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2007年6月28日 (木)

「大日本人」の批評の批評のそのまた批評

なんだか松本人志ブームである。
賛否両論のされ方とか、マスコミの持上げ方とか、
軽い言い方だけどブームって感じだ。
心酔している信者は映画を迷わず賞賛し、
表立ってブームにならない感じが好きだった
ファンにはなんだかやるせない視線がある。

お笑い好きが映画を批評し、
映画好きが笑いを語る奇妙な状況。
その批評はおかしいという批評まで
されて批評されちゃう事態だ。
さらには、カンヌで絶賛とか騒がれる
どんな批評もかきけされる状況で
何がまっとうな情報か判別できない。
今のところ、試されているのは
映画ではなく「松本人志」観だけである。

そういう混乱をさけるために
たけしは「北野武」と「ビートたけし」を
使いわけしていると思うのだが、
そういう賢さがなかったように思う。
ちゃんと批評されたかったとしたら
必要な自浄機能だと思う。

ややこしいので真価を問うのは、
二作目からにしとこう。
映画への「志」の中身は作品を重ねると
浮き彫りになって見えてくるはず。

たけしへの対抗心とか、既存作品への批評とか、
日本の笑いを世界に!とか、
そういう低い次元の動機ではなく、
自分が描きたいものの根本が
雑音が消えた後、にじみ出てくるだろう。

とりあえずは、この松本ブームって言う
批評が批評を呼ぶスパイラル的状況がおもしろい。
ブームとか権威とかを笑ってきた人が、
今度は自分が批評される舞台に上がったんである。
褒められすぎても、くすぐったいだろう。
でも、けなされることは、けなしてきただけに
想像以上に怖いはずだ。

このブームの最たるものが、先月号の
ブルータス松本人志特集「大松本論」

Photo_13

なんか恥ずかしい表紙‥‥
自分でシャッター押しちゃって‥‥
ナルシズムを消しきれていないのは
らしくない。ブルータスのいやがらせか?

で、中身のほうだが、
芸能人や著名人から松本人志への一人一質問の
コーナーがおもしろかった。

まあ、普通の質問はこんなだ。

「こどもの頃から自信たっぷりでしたか」
「1日だけなれるとしたら、何になれますか」
「コントライブはもうやろうとは思いませんか」
「好きな落語家は誰ですか」
「日本人のいいところはどこでしょうか」

しかし、亀田興毅の質問。

「坊主は頭が臭くなりませんか」

数ある「天才 松本人志への質問」という
期待と興味のまなざしで吟味した言葉とは違う。
近所の子のような、すばらしく素朴な質問だ。
亀田の中の少年的純粋性をはじめて垣間見た。


追記

木村祐一ら吉本の芸人100組が短編映画の監督に挑戦。
というニュース。
芸人のゴールが監督というのは笑えない冗談。
ダバディの成り上がりを想起させる吉本の勘違いぶり。
一方、浜ちゃんはAVの監督でカンヌを狙うという噂。
それは、面白い。

text by 副編

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