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2006年8月23日 (水)

苫小牧の準Vと準Y

Tanaka
準Vの男・田中

決勝再試合の後、苫小牧の太った友だちに「準優勝おめでとう」と電話をかけてみたら、ものすごい反応だった。はじめは返答がなく、しだいに嗚咽がもれ、嗚咽をよく聞くと「ありがとう」と鼻水まみれの汚い声。彼女はまともに話すために鼻をかみ、深呼吸を繰りかえし、また嗚咽を漏らし、ようやく話し出しても、また泣き出す始末だった。5分後、電話をかけ直してきて彼女は言った。

「苫小牧はつらかったのよ」

何のことかと言えば、例の駒苫の事件→監督辞任の一連の不祥事のことだった。生っ粋の苫小牧っ子である彼女は、まぎれもなく人生を駒苫に捧げていたし、「駒苫の田中くんが望むなら、私は10キロやせてみせる」と不要な目標を立てる太った狂信者だった。

「でも、準優勝で気が晴れただろ」

「いや、準Vはうれしいけれど、準Yがあったから」

「ワイ?」

「市長の件よ、準強制ワイセツだったの」

2006年5月5日のこどもの日。苫小牧の桜井市長が40代の女性経営者にわいせつな行為をした。

「考えてみてよ。甲子園優勝校の野球部員が居酒屋で酒を飲み、煙草を吸う。部長は体罰。たしかに野球部は群れててガラ悪かったけど、悲しいよね。選抜消えたし、夏はこねえなと思ったら、やってきそうなのは米軍。F15もやってくる。ただでさえ、国道は暴走族うるさいのに。市長、米軍対策は手を打ってんだろうな!と思ってたら、市長がババアのパンツに手を入れちゃった。さらに口ふうじ失敗!おととしに市役所の職員がワイセツしたばっかじゃない。ため息で苫小牧の空が曇ってるよ。もう、この街は狂ってるよね」

「でも、甲子園はすごかったじゃない」と言うと「そうだよね〜」と彼女の機嫌はがらりと変わった。「やっぱり、苫小牧はスラムなのよ。ヒーローがうまれる土壌だったのよ。」

スラムのまちがった使い方だと思うが、苫小牧人が言うから訂正はしなかった。北海道のスラム、苫小牧の今後に期待したい。

Sakurai_2
準Yの男・櫻井前市長

text by 副編

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