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2010年10月18日 (月)

インパクトのインフレ「auのレディガガ」

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冗談で、レディガガでも起用しないと、なんて言っていたら、本当にレディガガ出してきますか。偶然とは怖いもんである。ともあれレディガガを民放CMで見れるのは、うれしい。めったに見れない眼福がある。ただ、イメージのインフレが心配だなあ。

ボルト、そして、レディガガ。つまり手アカのついていない現役の世界的有名外タレ路線。この流れから、水泳のマイケル・フェルプス、バイクのロッシあたりに手を出して行くと、もはやビッグネームのスケールだけの無意味CMが完成する。メッシなんて論外だ。ここらへんで、スタートダッシュはそろそろ潮時じゃないか。じゅうぶん驚かせた。休みなよ。

アンドロイドを待て!のタレントとして「ドラえもん」くらいまで緩く舵を切れると楽になれるんだが、スピードですぎてて曲がれないだろうな。実際にレディガガがau使ってるわけでもないし、auを使ってるシーンがあるわけでも、コメント寄せてるわけでもない。しょせん出オチCMだから、話題の初速は早いが持続力が期待できないもんだ。

ニュースをのぞくと「auの攻めの姿勢」なんてものが取りざたされているが、ボルトやガガは絶対すべってはいけない、という恐怖感の裏返しからくる安全パイ。カネにモノを言わせた守りのCMだ。「ノーボーダー」「フリーダム」で全世界を目指したカップヌードルが、イメージのインフレを起こしたように、「未来へ行くなら」なんて、でかい風呂敷を広げた後が怖い。攻めなきゃいかんのは、むしろこの後。

auは、まだ見当つけないで、でっかい爆弾を適当に落としている段階。つくりたい未来や戦うべき敵がまだ見えにくい状況。アンドロイドを待たせておいて、さあどうする?

個人的には、ケータイはもう十分、未来を示したと思う。新しい機能が出てもさほど新しさに驚かないだろう。みんな未来に飽きている。未来が過去になるスピード早すぎて、わくわくする気力がわいてこない。どうせまた新機種でるんだろ、という感覚におそわれちゃう。ケータイが示す未来なんて、今や使い捨てのインスタント未来なわけだ。

ケータイが世の中をつまんなくしたことも、ケータイ会社はちゃんと見つめてほしいな、と思う。テレビが見れるようになったけどさ、家に急いで帰る楽しみとかなくなった。ケータイいじって親子が会話しないのって、さみしい未来だなって思う。そろそろ、未来や便利の揺り戻しが起きてるような気がする。影をひっくるめて光を見せてくれないと、ケータイの未来なんて、広告がつくいつもの明るいウソでしかない。

ドコモの渡辺謙が漂わす切なさは、そこらへんをちょっと意識していると思う。

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