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2007年8月20日 (月)

競馬のない週末に、競馬を想う

Specialweek

「スペシャルウィ−ク」という馬がいた。名前どおり特別な週末を感じさせてくれた。武豊が初めてダービーを制した馬だった。

その馬名に、週末が待ち遠しい大人たちの期待感そのものが走っていた。スペシャルなG1がある週は、その馬が引退したいまも「スペシャルウィーク」という言葉が、沸きたつ血となり体内を駆け巡る。

高く大きな夏空の下、美しい芝がレースを忘れて休み、競馬場の鉄の門は閉ざされている。北海道から異常なほどの猛暑が去り、札幌に爽やかな競馬の季節が訪れるはずだった今週末。36年ぶりの馬インフルエンザで、中央競馬の開催が中止になった。

競馬のあるはずの週末。テレビもラジオもスポーツ新聞も、いつもとは違う土日にとまどっているようだった。札幌競馬がいつ始まるか、わからない。36年前は2ヶ月くらい休んだらしい。

JRAの職員も休みかもしれない。突然、この奇妙な休みに放り出された人は、家にいる自分が不思議だろう。 競馬のない、ほんとうの土日を思い出しているのかもしれない。

それしても、静かである。
天気もいいのに、どこにも行く気がしなかった。

こんなにも生活に競馬がくいこんでいたことを、
いま、しみじみ見つめている。

36年ぶりの競馬の休日。
平和な昼の光に包まれた、
人ひとりいないターフを思い浮かべてみる。
そこでは時は止まっている。
競馬関係者や競馬ファンにとって、
奇妙なほど安らかなスペシャルウィ−ク。

text by 副編

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2007年8月17日 (金)

コンサの胸ロゴ大丈夫?黒い恋人事件

Shiroikoibito


コンサのメインスポンサーがピンチである。結構長いが読んでくれ。

8月14日夜の会見から明けた朝、白い恋人が店頭から一斉に姿を消した。札幌駅に行ってみたら、もう無いの。みやげ屋では「お詫びとお知らせ」の貼り紙が、クーラーの風でゆれていた。

一応、何があったかをおさらい。
随時更新して参ります。ひまならば。

●その1「アイスに菌、でも回収せず」

6月30日に自主検査で見つかった大腸菌入りアイスを大量廃棄&出荷停止。でも一部はすでに出荷済み。まあいいか、と回収せずそのままに。アイスは機械の洗浄方法を改善した結果、菌は出なくなった。

●その2「バウムクーヘンにも菌」

じゃあさ、他のもやばいのかも‥‥と、ここで気づいて7月いっぱいまで自主検査を続行。結果、70%の物凄い高確率で菌を検出。さらにバウムクーヘンから黄色ブドウ球菌を検出。包装の際に従業員の手についた菌が付着した可能性。きたねえ手だな。

●その3「内部告発メールを黙殺」

会社がなかったことにしようとしてるので内部告発。6月下旬と7月中旬に、石屋のHP(お客様相談)に社員からの2通の告発メールが届くが、伊藤統括部長は黙殺。白い社長の石水さんにすら報告せず。主犯だから、言えなかったのかも。

●その4「保健所に内部告発」

8月9日以降、数回にわたって、札幌市保健所に電話で「石屋の従業員」と名乗る者から内部告発があり、ついに発覚。その従業員は解雇。ひどい話だ。

●その5「こざかしいお詫び」

8月12日、アイスクリーム類の全品回収をする「お詫びとお知らせ」の新聞広告を掲載。でもアイスクリーム類から何が出たか(大腸菌群検出)を明記しなかったこざかしさが社内でと問題になった。後に、バウムクーへンも全品回収&お詫びとお知らせ。内部告発を無視したのに「自主」回収という表現はどうなのか。自主的じゃない。

※「黒い恋人事件」は道内経済に打撃を与えるから扱いが大きいが、消費者目線で考えるとこっちのほうがおそろしい事件。

●その6「とどめは『白い恋人』」

8月15日、アイスクリームとバウムクーヘンの件で、道の環境生活部と市の保健所が、立ち入り検査。そしたら「白い恋人」の賞味期限改ざんも発覚。

偽装の主は「30周年キャンペーン限定 白い恋人」。缶入りのプレミアム感たっぷりのものだが、30周年記念という内輪の喜びを分かち合えずに在庫返品の山。「これだけですよ」と社長がとぼけたが、他の恋人も1ヶ月遅れは当たり前の現状が発覚。忌わしい30周年記念となった。

