影が、
ズラをかぶったカトちゃんにそっくりで参った。

焼香の時、
泣き崩れるように笑いをこらえた。

その一本だけ立っている毛は反則。

いっしょにいた友人Fに告げると
同じく焼香の時に、
泣き声みたいな笑い声をもらし、
席に戻ってきて一言

「あぶなかったぜ」

我慢してこらえていると、
友人代表らしき爺さんがスピーチ。

「故人である加藤さんは‥‥」

苗字も加藤なのか、と思うと
笑いで全身のふるえが止まらなくなった。
やばい。

友人代表らしき 爺さんはもう
感極まって遺影に話しかけている。

なかでも、

「お前と昔よく柿ぬすんだよなあ」
「お前、1個もとれなかったよなあ」

というくだりがあって、笑いが再燃。

必死の思いで乗り切ったのに、
次に出てきた婆さんが
遺影に向かっていきなり、

「加藤ちゃん!」

と泣き出したからたまらない。
俺は顔をふせてこらえきったが、
Fはついに笑ってしまった。

「すいません、思い出し笑いです」

Kato

それも失礼だと思う。

text by 副編


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2007年1月25日 (木)

JUMBO-CUT

Jumbo_1

夫婦で経営している
小さな床屋に行った。

一見きれいだが、
イスからワタが出ていたり。
蛇口の根元が錆びてたり。
笑顔で迎えてくれた
亭主の前歯がなかったり‥

大人1400円は
説得力のある料金。

亭主のカットが始まって
間もなく客が入ってきた。
妻は客に訊ねる。

「今日はどうします?」
「ジャンボカットで」

鏡ごしにちらりとみると
ガラの悪い新成人が
そのまま大きくなったような中年。

「How would you like your hair? 」
「JUMBOCUT.,please.」
会話を頭のなかで英語にすると
おかしさは増す。

亭主と妻が交代し、
俺はシャンプーに。
客はカットに。
亭主は客に聞いている。

「長めにする?短かめにする」
「短かめで」
「後ろ、すこし切る?」
「いや、いいです」

very JUMBO? or little JUMBO?
短いのにジャンボと呼ぶとは
どういうことか。

1400円を支払い
帰ろうとする俺の背中に、
客と亭主の会話が聞こえてきた。

「えーと、ジャンボだったね。
 1650円です。」

……高いのか

店を出た。

その時はじめて、
文字のかすれた料金看板を見つけた。

大人カット1400円

ジャンボカット1650円

そして、

床屋で聞いた会話、priceless。
CARDで買えない風情がある。

振り返ると
亭主は歯のない顔でニカっと笑った。

text by 副編

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2007年1月24日 (水)

披露宴のスモーク

昨年師走。由緒正しき神社。
神様の前で当HPの編集長とその嫁が
永遠の愛を誓った。

数分後の披露宴。
扉が開き、新婦新郎が姿を現す。
耳なれた曲が聞こえてきた。

司会者は言う。
「新郎こだわりの一曲です!」

FIFAのテーマ曲だ。
W杯の選手入場のときに
かかるあの曲。
神社で誓った神は去り、
今度はジーコが神様に。

親戚一同、ご高齢が多く
何の曲かわかっていない。
またたくフラッシュ。
新婦の顔は真っ赤になる。

人と光に包まれて
新郎新婦は歩いていく。
拍手を送る者。
写真を撮るために
席をはなれる者。
親族の目に光るもの。

新郎は笑顔がなく、
緊張の面もちで
わきを通りすぎる。
音楽、拍手、歓声
様々な音が舞い散る嵐のなか、
俺の耳は
信じられない音をひろった。

俺の隣に座る新婦の友人は
刺身を吹き出した。
せき込み、むせ返り
水を飲み、息を整えて、
涙目で俺をみた。
俺は黙ってうなずいた。

人生最高の花道で
新郎のズボンから聞こえた音。


「ブッ!」


Onara
強烈なスモーク。

text by 副編

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2006年10月20日 (金)

グーグル、グーグル、グーグル

最近、久しぶりに本を買った。
「WEB進化論」by梅田
なんでこんな胡散臭いタイトルの本を買ったかっていうと、帯に引かれたから。


「これは物語ではなく
現在進行形の現実である。
グーグルとネット社会の未来について、
希望と不安が見えてくる」
羽生善治


羽生善治

羽生善治


天才羽生善治


グーグルについて語る羽生。
ネット社会について語る羽生。
ネット社会に希望と不安を持つ羽生。
・・・・・・・


でもさ、この本面白いんだ。


グーグルは自らのミッションを「世界中の情報を組織化し、それをあまねく誰からでもアクセスできるようにすること」と定義している。
——中略——
グーグルが行っているのは、知の世界を再構成することである。
——中略——
権威ある学者の言説を重視すべきだとか、一流の新聞社や出版社のお墨付きがついた解説の価値が高いとか、そういったこれまでの基準をグーグルはすべて消し去り、「世界中に散在し日に日に増殖する無数のウェブサイトが、ある知についてどう評価すか」というたった一つの基準で、グーグルはすべての知を再構成しようとする。

「世界政府ってのが仮にあるとして、そこで開発しなければならないシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられたミッションなんだよね。」


グーグルの開発者って皆、純粋に、本気でそう考えてるんだろうね。
ある意味宗教。

ちょっとグーグルについて真剣に考えてみようかな。
まあ今日だけだけど。
酔っ払ってる時だけね。

text by 編集長

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2006年10月13日 (金)

土曜日の必殺技

Gantai

土曜の昼、呼び鈴に起こされて、友達だと思って寝ぼけてドアを開けると、片目のないスーツのおっさんが立っていて、宗教の勧誘をしてきた。

白いガーゼをつけた眼帯は治療の余地があるように見えるもんだが、黒い眼帯は「見えません」という意思そのものだった。あれは、つけるのにも勇気がいる。

「おはようございます。少々お時間よろしいでしょうか」

勘弁してくれよ、という顔をしたが、片目のおっさんはおかまいなしで話をつづける。

「○○○の今月号です。なんと、これ書店で売り上げN0.1になったんですよ。差し上げますので、一度ご覧になってください」

表紙は、ぎらぎらした7色の後光に包まれた世界各国の子どもたち、いかにもなデザイン。

本を受け取ったら帰ってくれよ、と思っていたが、片目のおっさんは本をひらき、「まず、見てほしいのは、この章です…」と説明をはじめた。

眠いんだよ、という顔で目をこすったりしたが、このおっさんはおかまいなしだ。神のこと、歴史のこと、戦争のこと、世界の貧しい人々のことについて語りだした。

その間、片目のことが気になってしかたがなかった。黒い眼帯よりも、見せられないものがその奥にあるということだ。例えば、目玉があった部分の闇や、涙を流すときの状態はどんな…

「私の目のことが気になりますか」

突然、だった。
とっさに否定したが、おっさんはたたみかける。

「さわってみますか」

どうしてそうなるんだろう。おっさんは眼帯をはずしそうだった。全力で遠慮したら、また本を朗読しはじめた、何だろうこのプレッシャーは。こんなに嫌な障がい者がいるのか。

「そろそろ、友達がくるんですけど」
「もう少しで終わりますから」

だんだんイライラしてきた。
結局、30分くらい神の話をした。

「悪い悪い、遅れた」

友達がきた。片目のおっさんをみて言った。

「何、知り合い?」

「実は、今日○○○の今月号をご紹介させていただいていて‥」

「これから、合コンなのですみませんが‥」

「すぐ終わりますから」

「だから、これから‥」

「すぐですから」

友達もあきらかにイラついていた。
そして、狭い玄関で腰を
落とし低くかまえ、

ぼそりと言った。

「かぁーめぇー‥」

まさか、と思った。

「はぁーめぇー‥」

おっさんは理解していなかった。

止めようとしたが遅かった。

「波ーーーーー!」


片目のおっさんは友達の両手に押されて、玄関から勢いよくはじきだされた。

Kamehameha

おっさんが体で支えていたドアが
ゆっくり閉まり、
友達はこちらを向いて言った。

「これが出せなくなったら、俺も終わりだよ」

俺たちは今年、28になる。


text by 副編

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2006年9月14日 (木)

