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2008年8月17日 (日)

オリンピックの影の見どころ。

オリンピック以外の事柄に触れるのがハバかられるくらいに、オリンピックな状況だ。メダルをとったことが一番のニュースになって、とれなかったことがその次にくる。その優先順位の最後のほうの話題を、ここではとりあげてみたい。

中居くんの生えぎわである。髪切ったんだぁ、と思うよりもはやく、ここまできてたんだぁ、と思わせてくれた。お気づきの方も多いと思うが、オリンピックの熱狂の渦のなかで、誰もそのことに触れる余裕がない。それを計算の上で、中居くんは出し続けていると思うのだ。

今ならば、オリンピックだからスポーツマンっぽく刈り上げた、という必然性がある。このタイミングで出さないと、眉の上に広がるあの荒野をいつ出せるとも限らない。誰も指摘できない状況化にさらし続けることで、慣れてもらおうという魂胆ではなかろうか。

オリンピックの熱狂から一歩引いて、もう一度テレビを観てほしい。中居くんは、毎日がカミングアウトである。生えぎわは瀬戸際。ハゲと呼ばれる、ギリギリのところで踏み止まっている。かろうじてスマップやジャニーズという権威で持ちこたえている。これ以上隠しきることはできない、という苦渋の選択すら読み取れる被害度。横を向いたときの際どいライン。Y字に見えてなるものか、と趣向をこらしたセットの工夫。なんだか、こっちがハラハラしてしまう。

私は、星野ジャパンの試合を観ていてアナウンサーが「(打球が)抜けたー!」と叫ぶと、まっさきに現場にいる中居くんの毛を思い出す。広がるピンチは、額のフィールドと重なる。そして、そのストレスは現実的に本人にも襲いかかっているだろう。これ以上中居くんにストレスを与えてはいけない。がんばれ!がんばれ!星野ジャパン!

谷亮子の銅メダルが時代の終焉を漂わせたように、4年間の歳月は競技以外のところにも刻まれている。岩崎恭子の適齢期を迎えた感じ、古田敦也の薄っぺらくなってきた存在感、井上康生の第一線から退いてすっかり丸くなった物腰、相武紗季のわけのわからない方向への進出、浜ちゃんの芸人根性を捨てきった観るに耐えない関西的ミーハーぶり‥‥。4年間という歳月は人を変えるのだなぁ、としみじみ思う。

今回のオリンピックは予想以上に競技そのものが盛り上がってるせいか、バラエティー化されると味付けが濃すぎて胸ヤケを起こす。そのままで十分うまい刺身をソースべとべとのカルパッチョにされたような気持ち。競技者のストイシズムと、おちゃらけムードのコントラストが激しい。

あと、元関脇 舞の海の存在。オリンピックに関取を連れていって、何を期待しているのか。

text by 副編

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コメント

TBS五輪中継の中居は最悪ですね。知ったかぶってスポーツ通を気取って意味不明なコメントばかり。TBSに抗議しましたが、同様の苦情が殺到してるそうです。当然でしょうね。

投稿: beat | 2008年8月17日 (日) 午前 11時23分

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