« 夕張が、おもしろくなってきた。 | トップページ | 土曜はサッカー決勝。日曜はラグビー決勝。 »

2011年1月20日 (木)

友達から「KAGEROU」をもらった。

Kagerou1

誕生日プレゼントという名目で、誕生日のずっと手前に渡された。うちは、ゴミ箱ではない。ブックオフでは80円だった。80円プレゼントされたのか俺。メディア総出で作り上げた話題が最後にたどり着く浜辺が俺。空しいな。いわずと知れた水嶋ヒロこと齋藤智裕による小説である。

本は「この本はおもしろい」という売り文句で買われるものだと思っていたが、「この本を買うのがおもしろい」という売り方も出てきたんだな、と実感。出版社がボケて、テレビがふくらませて、ネットがつっこみ、消費者が笑いながら手に取るという流れ。KAGEROUは、そんな壮大な茶番劇に参加するためのチケットなんだろうな。

ほほえましく終息したブームの終わりに、アマゾンのレビューを記しておきたい。この本は、このコメントまでが作品だった。

---------------------------------------------------


字が大きくゆとりをもった文字列のおかげで目の悪い私でもスラスラ読めました。


先代のマウスパットが汚れてきたのでこの製品を購入しました。236ページもあるとは思えないほど薄っぺらく、起伏も無く、また滑りも良いのでマウス操作が凄く楽になりました。


海外の原作物は翻訳者によって内容がすっかり変わってしまうというのは、よくあることです。本作も翻訳失敗の悪例のひとつですね。本当に本作を評価するのであれば原文で読まれることをお勧めします。


今日、たまたま散弾銃で撃たれましたが、たまたま懐に入れていた「KAGEROU」のおかげで助かりました!ヒロさんは命の恩人です。


最近めっきり寒くなってきました。そこでこの本を燃やして暖をとっていたところ炎の揺らめきに「KAGEROU」を見ることができました。感動しました。おそらく筆者は本は読むだけではないということを伝えたかったのだと思います。


暖をとるとか銃弾に撃たれてとか…適当なこと書かないで!これは立派な鍋敷きです。これからの季節にぴったりです。

---------------------------------------------------

レビューも趣向をこらした名作ぞろいである。彼らレビュアーによって、この本は後生に残るものとなった。客を舞台に上げて語らせる手法は、アングラ演劇を思わせる。観客自身が主人公となってしまう『観客席』という物語をつくった寺山修司を思い出す。

「主人公はいつも俳優だけなのか?」

と、寺山修司は問いかけた。では、水嶋ヒロは何を問いかけているのか。
本をおもしろがる人まで、作品のひとつとするならば、これは「作者」と「読者」の境界線の破壊ともいえるかも知れない。

いやもしかして、誰かがこういうことを意識的に仕掛けてたのかもしれない。水嶋ヒロというバカにしか見えない俳優が、ネットを使って演劇的な虚構と現実の融合をもくろんで、日常を変える物語を世に送り出した可能性はある。

ま、そんなことありえやしないんだが。

|

« 夕張が、おもしろくなってきた。 | トップページ | 土曜はサッカー決勝。日曜はラグビー決勝。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58053/50639670

この記事へのトラックバック一覧です: 友達から「KAGEROU」をもらった。:

» ブックレビュー [通販日記]
話題の作品を読んでみました。 [続きを読む]

受信: 2011年1月26日 (水) 午後 11時58分

« 夕張が、おもしろくなってきた。 | トップページ | 土曜はサッカー決勝。日曜はラグビー決勝。 »