編集長の北海道旅日記①

Hokkaido_01_1

8月25日 
●出発

出発は14時の便。
ケチって格安のツアーにしたため、微妙な時間の出発になってしまった。
札幌に到着するころにはすでに夕暮れだが、まあ良い。今回は四泊五日の旅。時間には余裕があるのだ。
荷造りを済ませ、連れ合いとともに出発。
13時30分羽田着。結構ぎりぎりだ。
急いで搭乗手続きを済ませ、お土産を買っていざ出発、のはずだったが、指定された搭乗口までが異常に遠い。歩く歩道を5〜6本乗り継いでもまだ着かない。
これも格安ツアーの洗礼なのか。
決してそんなことは無かった。チケットを良く見ると、そこには私が向かっている搭乗口の番号とは微妙に違う番号が。
当然のように全力疾走で今来た道を戻る怪しい二人組。
迫りくる出発時間。遠くのほうでかすかに聞こえるアナウンス。
「最終のご案内です。ANA○○○便札幌行きは・・・」

text by 編集長

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2006年3月 8日 (水)

お父さんになるということ

TOKIO-1

         1

日曜の午前中、お父さんが掃除機をかけていると、
宅配便が届いた。
むりして買った中古のエアコン。
女の子は、お父さんといっしょに包みをほどいた。
お母さんはまだ、いびきをかいて眠っていた。

女の子は言った。

「このエアコン、ふるいね」

お父さんはエアコンの説明書を見ながら答えた。

「中古だけど、性能はいい。
 フィルターのおそうじも自動でする」

「そうじも?」

「おそうじロボットが登載されてるからね」

「なんか、たいへん。休むヒマないし」

女の子はエアコンのボディをやさしくなでながら言った。

「お父さんに似てるね」

お父さんは手を休めて、娘の頭をなでた。

日曜の午前中、お母さんのいびきが

家の奥から響いてくる。


         2


お父さんは居間でビールを飲んでいた。

女の子が部屋から出てきて、お父さんに言った。

「花の種、飲みこんじゃった」

お父さんは真っ赤な顔でたずねた。

「なんの種だ?」

「わかんない、学校でもらった種」

「なんでも口に入れるなって
 お父さん言ったろう」

「ごめんなさい」

「種によっては、あったかい場所に行くと
 おしりから花がでるかもしれん」

その日から、女の子はおびえて
エアコンをつけなくなった。
ついてても、すぐ消すようになった。

ある日、お父さんが帰ってくると、

お母さんがキレそうな眉間をしていた。

「話があるんだけど、ちょっといい?」

「なんの件?」

「しりから出る花の件」

説教がはじまった。

お父さんは、心のなかでつぶやく。

なんの種?

ケンカの種だよ。


         3


お父さんは会社がはやく終わったので、

夕方七時に家に帰ってきた。

お母さんの女友だちが遊びにきていた。

「お邪魔しています」

「どうも、おひさしぶりです」

「いいエアコンですね、うらやましい」

「中古ですけどね」

「でも、除湿ができるっていいですね」

「やっぱり除湿ボタンはよく使います
 ジメっとした嫌な空気がなくなりますから」

ひとしきり挨拶をかわした後、
女の人はお父さんに名刺を手わたした。

名刺の苗字が変わっていた。
お父さんは笑顔で言った。

「ご結婚されたんですね
 おめでとうございます」

お母さんが、お父さんをみた。

女の人は言った。

「逆なんです」

「逆?」

いらいらしてお母さんが言った。

「離婚したのよ」

もうどうしようもない

いやな空気がたちこめた。


         4


居酒屋で、お父さんは以上の三つの話をした。

ありがちだが、幸せそうに聞こえる話。

お父さんは、中古のエアコン。

家族のために酷使されて

失敗を繰り返しながら

空気のような幸せを保っている。

ときどき、娘がなでてくれる。

おそうじ機能付き。


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この話を
お父さんになりそうな
編集長へ捧ぐ

-------------------------


text by 副編

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2006年2月 5日 (日)

さっぽろ雪まつりの見方

雪まつりを心配している。正確には、雪まつりのためにがんばった人たちを心配している。昨年のイラク派兵のゴタゴタからはじまった雪まつり騒動は、身近な人にも影響を与え続けていたからだ。

まず、派兵のせいで雪像づくりに人員をさけない、とかぬかす自衛隊の立場のおかげで、苦しむ人たち。ボランティアの人たち。真駒内周辺で雪まつりを楽しみにしていた人たち。とくに実行委員会は、自衛隊で飼ってる猫の手も借りたいくらいに、忙しそうだった。

たのしいたのしい雪まつりも、政治がらみで事態は一変したのである。自衛隊真駒内駐屯地の協力を得られなくなったから、真駒内会場がなくなり、新しくさとらんど会場が登場。雪の輸送からして自衛隊が手をひいたから、その努力たるや、ものすごいもんだっただろう。連日の大雪で除雪トラック不足が続くなか、どうやってトラックを確保したのだろうか。去年もぎりぎりまで「さとらんど会場の企画募集」をしていたから、何をやるか、も決まっていない見切り発車会場であったのは想像に難くない。

で、今回なにやるのかというと、体験型の雪まつりとなるらしい。メインの大通会場が雪像鑑賞会であるから、その発想は当然だろう。同じもん飾ってもしょうがない。

まず巨大すべり台、ロイズ雪の迷路。有料の熱気球体験、スノーラフト(ラフティングをスノーモービルでひっぱるらしい)、つるつる路面体験(なんだそりゃ)、雪だるまづくり、愛の雪だるま(雪だるまの中にチョコレートをインしてプレゼント)なんてロイズ様にあわせた企画もある。おまけだが、市民雪像もある。食堂もあるらしい。

なんだ、楽しそうだな、心配することないじゃないか。と思われる方もいるだろう。しかし、心配のネモトはもっとシンプルで深い。

「遠い」

東区オカダマは遠い。大通会場からバスで約45分。道も混んでるから正直もっともっとかかると思う。さらに期間中は混雑して車内はぎゅうづめになるはずだ。そこまでして見たい、行きたい企画かと考えると、厳しいものがある。バスを待って、45分かけて行って、迷路に入って迷って‥‥そんな雪大好き人間がいるのか。今、さっぽろは死ぬほど寒いのに。

今年で第57回目を迎える雪まつりだが、もともとは市民の手づくりのお祭りだった。第1回目は、中高生が6基の雪像をつくったのがはじまり。ストーブや飲み物などの心あたたまる差し入れがあったらしい。企業の協賛も、自衛隊の手助けもなかった時代。今回の「さとらんど会場」とイメージがだぶる。

今回も市民の手助けなしには、運営は不可能だったと思う。ある市民(友人)は、酒を飲んでは弱音や愚痴を吐いたり、しもやけや風邪を煩ったり、正月帰れなかったり、心身ともにまいっていた。どれだけ市役所やボランティアの人が困ろうと知ったこっちゃなかったが、身近に関わった友人がいると、まるで自分のことのように思えてくるから不思議である。第1回目の雪まつりもこんな感じだったのだろうか。誰がつくったかわかんない立派な雪像より、友人がつくった汚い雑な雪像のほうを讃えたい。

