エロを忘れた倖田來未ケータイCM
「エロかわいい」かも知れないが「かわいいエロ」ではない倖田來未。世間(主にTVキャスター)は彼女の行動(プロモーション活動)のすべてに、カッコエロをつけて観ていたと思う。「今日の(エロ)服装は素敵ですね」「とても激しい(エロ)ダンスでしたね」「凄く作り込まれた(エロ)PVで‥」てな具合に。どうみてもエロなんだが、世間的に白黒はっきりつけずに今日まできたから、NHKにも出れたのだと思う。だから今「倖田來未に似てるね」という言葉の微妙さがとても面白い。
そんな日本が誇る魅惑のビッチに(エロ)がつかない事態に遭遇した。なんてこった。
昼間に会うと、がっかりするような女がいる。雰囲気の良いバーの、薄暗い灯の下で話した水商売の女と、太陽の下で会うべきじゃない。「白日のもとにさらけ出す」という言葉の深みを思い知るからだ。
今回の案件はそんな状況に似ている。
東芝の「ええなぁ、コレ」のCM。
これ、ご覧になっただろうか。どこにでもいそうな化粧の濃いギャル女があらわれて、カメラ目線で「めっちゃええやん」「押しやすい」「ええなぁ、これ」と誉めまくる。しかも「ハイテンション篇」だと。完全にフィルタ−がはずれた状態で現れるとは思わなんだ。(エロ)がとれたら、かっこよくもなんともなく、とんでもないもんが残ったのだ。
歌わない、ダンスもしない、エロくもない、かっこよくもない。それで良くCMに出たもんだ。ファンの「かわいい!」を受けとめての路線変更なんだろうか。だとしたら、イバラの道だ。思い出せ、もともとそっちに行けないから、エロで売ってたんじゃないのか。元祖「エロかっこいい」のお銀(水戸黄門)に学べ。エロにも円熟という未来はある。
text by 副編
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