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2009年4月30日 (木)

高島屋はアテ馬?丸井は金で伊勢丹へ。

三越伊勢丹 VS 高島屋

丸井今井の譲渡問題が、いよいよ泥沼になってきて面白い。と思っていたら、急転直下、伊勢丹に決まった。
高島屋案は、札幌、函館、旭川に加え、室蘭店も営業支援する、と太っ腹なことを言っていた。伊勢丹案は、札幌と函館の二店を存続。もちろん丸井は高島屋案を支持してきたわけだ。社員もいっとき安心しただろう。でも、

やっぱ、伊勢丹にする。

だってさ。いきなり旭川店はつぶれることになった。たまんないね。最終的には「事業譲渡額」の差。つまり、のれん代の差である。高島屋はアテ馬的存在だったのかもしれん。

企業の買収・合併時の「企業の純資産」と「買収価額」との差額が「のれん代」となって、「ブランドの総合価値」が問われているわけだが、ここで気になったのは金額ではかれることじゃなくて、もう少し本質的な「のれん」こと。

「のれん」と「ブランド」の違い。

のれんはブランドの過去形だと思う。
「のれん」は伝統のために歴史を守り続けてきた、という感じが強くて、「ブランド」は未来のために前進してきた足跡という感じ。「のれん」はHISTORYで、「ブランド」はSTORY。

だから「丸井のブランド」とか言われてもピンとこないが、「丸井ののれん」と言われるとピンとくる。つまり「のれん化した企業」と「ブランド化した企業」があって、今、それがごっちゃになって、今どちらも「ブランド化」と呼ばれている。

丸井は「ブランド」で商売などしてきてない、やっぱり「のれん」で商売していたから、ここまでぼろぼろになったんだと思う。企業は歩みを止めたとき、そして挑戦をあきらめたとき、年老いていく。踏み出せばその一足がブランドとなり、その一足がブランドとなる、と思う。

とりあえず「やっぱ伊勢丹」としたこの譲渡の結末は、イメージを失墜させた。「ブランド」はSTORY。だとしたら、後はもう、上がるだけという見方もある。「ファッションの伊勢丹」が「ファッションの丸井」をつくることはできるのか。

誰も気にしていないが、札幌丸井の近所にある札幌三越は、複雑な顔をしていると思う。

text by 副編

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