市民がみんなが不安なまなざしを向ける「第57回 さっぽろ雪まつり」は、明日から。ぜひ、あたたかい目で観てあげてください。


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2006年1月10日 (火)

ネモト誘拐犯と「アンジェリク」

誘拐犯の根本容疑者の妻「ネモト・カルメン・シータ・プレハデス」という名前を聞いて、

「え、カルメンシータ?」

と、一人びっくりした。

映画『カルメンという名の女』も想起したが、その前に、宝塚的歴史小説「アンジェリク」の「カルメンシータ」のほうが名前もいっしょでまず驚いた。

「アンジェリク」は、17世紀を舞台にフランスの貧乏貴族の娘に生まれたアンジェリクが、数奇な運命に翻弄されながら強く美しく生きる半生を描いた小説。時代は、太陽王ルイ14世の頃。設定の基本は、乙女キラキラ、愛憎ドロドロで、ハーレクイン汁出まくりである。

で、その「アンジェリク」に登場するほうの「カルメンシータ」は、ネモト・カルメン・シータ・プレハデス(長ぇー)容疑者と似ても似つかぬ月とすっぽん。彼女の以下の発言をみれば分かる通り。

「海よ 太陽よ 恋人よ また逢いましょう 恋の中の恋よ」

「あなたを知るまではわたしは冷たかった。あなたはわたしの胸に、あなたに夢中になるような火をつけたのよ」

情熱の国スペインの姫君カルメンシータ嬢は、美しく誇り高い女性だ。ただ、ネモト・カルメン・シータ・プレハデス容疑者の誘拐事件と妙にイメージが重なってしまったのが以下の台詞。

「オレンジの香る私の城で愛する人と可愛い子供と暮らしたい」

想像するだけで気持ち悪い。城って感じの豪邸がどうも頭の中でリンクしてしまって‥。

さらに、同じく容疑者である夫がPTA会長と言うのは微妙にリアルで具合が悪くなってくる。子どもが誘拐された病院が「スペルマン病院」ってのも名前がヒワイで嫌。数奇な運命に翻弄されたのは事実だけど、悪いほうのカルメンシータが、私の中の「アンジェリク」に消えないシミを落としてしまった。もう普通に読めないね、あの小説。以上、妄想でした。

蛇足だが、「カルメンシータ」という名の「エスプレッソメーカー」があるらしい。誘拐犯と同じ名を持つエスプレッソメーカーってきついなあ。一般人に実害があるとしたらココ。カルメンシータで飲むエスプレッソ、なんて複雑な味わい。

text by 副編

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2006年1月 2日 (月)

福澤と正月とナインティナイン

 福澤朗をテレビで見るたび悲しくなるのはなぜだろう。新生3のCMを見るたびせつなくなる。野球中継でヒットを打ったランナーが二塁をとばして一塁から三塁へ滑り込み、福澤が「いきなり三塁だ!」とアナウンスする、あのいきおいだけのCM。空元気に見えるのは気のせいか。若いままの役回りでやっていけるもんじゃない、という言葉をひしひしと感じる。帰省するたび、故郷の友だちがつまらなくなっていくのを実感するが、それと似ている。「エンタの神様」での大人目線の苦笑もそうだ。それが大人になったということなんだろうか。

 沈痛なおももちでニュースを読んだり、フリー宣言で大人じみた(立派な大人ですね)語りを披露したあとに、「ジャストミート!」時代の若い勢いを取り戻そうとしても、無理な話なのかもしれない。あれは、そういった意味で福澤にとって酷な仕事であるなあと思う。はじけるたびに昭和色に染まる福澤。過ぎた時間はもどってはこないのだ。あの3のついたメガネから、どんな景色がみえるのだろう。

 と、まあ福澤朗のことを考えながら、年を越した。故郷函館に帰省してるが、ずいぶん寂れたな。よく田舎の歴史ある映画館や銭湯や食堂や酒場で、古いポスターを見て「時がとまってる」なんて想ったりするが、函館は時の流れがとても残酷に爪痕を残している感じ。老舗が店をたたみ、去年できた店が今年もうなくなっていたりする。その店の前で「函館終わってるわ」とため息を漏らす人もいた。活気がないのは知っていたが、なんだか「老い」というものを街から感じるのである。足腰弱ってる感じ。

 年越しテレビは、ナインティナインを見た。火の玉を受け止めたいという企画。くだらなさに一本筋が通っていた。あいかわらず元気である。いい意味で高校の頃みてた時から同じような勢い。年末年始はしみじみしてる場合じゃない、いつまでも火の玉を受け止めようとする大人でありたいと思った。あくまでもニュアンスとして。

text by 福編

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2005年12月25日 (日)

ひろし論

「ひろし」と言う名前には、人を惹きつける引力がある。日本中に散らばる「ひろし」という「ひろし」は、私の中で特別な意味を持っている。その呼称の平凡さが、ボンクラ感を醸しているからだろうか。「ひろしでいいや」という名付け時のあきらめを読み取るからだろうか。芸人の「ヒロシ」なんて、ポッと出の「ひろし」などの話ではない。ひろしの持つ、奥深くマの抜けた魅力がなんとか伝わればと思う。何も年の瀬にこんな話をしなくても、という感じなんだが、好きなことを自由に書いて更新をはじめるきっかけにしたい。

まず、「ひろし顔」というものが存在する、と思う。例えば、名波浩(ジュビロ)の特徴のない地味目の顔はまさしく「ひろしたるべくしてひろし」という感。また、ちびまるこちゃんと、クレヨンしんちゃんのお父さんが同じく、さくらひろし、野原ひろしとしているところもポイントが高い。何のポイントだ。とにかく、凡ようの象徴としての「ひろし顔」というものは、無意識のどこかに確かに存在している。ぜひ、同意を得たい。布施博の当たりさわりのない中身の薄そうな凡な笑顔を見ると、「ひろし」という、顏つきを決定づけるDNAがあるのかとさえ思えるほどだ。

次に、正統派ひろしを挙げる。関口宏、 久米宏、木佐貫洋、荒川博、三上博史、奥寺浩(イソップ)などなど、名だたる「まっとうな、ひろし」がいるが、皆、下の名前で呼ぶような人ではない。関口さんとか、久米さんとか、苗字の方に呼称の比重は傾く。「ひろし」の持つマヌケ性を活かし切っていない、ひろしの持ちぐされ達である。活かす必要がないのかもしれないが。

そんなのといっしょにすんじゃねえ!とばかりに怒り出す極悪ひろしもいる。その代表格が、加藤浩志(ビーバップハイスクール)だ。ビーバップ世代の放つ「おい、ヒロシ!」という言葉は、言ってる本人がちょっとなりきって言うほどの、不良性を帯びたものだった。ビーバップがなければ、あんなひろし像はうまれなかったに違いない。戸塚宏(戸塚ヨットスクール校長)がその流れをくんでいるようだが、このジャンル最強のヒロシは、本宮ひろ志(漫画家)であろう。

生島ヒロシ、黒鉄ヒロシ等のカタカナも独特の尾を引く生臭さが残るが、ひろしの持つヌケた感じを最大限に発揮しているのが、平仮名の「ひろし」だろう。まず、代表的な五木ひろしがいる。そして館ひろし、タチにあやかって登場した猫ひろし。かまやつひろしも、そういやひろしだ。ちょっと深く入ると、ガモウひろし(漫画家)やあしたひろし(漫才師)もいる。そしてなんといっても「ド根性ガエルのひろし」だろう。「ビーバップ加藤」とはまた違う意味での「おい、ひろし!」の存在を気づかせてくれる。平仮名で一気に脱力ひろし系。前出の人々も「ひろし仲間」というひとくくりで見ると、もはや逃れられぬマヌケに陥る。

