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2005年1月 5日 (水)

「道新VS道警」に抱く心配

grand北海道民として 昨年度をいまさら振り返ってみると、駒大優勝・日ハム躍進等がありましたが「よくやった!」と心から思えたのは、北海道新聞の「道警疑惑追及」キャンペーンでした。知ったかぶりのところも多分にありますが、庶民感覚で書きます。そもそも「新聞なんかろくによまねー」というわしらにも、その殊勲の意味合いがわかるということが、まず凄いと思うから。軽薄なざまーみろ感もありますが、権力のチェック機能としてしっかりと役目を果たしてくれた道新に「よくやってくれた」と言いたいです。道新とってないけど。

私の裏金問題の記憶のはじまりは稲葉元警部の「稲葉事件」であります。 組織ぐるみの犯罪として道警がしっぽを出した02年の事件。警官なのにクスリやっちゃって、警官なのに(拳銃摘発の)ノルマに追われて、警官なのに捜査費が足りなくて覚醒剤を密売し、警官なのに拳銃も密売していたあの件。いわゆる「内部告発」のはしりだったように思います。ある「裏社会の人物」が、捕まっちゃって暴露したから表面化したらしいです。不思議なことに、元警部にしか容疑をかけられませんでしたが、それが氷山の一角だと誰もが想っていました。トカゲのしっぽきりとも言えますが。

grandこれに関する噂は、札幌にいると意外とよく聞こえてきます。札幌のあるバーで、稲葉事件の話をしていたら、マスターがつぶやきました。「俺、見たことあるんだよ、稲葉」。マスターの話では、当時(たぶん90年代?)の元警部は「そりゃあもう、恐いったらないね」であったようです。稲葉警部の名刺がある店ではヤクザは暴れなかったらしい。昔は「キソウ(機動捜査隊)の稲葉」なんて異名もあったほど。顔役という奴です。

友だちの兄貴が道警勤務なので、酒呑みついでに稲葉事件当時の道警の内情を聞いてみました。あの時、上の人間は「道新さん、書いてくれなくて助かったよ」的な発言を漏らしていたらしい。それを小耳にはさんだ道新は、ちくしょう、暴き切れなかった、と悔しくてしょうがなかったらしいです。その時の悔しさが、昨年の執念の「道警疑惑追及」キャンペーンに至るバネになったのでしょう。

grandきょ年の11月30日。札幌の弁護士が服役中の稲葉元警部から裏金の事情をききました。稲葉元警部は裏金捻出のシステムをばらしました。道費と国費の「旅費」の一部を裏金化していたこと、他の部署でも行なわれていたこと、その裏金を管理する人物のこと‥その証言に沿った金の動きも確認されています。もちろん道警OBたちはシラをきり、現職の人間も「取材拒否」なわけですが。時間の問題でしょう。今後も稲葉の発言に要注目です。

grand道新のスクープだけでなく、道警と道新の泥沼の闘いも見逃せません。道警は道内の警察署に「道新とるな!」とふれ回っていました。実際100部程度解約になったらしいです。そのうち道新の新聞配達の自転車を蹴飛ばしたりしはじめそうな、こどもじみた嫌がらせです。また「道新にスクープさせた署はリークだとみなすぞ!」なんておふれを出しとります。記者に対して突然態度を豹変させたお偉いさんもいるようです。

どんどん悪者になって行く道警と反比例して、イメージアップをとげた道新ですが、そこがまた心配の種です。過去には函館新聞創刊のとき、同新聞社のCMを流すな、とテレビ局に圧力をかけたりしてたし。最近では道新が道東で力をもっている北日本広告社を買収し、広告業で道内を牛耳る?計画を進めています。けっこう道新もやることやってるんです。「道警VS道新」は互いに悪事を叩きあう構図が理想なのですが、そうにもいかないでしょう。道警裏金9億数千万はあまりにもでかすぎる悪事です。自殺者もからんでいます。道警の底なしの悪事を叩く、道新の光輝く正義。今年、その影に道新の増長がまぎれてしまいそうな予感がしてます。

grand
text by 副部長


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