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2007年3月22日 (木)

「なでしこジャパン」は男前

外見のことをとやかく言う人間は最低だ、と言われるが、最低を承知であえて言わせてもらう。彼女たちは、男だ。

とくにボンバー荒川は男前。
Ara
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★荒川ニュース

01年12月、脱臼から復帰した1カ月後の全日本女子選手権の伊賀戦で、現在の日本の守護神・山郷と接触、右スネを開放骨折し、切断の可能性を宣告された。山郷が号泣して見舞った際も「人生、これもあり」と笑って受け止めた。右足のかかとにあけた穴にワイヤをぶっ通され、右足をつるし、手術を待った。入院中は「心肺機能を落とさないため、ベッドで息を止める練習をしていました」と発言した。
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右足切断を宣告されて、

「人生、これもあり」

なんたる至言。お前はゲーテか。

だが、悲しいことに「なでしこ」は誤解されている。
近所の男子小学生が、前を歩く女子グループを指差してしゃべっていた。

少年A  「あ、なでしこジャパンだ」
少年B  「あいつらマジきもい」
みんなで「なでしこー!なでしこー!」
少年C  「あ、こっち見た」

「なでしこ」が不細工の代名詞になっている。会社や学校、合コン等で「なでしこジャパン」は隠語になっていくのか。

なでしこジャパン最大の強敵は、自らの愛称である。「なでしこ」というネーミングは、誰をターゲットとしているか知らないが邪魔だ。バレーみたいなジャニーズまみれのアイドル化ねらいを避けて、ストイックに行ってほしい。

わからないのが、ターゲットだ。一体、誰が熱心に女子サッカーを観に行くんだろうか。おっさん?マニア?サッカーファン?それとも女の子?そこらへんが混濁してるから、テレビも売りようがない気がする。世界バレーみたいにしちまうのが分かりやすいんだろうけど。無理があるよなあ。試合前にスタジアムでジャニーズが歌ったらと思うとゾッとする。敵国に訴えられて、FIFAから賠償金とか取られそうだ。

女子サッカーは観ていて面白いんだけどなぁ。コンタクトが少ないぶん、見ていてファンタジーを感じる。ラリーが続かない男子テニスより女子テニスが面白いように、女子ならではの軽やかなスペクタクルがある。下手すりゃ男子代表より楽しめる。だから、既存のサッカーファン狙いでいいんじゃないかな。もう、顔はあきらめようよ。

でも、ハーフの選手とか出てきたら、シャラポアクラスが登場して、たった美人ひとりで「なでしこ」を取り巻く世界が変わるかも。全国の女子サッカー部から美人度が底上げされたりしそうだ。やっぱりプレーの華と見た目の華がいないと駄目なんだろうな。サッカーはメジャーでも、女子サッカーはマイナースポーツだから。

「なでしこ」には、美しさとスペクタクルを兼ね備えて欲しい。理想は、リア・ディゾンと神取忍のツートップ。

text by 副編

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2007年3月 7日 (水)

勝手に地球代表「カップヌードル」CM

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コラボレートには、日本語で「板ばさみ」の意味もある。あちらを立てれば、こちらが立たず。目的がいっしょじゃないから当然だ。でも、あくまでも対等なのがコラボレート。お互いの気持ちのズレを考慮しあえる仲じゃないとやってけない。間に立つ人は大変だろう。なんか夫婦みたいだな。

大友克洋×カップヌードル。この両者の関係は、圧倒的に巨匠のストレスが感じられる出来になっている。「次はどこにカップめんを入れるか?」と悩む大友。「もっとカップめんを目立たせてほしい」と注文をつけられる巨匠。「コラボレートじゃなくて、俺、CM作らされてる?」という思いが何度か頭をかすめたことだろう。毎回、アニメにむりやりねじ込まれる商品が悲しい。もうこの仕事は降りているのかもしれん。

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日清のほうは、というと「若者=カップヌードル」という図式を若者に人気の巨匠に作ってもらったのだからうれしいだろうなあ。普通に頼んだら、カップめんのCM作ってくれないもの。まんまと作らせた巧妙な手腕は旨い。FREEDOM-PROJECT恐るべし。

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CMそのものはどうなんだろう。地球をバックに「FREEDOM」って……日清も偉くなったなあ。「ノーボーダー」の時も思ったが、なんだろう、この勝手に地球代表感。典型的アメリカ人の発想みたいな中心主義。つぶれない会社って感じがするだけだ。