親がどんな思いで名付けたか知らないが、これほど願いが届かない名前も見当たらない。同じヒロシでも、久米宏のようにスノッブでうさん臭いナイスミドルもいれば、本宮ひろ志のように「これが男じゃ!」と心にバンカラを羽織り生きる漢(おとこ)もいる。「三上博史のように育ってほしいと思って‥」とかいう理由で「ひろし」と名付けたら、 藤岡弘や権藤博、井手博士(らっきょの本名)、円広志、輪島大士、はたまた柳生博のような男になってしまうのだ。名付けで「ひろし」は、生来最初のかなりのバクチである。

最後に、そんなひろしワールドを余すところなく体現している男を紹介したい。彼は過去に「とんねるずのオールナイトニッポン」でネタになっていたほどの、ひろしオブひろしだ。その名も

芝草宇宙(元日ハム)

宇宙と書いてひろしと読む、壮大でありながら庶民的というカタルシス。もうわけがわからない。まさしく宇宙というほかない。人は何故ひろしと名付けるのか、ひろしは何故これほど跋扈しているのか。そこに理由はなく、色即是空の理をあらわす。ひろし。そこに無限の深遠があるのかもしれない。ないのかもしれないが。

text by 副編

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2005年9月12日 (月)

8月の死にそうな話

karasu

昨日も徹夜だったが、今日も徹夜だった。夜が明けて1時間くらい。なのにすでに蒸し熱い。路上は無人だった。信号は意味がなかった。朝もやはないが、頭はボケていた。ときどき目を閉じて歩いてみた。クツのカカトを踏んでいたから、脱げて、履き直そうと屈んだら、ズボンのポケットからケータイが落ちた。ケータイを拾おうとしたら、胸ポケットからボールペンが落ちた。少し歩いてから、もう一度同じことをやった。二度目はボールペンを創成川に投げ捨てた。苦笑いする余裕はなかった。ハトにツバを吐いたら命中した。

アパートの向かいのゴミ捨て場に、屈みこんでいるデブがいた。上着を着てないクールビズ・デブ。デブはデブらしくワキ汗全開で、シャツは模様みたいに濡れていた。そいつは歩道にヒザをつき、カラスをゴミネットで抑えこんでいた。首をしめていたのかもしれない。通りすぎるとき、ギギギィという悲鳴を聞いた。歯ぎしりみたいな音だった。カラスは無表情だったが、開いたクチバシの隙間は真っ赤だった。スズメはそれとは関係なく普通に鳴いていた。エレベーターにのり、5階のボタンを押した。扉が閉まる直前、デブがこちらを見たような気がした。

昨日のように部屋のベッドに倒れた。昨日のように部屋はサウナだった。朝の光がさんさんで、カーテンは意味がなかった。全身から汗が吹き出た。すずめがチュンチュンチュンチュンやかましくなり、デブのことが気になりだしてきて、結局、起きてベランダへ出た。

見下ろすと、歩道にはデブと、距離をおいてカラスが2羽いた。見上げると上空にはもう1羽が旋回、かと思うと急降下してデブの背に一撃。ドス、と鈍い音。他のカラスも舞い上がった。コンクリートに影がびゅんびゅん行き交っていた。デブはYシャツを脱ぎ、それを盾として、または武器として、勇敢に振り回しはじめた。Yシャツを回すデブを中心に、カラスたちはうずを巻くように飛んでいた。それでも朝は静かで、スズメは普通に鳴いていた。黒いワゴンが一台、ボディーをぎらぎら光らせて走り去った。

もはやすっかり朝だった。太陽はガンガンきていた。団地の赤い屋根はさらに赤くなり、ビルの白い壁はさらに白くなった。遠くの山がくっきり見えた。子どもの絵のように単純な色だった。木も電柱もはっきりした影を落としていた。カラスたちは街路樹の枝にとまって、ギイギイと変な声で威嚇していた。デブは仁王立ちし、動かない太い影だったが、やがてゴミネットをめくりあげ、死んだカラスの体を足でずりずり寄せ、街路樹が立つ土のところまでもってきて、手で穴を掘り、埋めた。そして、あっさり立ち去った。

ベッドに戻った。眠たくて、眠れないくらい熱かった。じっとしていられないが、動きたくなかった。目は閉じていた。スズメは普通に鳴いていた。今日は徹夜だった。今日は川にボールペンを投げ捨てた。今日はカラスが殺された。今日はもう明日になった。すべてが追いつかない速さで飛び去っていった。何か頭の中にそれらしい感慨がよぎったが、太陽はガンガンきていた。何も考える余裕はなかった。容赦なかった。数時間後、出勤時に外に出ると、カラスはゴミをあさっていた。もう苦笑いするしかなかった。


text by 副編

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2005年6月 1日 (水)

只今来客中

先月末から、ロンドンに住んでいる叔母さんが我が家に来ている。
10年ぐらい前に来たときは、イギリス人の旦那と子供二人も一緒だったが、今回は一人。

んで、そのおばさんと二人で、子供二人に頼まれたお土産を買いに行った。
息子に頼まれたのがPSP。娘に頼まれたのが...

SONYのiPod。

エッ・・・たしかiPodってアップル社の製品だったような気がするが...
しかしいくらイギリスの物価がクソみたいに高いからって、日本のお土産にアップル製品は無いだろう。

叔母さんによれば本人も良くわかって無いんだろう、とのこと。
ってことで、iPodみたいなSONY製品を買えばよいのだろうと勝手に解釈。
とりあえずSONYってロゴが入ってれば外人は喜ぶでしょ、うんw

向かったのは新宿のヨドバシカメラ。
とりあえずPSP買いにゲーム館へ。

俺「PSPの本体ってありますか?」
店員「ハイこちらに」
俺「これって海外でも使えますよね?イギリスなんだけど」
店員「多分無理ですね。」
俺「えっ・・・」
店員「接続コネクターの規格が日本とは違って日本で買ったソフト以外は動く保障はできないですね。」
俺「えっ・・・」
店員「そもそもイギリスではPSPはまだ発売してないですけど」
俺「えっ・・・」

あのね~、、、本国で販売してないのに本体だけ日本で買っていってどうすんのさ?置物として飾っとくのかい?
しかも発売されたとしても向こうで買ったソフトは使えないんだろ?
そのぐらい調べておいてほしいもんだ。

まあいいや。PSPは諦めてもらうとして、次ぎ行きましょうか。SONYのiPod買いに。
ってことでこんどはマルチメディア館へ。

お、あんじゃん!iPodそっくりなのが。
これでいいや。新製品って書いてあるし。念のため、、、

俺「これって海外でも使えますよね?イギリスなんだけど」
店員「無理ですね。」
俺「えっ・・・」
店員「日本語環境のWindowsのみに対応しています。」
俺「えっ・・・」
ここで叔母さんが参戦。
叔母さん「あの子のパソコンMacよ」
店員「Macには対応してないですね」

まさにダブルパンチ。最悪だ。
しかし日本語環境のWindowsのみに対応って意味わかんないんですけど。
USBでデータ転送するだけだろ?何がどう対応してないんだろうね...