工場に入る前から保健所が目星をつけていて現地(工場)でウラをとったのかもしれない。いよいよ年貢の納めどき。製造ライン無期限停止、石屋製菓は強制的夏休み。

●その7「社長のことば」

アイスクリームとバウムクーヘンの件は石水社長は「知らなかった」。でも、白い恋人の件は「知っていた」。さらに十一年に渡り恋人の賞味期限を操作していること認めた上で、今度は逆ギレ「本来は賞味期限を表示する必要の無い商品なんだよ」。保健所は「JAS知らねえのかよ、そんなわけねーよ」という反応。

ミートホープの時も思ったが、どうして逆ギレできるのかな。
雪印・不二屋・ミートホープ・石屋製菓‥‥次はどこだろうか‥‥

●その8「広がる波紋」

・白い恋人パーク臨時休業
中国人ツアー客が門の前でうなだれている姿をみました。

・北洋銀+三井住友銀行=10億融資
石水さんの個人資産が抵当に入った。やるなあ。
「家族同然の社員は守る」
かっこいいセリフだが、他人は守らないってことに聞こえてしまう‥‥

・コンサドーレの胸ロゴ継続の心意気
上の10億でなんとか頼むよ。

●その9「コンサの勝利」

8月16日、コンサドーレ札幌は2位の京都を3-2で破る。勝ち越し点を決めたFW石井は「大事なゲームだというのはみんなで言っていました」。さらに砂川「胸に『白い恋人』と入っていますし、僕らが勝つことで、少しでも信用を取り戻すことに貢献できれば」。

※優勝するべきときが、来たのかもしれない。

●その10「意外な波紋」

8月18日、白い恋人ネットオークションで4倍。
BY 北海道農業新聞。
マニアックソースからの情報。ネットオークションに出てるのをはじめに見つけたのは誰か。

道新や日経はもちろん、
中日新聞や西日本新聞、神奈川新聞、
信濃毎日新聞に飛び火しているところを見ると
もはや全国レベルの悪徳業者。

●その11「ごめんなさい北海道」

8月19日、白い社長 石水さんがようやく「やめます」。
だがまだ元社長という表記にならない。
8月20日、次期社長含み(なんだその表現)で
北洋銀の島田常務(誰?)と白い社長が
市役所(道庁ではなく)に出向いて
「北海道の菓子メーカーとしてかわいがってもらえるよう、全社員一丸となり頑張っていきたい」と陳謝。事態の目測が甘い。そんなレベルじゃないよ。
※市役所いったが、その日、みてないなぁ。

●その12「アジアへ広がる悪名」

8月20日『白色恋人』11年前就黒心了
(白い恋人、11年前から心は黒く)
台湾の日刊紙 中国時報にまで載っちゃった。
香港のメディアでもバンバン出てるらしい。
中国に言われたくない。
そして北海道が「アジアのスイス」と
呼ばれていることにビックリ。
なぜ、スイス?

※更新中

text by 副編

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2007年8月14日 (火)

世界に羽ばたけ織田裕二!そして落ちろ

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政府開発援助のことを「ODA」というが、私はいつも織田裕二のこと思い出してしまい真剣味を感じない。ODA民間モニター、ODA出前講座、ODA大綱、ODA白書‥‥ふざけているように思える。「途上国へのODA」といっても、抜けるような青空をバックに途上国の貧しい子どもたちを織田裕二がときおり真剣な眉間で、ときおり笑いながら歯をみせて、はげましている姿が浮んでしまう。いっそのことODAのイメージキャラクターにしてはどうか。

世界陸上。あれも「織田裕二の世界陸上」というよりは「織田裕二の世界」だと思う。陸上を通して織田裕二ワールドを体感する番組(なんて番組だ)になっている。さらにモ−リスグリーンなどの面識も親交もない陸上選手をフレンドリーに呼び捨てる様は「世界のODA」という誰も知らない既製事実をいつの間にか打ち立てた。番組のはじめの「ようこそ、僕の世界へ」というテンションに最近、自信や風格すら漂ってきた。俳優には無意味な風格なのですが。

さらに、JRAイメージキャラクターに選ばれたとき…

「ついに来たか‥」

と、打診を受けた織田裕二は思ったそうである。どうして今までこなかったのかと悩んでいた節もある、ちょっと陰を帯びた口調は、単なる「仕事受注」以上の物語を感じさせていて良い。松岡修造?いっしょにすんなよ、レースといえば俺でしょ。という、いつの間にかの増長ぶりをしっかり観ることができる。主演映画をもつ人気俳優という事実が、39歳のおじさんがそうとう調子こいている、という本質をかくしている。

