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2008年7月 7日 (月)

喫茶店の漫画について。

Magoroku

古き良き汚い喫茶店でしか出会えない漫画がある。置かれているからには何らかの理由がある。そして古い喫茶店であればあるほど、ハズレは少ない。そこにある本は、どんな推薦文よりも信頼できる。

初めて島耕作を呼んだのも、喫茶店だった。独身中年男の夢とも言うべき存在だった。そこまでは想像していたのだが、女癖が悪いのは意外だった。何が面白いのか、10代の頃はわからなかったに違いない。

美味しんぼをちゃんと読んだのも喫茶店だ。そうだ。最初は絵に描いたような成金の俗物をアウトロー山岡がねじふせる話だった。そして、沈黙の艦隊。この本がある店には時代的共通点があるような気がする。

なにわ金融堂、静かなるドン、代紋2などの定番の男漫画も教わった。一番幸福だった出会いは、ああ播磨灘、なんと孫六のさだやす圭。瞬く間に俺ランキングをかけ登った。知らないことを恥じたほどだ。

喫茶店の漫画は、会社員たちにとって旅のようなものだと思う。島課長のようにサクセスしたり、ゴルゴ13のように寡黙に仕事を遂行したり、播磨灘のように最強にふるまったり、オリジナルのイメージを選んで、それぞれ空想の旅に出る。

喫茶店には、豊かな孤独というものを教わった。他人に包まれる安らぎ、というものがあることを知った。 漫画読みながらコーヒー飲む、昼休みの数十分。男たちは現実の役柄から離れて、それぞれに豊かで孤独な旅を楽しんでいるのだと思う。

Gurmet


text by 副編

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