まぁ使えないんじゃしょうがない、あきらめて帰りましょう。

叔母さん「ちょっとイギリスに電話して聞いてみるわ」
俺「マジですか?」
叔母さん「だって手ぶらで帰るわけにはいかないでしょう?」
俺「でも時差とか大丈夫なんですか?」
叔母さん「多分朝だから大丈夫」
多分って...しかし国際電話なんてどっから掛ければ・・・

すぐ近くの公衆電話が国際電話対応w
しかも適当に001だか押して国番号押して・・・
おお!掛かっちゃったよ。

その結果、とりあえずWindowsオンリーでもいいからSONYの新製品が欲しいらしい。やっぱりそうだ。外人にはSONYの新製品。これ定跡。
ってことでOverSeaモデル(海外向け仕様)のネットワークウォークマンとやらをを購入することに決定。
iPodにはまったく似てないけどOKでしょ。もう疲れたよ。

とりあえず、SONYの新製品が買えたんで良しとしましょうか。
これで叔母さんも安心してイギリスに帰れるってもんだ。

しかしこの叔母さん、イギリスから

サンダル

で日本まで来たんだけどそれってどうみても無しだろう(笑

text by 編集長

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2005年5月 9日 (月)

どうでも良い事だが、

ブロードバンドで何すりゃいいの?ってことで最近ネットラジオにはまっている。
弟に聞いたサイトがここ。AccuRadio
洋楽オンリーだけど、クラシック、ロック、ジャズ等、かなり幅広い。
しかもそれぞれが細分化されているから自分の好きなジャンルだけ聞くことが出来る。
例えば「Modern Rock Classics」のサブチャンネル「The '90s (grunge and later)」を聞くと、
ニルバーナ→スマパン→レッチリ→フーファイターズ、みたいな個人的にアチ〜選曲がつづくわけ。

それと、凄いと思うのは聞きたくない曲は飛ばせるところ。
自分の好きな曲だけ選曲できたらもっといいんだけど、そうなると、もうラジオじゃなくなるか。
とりあえずオススメ。

ついでに最近見つけた動画の紹介。

CL準決勝、試合終了時のAnfield
unfield
"You'll Never Walk Alone"大合唱。This is Anfield ! 鳥肌ものだね、こりゃ。

ついでに、
何故か最近良く出る二歩。
「まさか〜!」

以上、どうでも良い情報終わり。

text by 編集長

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2005年5月 1日 (日)

最近の出来事

引越ししました。
北海道から遥々東京へ。
まあ、実家に戻っただけなんだけど。
ということで近況報告。

4月某日
引越し当日。
フェリーで引越しをするという暴挙に出た為、19時間かけて大洗のターミナルに到着したときには疲れ切っていた。
しかしまだ家までは車で2時間以上かかる。
ああいやだ。運転したくない。
しかし思ったほど暑くないのでなんとかなりそうだ。
最後の超難関、車庫入れを奇跡的に一発で成功させる。
夕食時にはそのことが話題に。
『お前は運転がうまい』だの『あそこを一発で入れれる人はなかなかいない』だの、家族はやたらと感心している。
あまり嬉しくなかった。

4月某日
今年で96歳になる老婆登場。
会うのは3年ぶりぐらいだろうか。
噂では相当ボケてしまっているらしいが実際はどうなんだろう。
夕食時、
『いつ帰ってきたんだい?』
『婚約者はいるのかい?』
などの質問を2~3分おきにされる。
まさにリピーター。
最初はギャグかと思ったが、そうではないらしい。
昼間、いすに座って窓から外をず~っと眺めていた姿から嫌な予感はしていたが、想像以上にボケている。
親父いわく、あの人は現実の世界の人間ではなく、あの世とこの世を行ったり来たりしている人らしい。
なるほど。うまいこと言うね。

4月某日
渋谷へ用事があったため、バスに乗る。
乗車し、整理券をとる場所を探すが見つからず。
そうだ、先にお金を払うんだった。
運転手に鼻で笑われてしまった。
いきなりアウェイの洗礼。

4月某日
おいおいオカン、嘘ばっかつくんじゃね~よ。
東京の若者は電車の中ではほとんどの人が携帯をいじくっているだとか、ほとんどの営業マンは営業先まで歩いて行くのに、携帯のGPS機能を使っているとかさあ。
電車のなかで本を読んでた人のほとんどが、今は携帯のオンラインから読んでいる、とかも言ってたな。
Jリーグ観にいく為に電車に乗ったけど全然嘘じゃね~か。
いくら俺が札幌の外れの片田舎に住んでたからって、東京はドラマチックに変わったね!みたいなオーバーリアクションでもすると思ってたのかねw

4月某日
家族で中華料理を食べに行く。
新宿の紅虎というお店。
いつもは混んでいるらしいが、この日はガラガラ。
例の反日騒動が原因なのだろうか。
一部の、愛国教育を受けて政府に洗脳された若い中国人の起こした行動のせいで、日本でまじめに働いている中国人が煽りお受けているのなら、同情してしまうが、考えすぎかも。特別おいしいとも思わなかったし、単に人気なくなっただけなのかな。
紹興酒が飲めたので個人的には大満足。

4月某日
ネット接続。実家にはすでにスピードネットとかいう東京電力系の光ファイバーが引かれている。
当たり前だけど速い。以前のISDNとはえらい違いだ。
このブロードバンドな環境を生かすべく、何をしようかと考えるが良い案は浮かばず。
結局エッチな動画を探す俺。
楽しい!ブロードバンド最高!

text by 編集長

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2005年3月15日 (火)

学生は皆、天才だ

教師になった友人が教えてくれたネタ。

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ある授業。次の英文の訳は?

「I am carried」

生徒は答えた。

「私はカレーです」

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質問「自動車産業で有名なアメリカの都市は?」

生徒は答えた。

「デ、デストロン」

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柔道の時間。畳の上に正座する男子たち。
いつも授業のはじまりに
日直が「瞑想!」と叫ぶ。
そして目をつむり、精神を集中する。

その日の日直が叫んだ。

「黙とう!」
--------------------------------------------

生徒「なんで俺、0点なんですか?」

先生「大黒、名前の欄をよく見ろ」

生徒「あ!」

先生「大里とは、誰だ!」

--------------------------------------------

「居眠りするな、木下!今、何の時間か分かってるのか!」

「説教の時間です!」

--------------------------------------------
落第手前の生徒ばかり集めて追試。
大甘の中学レベルのテスト問題。

1560年(永禄3年)に駿府・遠江・三河の太守、今川義元は天下人を目指して3万人の兵を従え京に出兵。道中には尾張があり、3万もの大群である今川軍に対し、清洲城には5千人ほどしか兵を保有してなかった。この時、絶体絶命の危機に陥ったのは誰?

学生の答え

「オレ」

再追試決定。
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現代文のテスト。
問「売り言葉に‥」と言えば

学生の答え

「へい、毎度!」
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教師ってけっこう楽しいみたいです。

text by 副編集長

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2005年3月 6日 (日)

No music life.

やー、最近、友だちのリコン騒動に首つっこむ羽目になって、毎々週末まるつぶれ。ケッコンしてないのに、リコンのことを考えるのって、いやなもんだ。ケッコンもリコンの一種のように思えてしまう。子供の頃は、大人の言うことには素直にしたがってたが、夫婦のくだらないケンカを見てると、大人って本当は偉くなかったんだと思う。子どもみたいな理由で別れようとしてる奴もいるんだから。

話がそれそうなので、本題に入る。実は、リコンしそうな友だちの母親が「ろう者」で、いろいろ考えさせられることがあった。「ろう者」とは、耳が不自由な人(この言い方もバカ丁寧すぎて失礼な気もする)のこと。

ある日曜日、くそ寒い吹雪きのなか、午前中なのに、とかぶつくさ文句を言いながら、私はリコン問題で友だちの家に行った。そこで、はじめて友だちの母親に会った。会うにあたっての「事前説明」は受けていた。友だち(健常者)と母親(ろう者/生来)のコミュニケーションのとり方は、3つ。手話、筆談、そしてキュード・スピーチ。キュード・スピーチとは、手と口の形で意味を表現する伝達方法らしい。詳しい説明はこちらをご参照いただきたい。http://www.d-b.ne.jp/d-angels/sub7-2.html