「カップヌードルは若者にとって"自由の象徴"であり、その価値は未来においても普遍である」ってコンセプトらしいが、それを「FREEDOM」にすべて注ぎ込むには、説明不足。メッセージが大味すぎる。最初は安物商品が大げさに見せるギャグだと思ったが、結構マジで地球平和を語ろうとする姿勢が見える。また外国人に「日本は平和ボケ」って言われそう。「これが、自由の象徴だ」って自分で言っちゃうのか。そもそも誰が思ってるんだ、それ。

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原始人CM「hungry?」は、全人類共通の欲望を題材にして、「俺たち世界企業」という日清の欲望もうまく料理した絶妙のCMだったなあ。そこに共感はあった。でも、もうカップヌードルは、俺の生活から遠く離れて、宇宙へ行ってしまった。好きだったのになぁ。FREEDOMかぁ……。自由と言われても、女神と尾崎と全共闘ぐらいしか思い浮ばないよ。広げたふろしきの大きさを、次回作に実感するんだろうな。宇宙の次はどこへ行く?

昔、プロレス議員の大仁田が、戦火に見舞われた災害地の孤児たちといっしょに「ファイヤー!」と叫んでいた。その時と同じようなものを目にした気持ちもある。北朝鮮のニュースの後に「FREEDOM」とやられちゃあ、笑うしかない。まぁ、CMは無視して食べると思うが。

カップヌードル。

受験の時、夜食に食うとうまかった。
酒飲んだ、次の日の朝も格別だった。
夏、海で食った味は忘れられない。

でも、もう個人的感情の入り込む余白が
CMから無くなってしまった。
好きだったのになぁ。

Uetocm

あと、最近はやりの「詳しくはWebで!」。テレビ番組で「続きはCMの後!」と言われて、CMで「詳しくはWebで!」と言われちゃ、もうたまりません。15秒CMはバナ−化していくのか。CMの作りを雑にしているだけのような気がする。そして、テレビとかパソコンとか、画面ばっか見てられない。リンクするなら現実世界とリンクしてくれ。バーチャルばかりだと疲れるよ。

もう酒飲んで寝よ。

text by 副編


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2007年3月 1日 (木)

コムロ時代の亡霊「TRF」の復活

Trf

どうしていまさらTRF。なぜこんなに深夜番組でサムや例の呪術士のようなドレッドを頻繁に見るのか不思議だった。「15周年」に理由を見つけることもできるが、10周年でも良かったわけで、それがどうしたという感じだった。TRFはコムロ時代とともに去ったのではなかったのか。ボーイミーツガールなんて、今想えば赤面もののダンスミュージックが再燃する理由はどこにあるのか。

答えは、意外な人物が教えてくれた。
深夜のパチンコ番組に出演する、
すっかり大人の「内山くん」だった。

「面白いすねぇ、CR『TRF』」

そう、もうご存じの方も多いと思うが、パチンコやらない人は意外と知らない事実。CR「TRF」の登場だ‥‥。すべての謎は解けた。金がらみだ。

Machine

こうなっちゃおしまいですよ、あんたら。


★紹介文は最高にイカス。
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日本の音楽シーンをリードし続けるスーパーユニット「TRF」とのタイアップ機が発表されました。コンセプトはズバリ「ダンスミュージックパチンコ」。TRFの特徴でもある「音」と「光」を見事なまでにパチンコ機に融合した、音楽パチンコ機です。
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『日本の音楽シーンを
 リードし続けるスーパーユニット』

『ダンスミュージックパチンコ』

笑いどころは色々あるが、ラストが最高だ。

『TRFの特徴でもある「音」と「光」を
 見事なまでにパチンコ機に融合した、
 音楽パチンコ機です』

「音楽パチンコ機」というフレーズのダサさも見逃せないが、 ファンなら、こう怒るべきだろう。


「見事なまでにパチンコ機に融合するな!」


TRFと青春をともにしてきた大人たちが、ちょうど今、パチンコのターゲットに成長していることは分かるんだけど、どうなんだろうなぁ。ついにパチンコ化!って喜ぶべき成長なのか。

大衆がコムロの手の平の上で遊ばされていた時代の象徴的ユニットTRFは、ある意味パチンコ化というある種の到達点を見つけることで、音楽シーンをリードし続けている、と言えなくもない。だが、TRFが初恋や初デートの思い出の曲だった人もいるはずだ。俺はあの頃、高校生だった。TRFと青春を過ごしてきた人にとって、パチ屋のタバコの煙に包まれながら曲を聞くなんて、想像もしなかった悪夢だろう。本場のダンスミュージックを目指してきた人間が、ビジネスに組み込まれていく様を見せつけられているようだ。

Pet1

エイベックスも酷なリサイクルをする。
青春の夢は、夢のままにしておいてくれないか。
早く成仏してくれ、TRF。

text by 副編


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