JRAのイメージキャラクターに選ばれ、ドラマ「冗談じゃない」、さらにレギュラー番組「織田裕二の世界陸上」がはじまろうとする今、ひとつのピークを迎えようとしているのは確かだ。織田裕二絶頂期。「ついに来たか」はこっちの台詞だ。

Oda2_2

そんな絶好調ぶりを物語るニュースが入った。


『世界211か国に織田裕二の歌声…「世界陸上」公式ソングに』


8/25の世界陸上大阪大会の開会式で、織田裕二が宝塚&オケをバックにド派手唱!「世界211か国」と「織田裕二」は天秤の皿の上でつりあっている、というイカサマ的感覚が楽しい。宝塚とオーケストラでちょうど同じくらいになるらしい。大阪らしいなあ。

「あっと驚く演出で登場する。とくに衣装に注目してほしい」

と裕二もノリノリ。俺、世界中継!のテンション。世界への進出の仕方を、凄まじいほどに劇的に間違えているのが、織田裕二のでかさだろう。それにしても織田裕二って何だろう。

記事のタイトルの憂いも見逃せない。「歌声」のあとの「…」がしみじみとした味わいを与えてくれる。「!」では決してない、語り口の湿り気を伝えていて素晴らしい。うたうのか… 織田裕二が… 世界211か国に… ああ‥ 歌い上げた後の、外国人たちの「誰だコイツは?」というぽかんとした顔を観るのが楽しみでしょうがない。

記事はこうしめられている。

『詳細はこれからだが、大会自体の各場面で使用される可能性も大いにあるだけに、織田の歌声も各国に届くことは確実。世界を舞台としたフィールドで、織田も世界に羽ばたくことになりそうだ。』

「織田の歌声も各国に響くことは確実」という、世界に響くことを危惧している感じにとれるところはグッド。最後の「織田も世界に羽ばたくことになりそうだ」という期待をあおる一文の、根本的なみんなの疑問を無視して押し切った感じは大好きだ。たぶん今、その疑問は言わない約束になっているんだろうな。

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「どうして、世界陸上で羽ばたくの?」

text by 副編

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2007年8月 9日 (木)

ダルビッシュできちゃったので結婚

「ダルビッシュ」って今、すごくアクセスが伸びるフレーズらしいので、タイトルにしてみた。そんなにみんな好きなのか。実物みたが、きりんみたいだったぞ。首ながくて、のっそのっそしてた。細みだからセギノールよりでかいイメージを受けた。というか長い。女性ファンは、ダルビッシュがやがて馬場のようになるかもしれないことを覚悟しておくべきだ。遠近感がない。

●ダルビッシュできちゃったので結婚

Darvish

ダルビッシュ 女性誌でヌード → 球団は「聞いてないよ〜」→所属事務所エイベックス誤る→「今後ダルの露出は慎重にしようね」と確認 → しかしスポーツ新聞で「熱愛発覚」 → さらに翌日「できちゃってた」「結婚」報道。まったくお忙しいことで。こっちはたまらんよ、アクセス約10倍になったんだから。はじめて自分のページが重たくなったのを感じた。ちょっと怖い。

●世界に轟けTボラン!亀の弟タイトル戦。

「亀田大毅」世界タイトル戦決定!らしい。そんなことはどうでもいい。いつも思うのはこの亀弟の歌の選曲だ。先日行われた亀田の夏祭りではTUBEの「夏を抱きしめて」を披露。Tボランといいチューブといい、18の少年が歌う歌ではなかろうに。何か閉ざされ抑圧された少年時代を背景に感じてしまい、悲しくなる。学校に行っても流行りの会話に入れなかっただろうな。兄弟の絆が深いのは、同じ闇を抱えているせいかもしれない。親父という闇。

あと、ホームページをみると、亀達のシンボルマークみたいのがある。険しい温泉アイコンみたいなくにゃくにゃした線がうねるロゴマーク。その下に亀は「闘拳」の文字、亀弟はなぜか「弁慶」。浪速の闘拳と浪速の弁慶というキャッチフレーズからきているらしいが、「弁慶」二文字を抜き出すのは大きな間違い。

Benkei

これ単体じゃ、弁慶のマークだからね。そもそも「浪速の弁慶とは何か」「浪速じゃない弁慶とは何か」「弁慶の出身地はどこか」という疑問はあるけれど。さらに余談極まりないが、水沢友香というお菓子系グラドルのキャッチフレーズは「浪速乃闘乳」らしい。例によって従えば、ロゴの下に「闘乳」と入るのだろうか。

●ドコモ2.0苦戦中!