で、手話もキュード・スピーチも出来ない私は、当然筆談となる。めんどくさいことこの上ない。私と、友と、友の母親は、小さな居酒屋の小上がりのような居間に集まった。なめらかに交わされる手話の合間、私は紙に向かってボールペンを走らせる。手話は友人が通訳してくれる。このコミュニケーションの時差、いらつくことこの上ない。この場では、私が障害者、つまり手話が不自由な人。カリカリというペンの音がよく響く。テレビはついていない。恐ろしく静かに会話が進んでいく。

「お茶入れてくる」と友人が席を立ち、母親と私が二人きりになった。そのとき、母親は懐から紙を取りだし、私に差し出した。
「やっぱり、別れてしまうのでしょうか」
きれいな字だった。
「たぶん」
と、私は返事を書いた。
母親は何かを書こうとしていた。私も何かもう少し書こうとしていた。居間はとても静かだった。重苦しくはない。母親とときどき目が合った。それは、とても不思議な時間。言葉がなくてもわかり合う感覚。妙な感動すら覚えた。

友人がお茶をくんできた。私は慌ててテーブルの上の紙をコートのポケットにつっこんだ。それを見て母親は小さな礼をした。友だちが「妙なこと言ったんじゃねーだろーな」という顔をしたので、私はお茶を飲んですぐ帰った。会話はもう済んでいた。

帰り道、玉光堂に寄った。視聴コーナーに行く。ヘッドフォンをつけたら、ガヤガヤした店内の音は遮断された。その時ふいに、タワーレコードのコピーを思い出した。「no music.no Life」。人によっては酷な言葉だ。音のない世界。母親の小さな礼。ポケットの中にある紙。ヘッドフォンをはずして、考え込んでしまった。

no2.jpg

text by 副編集長

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2005年1月28日 (金)

冷血日記

編集長の「自分をさらけ出せ」という宗教じみた命令に従い公開。「心を亡くす」と書いて「忙」しい。本当だ。冷血極まる、今年の日記。いろんなことがありすぎる。心象風景地獄絵図。

■1月4日(火)病

編集長が尿道を痛める。
十中八九クラミジア。
詳細を聞きすぎて
気持ち悪くて晩飯小食。

■1月5日(水)誕

友人にベイビー誕生。
願わくばこの子を
預かることがありませんように。
昨年の暮れから
俺は幼児を預かるコインロッカー。

■1月6日(木)会

夜、女帝と会合。
人生を語られる。また、語らされる。
「己の欠点だけ見つめろ」
「他人の欠点を直しても
 自分の得になるわけじゃない」
と諭され、むむむ
危うく某宗教にオルグされかかる。
恐い女。

■1月7日(金)読

性欲よりたまっていた読書欲。
三島「美しい星」。稲垣足穂「星を売る店」
すばらしい世界へ

■1月10日(月)悶

殺人的仕事佳境へ。
他仕事のことを想像しただけで悶絶。
幸せの青い鳥は、絶滅寸前。レッドデータ入り。

■1月11日(火) 弁

離婚問題を抱えた弁護士の気分。
結婚というシステムの不具合に迫る!
特番的休日。喧嘩に招待され疲れる。

■1月12日(水) 犬俺犬

犬 俺 犬
リードなしで散歩している犬に、はさまれた。

■1月13日(木) も

夜、おしかけ友人。
MOをみて「も」と呼んだ。ネタ保存。

■1月14日(金)酒

編集長と酒。
クラミジアという病名が
だんだんオセアニアの
小国の名に聞こえてくる。
編集長はクラミジア人。
大学のことで少し病んでる。
いろいろファイト。

■1月17日(月) 爆

ケンカばかりしてたけど
本当は大好きだった睡魔と、夢の一夜。
めくるめく愉悦の爆眠。
うふふのふとん。
BGM:miroque
「Star child in the crown」

■1月18日(火)襲

殺人仕事、来襲!
いよいよ大詰め。緊張度パワーアップ。
特撮アニメで言うところの
悪役最後の巨大化。
帰宅戦隊カエリタインジャーに変身。

■1月19日(水)膝

シロアリが巣食うかのごとく
痛むボロ膝。ヤブ医に連絡。
週末、来いだと。仕事を手伝え。
掛け値なしのマザーファッカードクター。

■1月20日(木)膝

離婚朝廷に呼ばれる。
ケーキを買って行くが
誰もフォークをつけず議事進行。
甘くない?

■1月21日(金)罰

出勤時の風景。
モームの「雨」に出てくるような
外人牧師が女子高生をチラ見した罪で
自転車でゴミすて場に突入。
天罰の威力を目の当たりに。

■1月24日(月)返

離婚寸前夫のメール。
「どうしよう」に対し、
「わははは」と返。
人助けの気力なし。

■1月25日(火)喫

ふつうに忙しい昼に気づいた。
喫煙所とは、
サボらないと煙草を吸えない場所。
強制サボタージュ装置。
夜、カラスの死骸発見。
近所の人と墓づくり。

■1月26日(水)喫

暇人兼病人から見舞の要請。
キーパーやってて横っ跳びしたら
地面と接触してアバラを骨折したという
おそまつな話。冬の地面は固い。
ボールは見事にゴールに突き刺さった。
骨折り損のくたびれ先輩。救い無し。

■1月27日(木)ラッシュ

離婚前線メール「親が出てきた」に「うお!」と返信。
編集長に嘘メールで冗談「ひっかかったな!」としたら
「嘘を正当化すんな」「プライド高すぎ」
と妙な方向にプチギレされる。意外にデリケート。
飲み会お誘いメール「今日は早いって言ってたでしょ」
「ごめん」と断ったら「嘘つき」「ぶっころす」
と5通連発高速返信。

シメは、仕事の電話です。
「急きょ直しが入りました」

■1月28日(金)疲

ゆるゆる新聞、日記をアップ
くはー疲れた。まだ仕事。
忙しいのは嫌いじゃないが。
と、強がる力もつきてきた。
離婚夫に比べれば、
元気がでてくる自分が悲しい。

text by 副編

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2005年1月22日 (土)

正月のエピソード

正月はさんざん三が日。帰郷したとたん暴走族にからまれ、族の顔をよく見たら中学の友だちだったり、好きな本屋がつぶれていたり、なにしろ仕事を持って帰ってきちまったし‥

<1月1日 ハードボイルドな正月>-----------------------

あけまして、いそがしそう。起きてそうそう仕事です。

新年そうそう、もう泣きそう。ハンカチ一枚、置いておこ。
やりたかねーなー。やりきれねーなー。
窓から今年の風がふく。ほっぺをつたう涙ふく。

3日ぐらいは続くのさ、ハードボイルドな正月。

新年そうそう、がんばれそう?こちらはいよいよ駄目みたい。
やるしかねーかー。やるしかねーなー。
窓から漂う冬の匂い。正月なのにカレーの匂い。

3日ぐらいは続くのさ、ハードボイルドな正月。

<1月2日 夢中生活>---------------------------------

起床直行 机上開戦
仕事停滞 煙草進行 
昼飯拉麺 満腹一服

野望再開 悶々黙々
難攻不落 延々煙々
夕陽西落 思考黄昏

煙草空箱 掌握捻転
湯舟突撃 感情洗浄
机上前線 暗中模索

才能発火 線香花火
睡魔奇襲 情熱消灯
肉体喪失 夢中生活

<1月3日 豊かな暗さ>-------------------------------

男10人で映画館。10代から60代まで参加。なんだこの集団。

「映画館とは、映画を純粋に楽しむもの。ポップコーンなんて食べてるやつは邪道。」という映画マニアのS。「いやいや、アメリカ映画を見るなら、ポップコーンとコーラは必須」と反論するU。Bは「映画は、ひとりで集中してみるものだよ」と、こだわり派。「えー、俺、女としか行ったことないよ」と、ナンパなO氏。「映画館って席が窮屈じゃない?映画は好きだけど、映画館は嫌い。」とKさん。「昔の映画館は、もっと自由だったんだ。タバコだって吸えたんだぞ。」と懐かしがるMさん。上映前から口喧嘩。最悪のプロローグ。

