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2006年7月11日 (火)

グロッソ!グロッソ!グロッソ!

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すばらしい試合をありがとう!ありがとうフランス!ありがとうイタリア!そして、ありがとうグロッソ!今大会で最も輝いた選手は、ジダンでも、ロナウドでも、ベッカムでも、リケルメでも、バラックでも、トッティでもない。ファビオ・グロッソ、お前ではなかったか。

スピードはないが割と技があり、スケールはないが根性があり、スターではないがヒーローになった。予選の時は「イタリアで一番地味なやつ」とか思っていたが、でかいクセにドリブルをしかけ、何度となく最前線に顔を出し、意外にチャンスを生むお前の姿は、私のなかにグロッソ・ブームを巻き起こした。

グロッソがMVPだ!と冗談まじりにネタにしていただけに、大会を通じての活躍ぶりには心底嬉しい。準決勝ドイツ戦、延長戦でゴールを決めて、泣きじゃくりながら「信じられない」と首をふりふり走り出す姿をみて、実はすこし泣きました。

98年フランスW杯では、フランスリーグ得点王でシュートミスの天才ギバルシュを応援。02日韓W杯では、ヒジ鉄少年イブラヒモビッチに期待。06ドイツW杯のグロッソに思い入れ、ついに当たりを引いた。

そんな個人的思い入れが強いからだろうか。 「イタリア VS フランス」は、今大会のベストゲームだったように思う。

仏が序盤のPKを決めて一気にゲームに点火、伊が猛追してゴール。仏のマケレレ・ビエラが番犬のごとく襲いかかり、伊のサイドバックは全身に火がついたように走り回った。リベリが、カモラネーシが、とにかく突っかける。しかし、テュラムに競り勝つ者や、カンナバーロを出し抜く者は皆無。ガットゥーゾは山賊のように、略奪こそ生きる道だと信じている。アンリは宇宙人だ。ピルロとジダンだけは別の競技選手のように華麗に舞う。1対1のまま、延長突入。マテラッツィの悪魔のささやき。神様ジダンが真っ赤に染まった……


そして、PK戦。
しびれた。
だって、イタリアの5人目……

「うそだろリッピ!」

グロッソ!!キャプテンのカンナバロじゃない、よほど信頼してないと…うわあ!決めたグロッソで優勝!という具合で、もう理解する時間が足りなかった。バルテズも虚をつかれたに違いない。リッピがチームで最も一番信頼していた選手が、彼だったのだ。


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そこではじめて、イタリアは他の強豪とは明らかに違うチームだと思った。リケルメのアルゼンチンより、バラックのドイツより、ロナウドのブラジルより、ジダンのフランスより、個をもちながら個を消したイタリアが、チームとして輝いていた、と終わってみて勝手に想像している。


5人目にグロッソが出てきたこと。それが、優勝した秘訣とまでは言わないけれど、2006年のイタリアが本当にいいチームだったという理由になるような気がしている。


2006年ドイツワールドカップ
決勝『イタリア VS フランス』
1-1(PK 5-3)

ピルロ    ○ − ○ ビルトルド
マテラッツィ ○ − × トレゼゲ
デロッシ   ○ − ○ アビダル
デルピエロ  ○ − ○ サニョル
グロッソ   ○ −  


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text by 副編

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