自民党の衰退とリンクしているかのようなドコモの苦戦。どちらにしても、つくりあげてきた王道路線というやつが、どれだけつまらないことか、今さら気づいても遅い。ケータイに関しては、auとドコモの露出の仕方がひっくりかえった。auのほうが王道っぽい展開をしているのが印象的。ドコモは過半数割れでも政権を意地している状態だと思う。資金の差を生かせば復建はあるんだろうけど、あこぎなCMに走って好感度を落とす予感がする。そろそろ豪華タレントCMにアレルギーが出始める頃ではないか。


●泊原発5回目の不審火事件

放火だということは、北電はわかりきってたわけだ。あんだけ厳重な警備をしてるから、内部犯しかありえないことも承知だったはずだ。トイレットペーパーや屋内のビニールが自然発火するわけないだろう。でも「犯人はこの中にいる」といっても作業員1000人以上いるからなあ。

犯人さんボヤはいいから、頼むから放射能もれだけはやめてくれ。「被爆する」という単語は、見た目に爆発も何もしないにも関わらず莫大な被害を与えるから、静かな恐ろしさを感じる。

●あと、最近気になっていること。

舞の海と三木谷は似ていると思う。

Miki

Mai

text by 副編

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2007年8月 7日 (火)

リーブ21の巫女「和田アキ子」

Teami

リーブ21、といえば私のなかではニット編みの広瀬先生だった。広瀬先生が「第6回発毛日本一コンテスト準優勝」という栄誉を引っさげての登場は衝撃だった。あたまから手編みが大写しになるリーブ21のCMというだけでもうハラいっぱいである。

まず先生が頭髪のことで悩んでいたという事実。そしてコンテスト参加という勇気、さらに準優勝に輝いた発毛力、そしてCMに出てリーブ21の取締役と発毛について語り合うというサクセスストーリー、すべてのものが渾然一体となって深みとコクのある味わいを醸していた。

Hirose

目にした当初は、まるで闇鍋をつつくかのような好奇心をそそられていた。先生のあのスカーフやジャケットのすそ部分のふりふりや内股からは想像もできない発毛力。そして、それ以前に「ハゲかかっていたけれど」という男性ホルモンの猛威にあらがうという中年性‥‥およそ世の中に消化しきれないCMを目にした気持ちになったものだ。どう解釈していいか今でもわからん。初めてみる変化球だった。

とまどう私を置き去りにして、リーブ21のCMは今度は直球で勝負をはじめていった。コンテスト優勝者(素人)へのインタビューという形式で。あの魔球は意識して投げられるタマではなかったのだろう。広瀬先生という唐突をコンテストという無茶なくくりで説明するカモフラージュだったのかもしれない。


で、現在、和田アキ子の再来である。ここで疑問がある。

どうして出演者が中性的なのか。和田アキ子も広瀬先生も、いわゆる「女の客」としては起用されていない、と思う。かといって、ほしのあきのような男のためのルアーとも思えない。想像だが、男性ターゲットの影に女性が隠れているから、だと思う。おばさんもハゲるという事実はちょっとした業界のタブーなのかもしれない、とすら思う。隠れ客がいる。これが、私なりのキャスティングの納得の仕方だが、いかがなものかリーブ21。じゃなかったら、広瀬先生の件をどう説明してくれるのか。

と、まあ積年の疑問を投げかけてみたが、言いたいのはそうじゃなかった。問題は最近の和田アキ子と紳介のCMである。

Shinsuke

紳介がすがるような目で
「アッコさん、リーブ21の発毛って、何か秘密があるんですか」

という問いかけからCMは始まる。リーブ21的には100点満点、一気に結論を導き出す共感をあきらめた強引コメント。白々しさ、という言葉が空虚であるかのごとく、テレビショッピング型を踏襲している。また番組の空き時間という演出が拍車をかけて芝居臭い。

なにより、和田アキ子の、CMに起用してくれた会社に対する恩義を必死に返そうとするかのような熱のこもった芝居は、宗教にだまされている人をみているようでつらい。紳介の真剣に語れば語るほどうさんくささが増すスパイラルが、それを際出たせる悪循環。いつもの紳介の質問は、

「アッコさん、リーブ21のCMって、ギャラどれぐらいですか」

のほうが近いと思う。

和田アキ子はきっと、私生活でもリーブ21を褒めていると思う。さらに「紳介なんかどうや、私が口きいてあげるわ」とキャスティング的助言もしているような気がする。リーブ21との絆はそこまで強いとみた。紳介はもちろん口先だけである。でもアッコさんの前ではリーブ21の悪口は言わない。言わないほうが、アッコさんが幸せだと思うから。

Akko

和田アキ子は、迷惑ないい人だと思う。

text by 副編

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