映画館は暗いからいい。太陽がさんさんの部屋で、明るくさわやかな日々。そんなCMのような世界が嫌い。窓が小さい暗い部屋にしかない、落ち着きが好き。暗さを、陰湿とか、不遇とか、引きこもりとかに単純に結びつけるのは、貧しい発想。映画がいよいよ始まるというときに、すぅーと照明が落ちるあのわくわく感は、まぎれもなく「豊かな暗さ」だと思う。

「映画館のこの暗さが落ち着くよね」と言うと、
「疲れてるから、そう思うんだよ」

胸にぐさり。

text by 副編集長

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2005年1月20日 (木)

最近のエピソード4

<最近のエピソード4 眠らせろ>

二人暮らしのマンション。妹はまだ帰っていない。
玄関の灯りをつけると、1枚のティッシュペーパーが
電灯のそばを舞っていた。
よく見ると蛾だ。でかくて白くて巨大な蛾。
まき散らすチョークみたいなりん粉が目に見えた。
蛾は高速で羽ばたき、何度も電灯にアタックしていた。
かと思うと、身を翻し、
物凄いスピードでこちらに向かってきた。目が赤くてでかい。
転げるように玄関を駆け抜け、自分の部屋に飛び込んだ。
息がおさまるのを待って、玄関をそっとのぞいた。
いない。
ひそんでいる。
疲れていたので寝ることにした。

が、となりの部屋でいつもの喧嘩がはじまった。
「うるせえよ!」を連呼する女。
「てめえだよ!」を連呼する男。
怒る体力はない。眠ろう、と目をつぶった。

しばらくすると「ピーポーピーポー」
今度は救急車が通りすぎた。
布団をかぶって音を遮断。

「ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリ」
今度はケータイが鳴った。懸命に無視すると
「ウウウウウウウウウウー」
消防車が通り過ぎた。
隣の部屋では食器が割れた。
眠るのをあきらめて、煙草を吸った。12時を回っている。

やがて隣の喧嘩がおさまり、救急車も消防車も消え去り、
ケータイも鳴りやんでいた。静かな闇が降りてきた。
その闇の中で、あの真っ白い蛾の、さらにでかい奴が、
ジャングルの奥地で黒人の子供に飛びかかる様子を想像した。
あの蛾は、まるで熱帯の生き物みたいに巨大だった。
あいつは一匹で、どこからやって来たんだろう。
時計の音が漂っていた。
思考が眠気に吸い込まれていった。
煙草を消し、布団をかぶり直した。
目をつぶった。もう1時を回っている。明日も忙しい。

しばらくして、妹が帰ってきた。
巨大な悲鳴がマンションに響いた。
命運を祈って、寝た。

text by 副編集長

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2005年1月17日 (月)

最近のエピソード3

離婚しそうな友人がいる。離婚しそうな先輩がいる。別々の理由。別々の境遇。共通の悲劇。電話に出れば、波瀾万丈2時間スペシャル。たまに、頼まれて、しかたなしにそのガキを遊ばせに行く。他人の子供を預かる週末はなんとも空しい。

<エピソード3 日曜日のギラファノ>

昨年の秋の日曜日。雨が降りやんできた午前中。
「行こう、行こう」と狂ったようにわめく
他人の子どもをゲーセンに遊ばせに行った。
子どもの目当ては、ちまたで人気沸騰の
カードゲーム「甲虫王者ムシキング」である。
両替機で、千円札をくだいた刹那、
子どもに百円玉を根こそぎむしり取られた。
給料日前の最後の千円札は、
瞬く間に、甲虫カードに変わった。
金属がガチャンと落ちていく音が、耳に残った。

途方に暮れる俺。喜びを爆発させる子ども。
子どもの手には、レア甲虫カード。
まるで敗者と勝者と金メダル。
甲虫の名はギラファノ・ノコギリクワガタ。
世界最大のノコギリクワガタ‥

帰り道。雨はあがっていた。
歩道は湿って黒かった。
水しぶきを巻き上げるトラック。
青空を映した水たまり。
子どもはギラファノを俺の眼前につきつけ、
かん高い声で喜々として説明をしている。
長くて鋭いアゴが特徴。気が強く力も強いが、
長すぎるアゴをもてあます時がある。
生まれたところはネパール‥

ギラファノを見下ろす俺。
俺を見上げるギラファノ。
雲の影がゆっくり流れて、
歩道は日曜の光で満ちていく。
もうすぐ昼になる。
なあ、ギラファノ。
俺は心の中でつぶやく。
お前は、ついさっきまで、
千円札だったんだよ。

text by 副編集長

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最近のエピソード2

<エピソード2 昼どきのラブソング>

いつも80年代のベタな曲をかける喫茶店で
遅めのランチ。客はまばら。
店内BGMはサイモン&ガーファンクル。
注文してたカレーが到着した頃。
店内の奥に茶パツOL2名が座った。

突然、自己顕示欲の強そうな
角度のきつい眉をしたOLが、
なんと親への感謝の手紙っぽいものを読み上げはじめた。

「パパへ‥」

カレーを食おうとする手が止まった。
トイメンに座ってるもう一人(影のある釈由美子似)は
目をつぶり、祈るようなポーズで両肘をつき、
顔を伏せ、耳に全神経を集中。
私は無関心を装って聞き耳をたてた。

朗読が響き、カレー臭が漂っている。
手紙は意外と短く、もうクライマックスへ。
ラストのフレーズ「パパの、おかげなんだよ」の後、
沈黙が降りてきた。

やがて、影のある釈は、
肩をひくひくさせた後、激しく嗚咽。
16小節のラブソングは終了。
というところで、店内BGMはマドンナに。
妙な状況でカレーを食う羽目。

「Like a Virgin!Fu〜♪」

text by 副編集長

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最近のエピソード1

更新しねーのか!などと言われ続けて、数週間‥。編集長から日記的なものでも書け!ととても他力的な命令が下ったので、最近のエピソードでも。

<エピソード1 ホモの店>

ある夜。編集長と飲み屋へ。やけに長居をした。
閉店時間を過ぎていた。
マスターとの会話が長引いていた。

マスターは、十中八九ホモである。
と、編集長は以前から宣言していた。
私もそうだと思っている。
けれども、いざ本人に聞こうと思っても
たいへんな勇気が必要だった。

マスターは言う。
「僕、独身なんだよね」
唐突な話題にぞくりとした。

マスターは言う。
「ケーキ作りが好き。」
俺たちは顔を見合わせる。

マスターは言う。
「もともと新宿で仕事してたんだけど」。
「2丁目か?」俺たちは心の中で聞く。

マスターは言う。
「付き合ってる人とかいるの?」
俺たちの心臓は半鐘に変わる。

夜が更け、他の客が姿を消し、
ラストオーダーはとっくに過ぎ去り、
グラスも空になり、目は宙をさまよい、
俺たちは無口になり、煙草だけが煙をあげる。
俺はトイレに立った。逃げたと言ってもいい。

便座の上で考えた。
あのまま、話を続けていたら、
「ほんとうのこと」がわかったかもしれない。
このまま、店に居続けたら、
「知らない世界」がわかるのかもしれない。
しかし、知らなくてもいいことも
世の中にはあるはずだ。

