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2010年4月 9日 (金)

芸を売らずに、コビを売るひと。

「大きな会社で働いている人って、
 上司にコビを売るだけで生き残れるんだよな」

と、大手興業の芸人さんを見ていると思う。

芸人さんをサラリーマンに例えると、営業系・技術系というのがあるなと思う。技術系の人も、売り込む営業の人がいないと成り立たないから、どちらを褒めるわけでもないんだけどさ。

仕事のしすぎなのかも知れないが、漫才師の人を見ていると、営業系と技術系がタッグを組んで、仕事を取りに行っているように見える。でも、トーク番組とやらになると、営業とか技術という任をとかれて、なんか別種の力を試されている。うまく立ちまわる力とか、出しゃばりすぎず上司をもちあげる世渡りテクとかさ。つまり社内評価だけ高い社員がもってる、あの下僕力が際立つ。

それはまるでテレビがひとつの会社の職場を映しているような現象。この「テレビの中が、吉本社内になっている感じ」が、どうもムカムカ胸ヤケする。「この前、一緒に飲みにいった時に……」とかね。トーク番組というやつは、どうやら客前という意識が薄くなるらしい。テレビの前の視聴者こそが客だろうがよ、という気分。

あーあ。会社から帰ってきてテレビをつけてからも、こざかしさだけで出世してゆくニンゲンを見なきゃならんのか。「兄さん!兄さん!」「おい、先輩やぞ!」「大先輩だけど言わせてもらいますがね」と、上司にこびて部下をからかう上下関係の話題は、ホントいいかげん自分の会社に帰ってからにしてくれないか。テレビはあなたの職場だけど、あなたの社内ではないんだよみやさこ。

テレビが吉本の社内関係の発表の場になっている。芸人という仕事が、上司にコビを売るだけで生き残れるんだ、と思いたくはないのだが。

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