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2010年10月 4日 (月)

サブリミナルエロCM「くつろぎ仕込」

反応したら、負けなんだろうな。「アサヒ くつろぎ仕込〈4VG〉」の件。だが、あえてタクラミに乗っかって、やつらが戦略と呼んでいるもののクダラナサを、庶民として笑ってみようと思う。

テレビCMと称して、女優が男のちんちんを枕にしながら、手の甲で竿の位置を確認する映像が流れている。画面は男が自分の股間を見下ろす視点から始まる→股間中央に女の頭が突然入りこんでくる→女はカメラ目線のまま、そっと股間へ手をのばす→女の細い指はジッパーを焦らすように下ろしたりはしないで、ビールを差し出す。フェチビデオに近いCMである。

01

まるで、ウィルソン・ブライアンの「メディア・セックス」という本に影響を受けたかのような仕上がりである。サブリミナルなエロが、購買につながるというのは証明されているらしいが、90年代で発想が止まっていて、実にくだらん。昭和の手法でだまされると思うのかコノヤロウ。

これが結構、だまされるんだな。

02

「北川景子、触ってるんじゃない?」

という、言葉にならないほどの数秒の疑問。
その頭によぎる無意識が狙いなわけだ。

妄想しすぎか。
いや、ほかにこんな見え見えのエロをやる意図が見えない。
映像には「股間」「女性」「ビール」という記号化されたものだけが出る。余分なものは排除されている。やっぱりサブリミナルなすりこみが狙いだろう。

コカコーラのびんや車のボディの曲線は、女性のカラダをモチーフにしている。そんな隠喩が、手にとりたくなる欲求と結びつくように、触られているかのような潜在的なエロが、飲みたくなる欲求と重なるわけである。

だが今回のエロが、ほんとうに売り上げに反映されるのだろうか。

03

松たか子「コクの時間」の若女将や檀れい「金麦」のベタな妻は、週刊文春や週刊現代のグラビアレベルだが、北川景子の「くつろぎ仕込」は週刊プレイボーイレベルである。ビールを手にとるときに、プレイボーイを手にとるような嫌らしいイメージが邪魔になると思う。若い女性は買いたくないだろうな。

04

そして、俺にはどうしてもこのCMが、低レベルな悪ダクミにしか見えないのである。サブリミナル的な手法はもちろん、口コミという自然発生的なものを人工的に発生させて大衆を操作しようと考えてるアキンドのチンケな意図しか感じられない。

だってCMに出てくるのが、

『コカン、ビール、オンナ』

これだけしか出てこないのは、ひどい。
自社でつくった商品に対する愛のなさを圧倒的に感じさせる。
こんなCMで商品が売れるような世の中ではないことを、心から願う。

05

ただ、エロを電波にまぎれこませる手法は面白い。友人はくつろぎ仕込みを「エロビール」と呼んでいる。こんなCMに対して、正しい呼び名だと思う。企業やメディアの思惑がつくった「大好評!」に、無理につきあう必要はないのである。

06

まず北川景子が、クレームを入れるべき。
色っぽい女性としてオファーされたか知らんけど、
これじゃただのエロ女だと思うよ。

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