長いトイレタイムの後、
「そろそろ、帰ります」
と唐突に言って会計をすませて、店を出た。
トイレに立っている数分間。
「知らない世界」が彼に
覆い被さったのかもしれない。
編集長は苦い顔をして、
しきりに尻をさすっていた。

text by 副編集長

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2005年1月 5日 (水)

「道新VS道警」に抱く心配

grand北海道民として 昨年度をいまさら振り返ってみると、駒大優勝・日ハム躍進等がありましたが「よくやった!」と心から思えたのは、北海道新聞の「道警疑惑追及」キャンペーンでした。知ったかぶりのところも多分にありますが、庶民感覚で書きます。そもそも「新聞なんかろくによまねー」というわしらにも、その殊勲の意味合いがわかるということが、まず凄いと思うから。軽薄なざまーみろ感もありますが、権力のチェック機能としてしっかりと役目を果たしてくれた道新に「よくやってくれた」と言いたいです。道新とってないけど。

私の裏金問題の記憶のはじまりは稲葉元警部の「稲葉事件」であります。 組織ぐるみの犯罪として道警がしっぽを出した02年の事件。警官なのにクスリやっちゃって、警官なのに(拳銃摘発の)ノルマに追われて、警官なのに捜査費が足りなくて覚醒剤を密売し、警官なのに拳銃も密売していたあの件。いわゆる「内部告発」のはしりだったように思います。ある「裏社会の人物」が、捕まっちゃって暴露したから表面化したらしいです。不思議なことに、元警部にしか容疑をかけられませんでしたが、それが氷山の一角だと誰もが想っていました。トカゲのしっぽきりとも言えますが。

grandこれに関する噂は、札幌にいると意外とよく聞こえてきます。札幌のあるバーで、稲葉事件の話をしていたら、マスターがつぶやきました。「俺、見たことあるんだよ、稲葉」。マスターの話では、当時(たぶん90年代?)の元警部は「そりゃあもう、恐いったらないね」であったようです。稲葉警部の名刺がある店ではヤクザは暴れなかったらしい。昔は「キソウ(機動捜査隊)の稲葉」なんて異名もあったほど。顔役という奴です。

友だちの兄貴が道警勤務なので、酒呑みついでに稲葉事件当時の道警の内情を聞いてみました。あの時、上の人間は「道新さん、書いてくれなくて助かったよ」的な発言を漏らしていたらしい。それを小耳にはさんだ道新は、ちくしょう、暴き切れなかった、と悔しくてしょうがなかったらしいです。その時の悔しさが、昨年の執念の「道警疑惑追及」キャンペーンに至るバネになったのでしょう。

grandきょ年の11月30日。札幌の弁護士が服役中の稲葉元警部から裏金の事情をききました。稲葉元警部は裏金捻出のシステムをばらしました。道費と国費の「旅費」の一部を裏金化していたこと、他の部署でも行なわれていたこと、その裏金を管理する人物のこと‥その証言に沿った金の動きも確認されています。もちろん道警OBたちはシラをきり、現職の人間も「取材拒否」なわけですが。時間の問題でしょう。今後も稲葉の発言に要注目です。

grand道新のスクープだけでなく、道警と道新の泥沼の闘いも見逃せません。道警は道内の警察署に「道新とるな!」とふれ回っていました。実際100部程度解約になったらしいです。そのうち道新の新聞配達の自転車を蹴飛ばしたりしはじめそうな、こどもじみた嫌がらせです。また「道新にスクープさせた署はリークだとみなすぞ!」なんておふれを出しとります。記者に対して突然態度を豹変させたお偉いさんもいるようです。

どんどん悪者になって行く道警と反比例して、イメージアップをとげた道新ですが、そこがまた心配の種です。過去には函館新聞創刊のとき、同新聞社のCMを流すな、とテレビ局に圧力をかけたりしてたし。最近では道新が道東で力をもっている北日本広告社を買収し、広告業で道内を牛耳る?計画を進めています。けっこう道新もやることやってるんです。「道警VS道新」は互いに悪事を叩きあう構図が理想なのですが、そうにもいかないでしょう。道警裏金9億数千万はあまりにもでかすぎる悪事です。自殺者もからんでいます。道警の底なしの悪事を叩く、道新の光輝く正義。今年、その影に道新の増長がまぎれてしまいそうな予感がしてます。

grand
text by 副部長


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2004年12月18日 (土)

1000HIT達成!

ゆるゆる新聞が念願の1000HITを達成しました!
これもひとえに皆さんの応援のおかげです・・・って、半分以上は自分が踏んでるはず。
本日の記念すべき切り番ゲットも私。
昨日の夕方、このページを開いてみるとカウンター999。思わずリロードしてしまいました(笑
そういうわけで、特に書くことも無かったわけで、、、今後とも『ゆるゆる新聞』をよろしくお願いします。

そうそう。明日は待ちに待った天皇杯順々決勝、丸亀決戦!
Road To 元日
ガンバレッ!!

text by 編集長

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2004年10月17日 (日)

「速聴」の無防備なうさんくささ

広告は、凝り過ぎると、いんちき臭い。
そのことをしみじみと実感させてくれるのが、速聴。

sokucho.jpg

速聴をはじめると、「α波」がよくでる。
頭の回転がはやくなり、速読も可能になり、
さらにはプラス思考にもなれ、そして人生の成功者になれる。

らしい。
実際に有名スポーツ選手もやってるらしい。
いわゆる「なりたい自分になれる」のが売り。

だから、値段も高額だ。

電話口で速聴販促オペレーターから、
「○十万で、天才になれるのなら、
 安いものじゃないですか?」
と言われた。

メルマガ等では「速聴」という言葉を出さずに
広告を出している。
「なりたい自分になる方法」とかいうコピーで。

雑誌、新聞では、成功者の体験談が
びっしりと書き込まれている。

そう。手口が、マルチくさい。
天才になった人なら、そんな広告はしない。

ここで、速聴のコピーを一席。

「速聴の高速学習が潜在能力の神秘の扉を開く」

テレビの見すぎ的コピーライティング。
やりすぎコピーは「この後‥」をつければ判別できる。
CMへ行く前のテレビ番組の言葉に見えたら、安っぽい。

「この後、速聴の高速学習が潜在能力の神秘の扉を開く!」

役にたたない魅せる文体。ボディービル的コピー。
批判に対して、あまりにも無防備。
たしかに凡人には書けないが。うさんくせえなあ。
クーリングオフとか、させてくれなそうなイメージ。

text by 副編集長

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2004年10月11日 (月)

部屋と赤いソファーと私

041011_232401_001.jpg

♪〜〜
お願いがあるのよ あなたのアパートに行く私
大事に思うならば ちゃんと聞いてほしい
飲みすぎて帰っても 3日酔いまでは許すけど
4日目 つぶれた夜 壊れてオ●ニーしないで

部屋と赤いソファーと私 愛するあなたのため
毎日フカフカでいたいから 時々メンテナンスしてね
愛するあなたのため きれいでいさせて

いつわらないでいて 女の勘は鋭いもの
あなたは嘘つくとき 体が左右に揺れる
あなた浮気したら うちでの食事に気をつけて
私は知恵をしぼって マイタケで一緒にいこう

部屋と赤いソファーと私 愛するあなたのため
毎日磨いていたいから 友達の誘う合コン
愛するあなたのため おしゃれに行かせて

〜〜♪

なんと!!
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なんと!!!
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南斗!!!!(うざい?)
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赤いソファーを買ってしまった。

友達の一言
「これっていけてるんじゃん?」
の一言にのせられて買ってしまった私。

ヤバイね・・・

何がヤバイって、そのアンバランスさに慣れてしまった自分がヤバイ。

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