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2010年9月22日 (水)

芸人は、芸人の世界を笑えない。

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最近の芸人は俳優もできなきゃならん空気がある。俳優になるためのステップとして吉本に入った輪カーンの宮迫、ふとった塚地、ナイナイ岡村、アリとキリギリスのアリのほう、、、数えきれないほどの役者が芸人をやっている。逆か。

ジャニーズのコントに芸人がいらつくように、芸人の演技に俳優もいらついてるはずだ。どっちもいらつくだけ不毛である。お互いにリスペクトがない以上、ばかにしあっていればいい。見ているほうは面白ければ満足だ。アイドルはお笑いをする、芸人は演技をする、役者はコンサートをする。それでいい。ただ、芸人だけはすべてを笑っていてほしい。

アメトークで役者きどり芸人とか、映画監督芸人とか、上下関係芸人とか、やんないのかな。やんないだろうな。世の中の不条理とか、学歴タテ社会のくだらなさとかを笑わせてくれるのは芸人だけだったのに、今や自分たちが所属する世界を笑えないジレンマを抱えている。他ジャンルからの進出をもっとも許さないものになった。志村けんぐらいじゃないかな、アイドルをコントに出すの。

お笑いがいちばんえらい。みたいな状況は、本末転倒である。貴花田が初優勝した翌日に「あのブタ、優勝したらしいで」と言い放つ反骨、島田紳介を靴べらと呼ぶ感性、それこそがお笑いだった。縛られないからこそ、おもしろい。芸人はえらくないからこそ、えらいんだと思う。しがらみのある芸人の世界は今、一般人からみて笑える状況にある。芸人が芸人の世界に縛られている。


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